フリーランスエンジニア向けエージェント12社! おすすめな理由と失敗しない選び方

近年、IT業界では独立するエンジニアが多くなり、フリーランスエンジニアと企業を結ぶエージェントを利用する人が増えています。本記事ではフリーランスエンジニアおすすめのエージェント12社のご紹介に加え、エージェントを利用するメリット、選び方や注意点、利用の流れや準備物まで解説しています。

本記事を読めば、エージェント選びに迷うことがなくなり、あなたにピッタリのエージェントが見つかるでしょう。フリーランスエンジニアとして安定的に案件を獲得していきたい方は、是非最後まで読んで、あなたに合うエージェントを見つけてみてください。

目次

フリーランスエンジニア向けエージェントとは

フリーランスエンジニア専用エージェントは、登録者のスキルや働き方などの希望に添って案件を紹介してくれるサービスです。利用者登録は基本的に無料で、案件に参画することになると仲介手数料(マージン)が発生する仕組みが一般的です。

フリーランスエンジニア専用エージェントに紹介してもらえるのは、エージェント側で審査済みの企業の案件です。エンジニアは営業に時間をかけずに済むだけではなく、信頼性のある企業と繫がれるメリットがあります。実績を残すことができれば、継続して安定的な案件獲得も見込めるでしょう。案件受注の他にも、手厚い福利厚生や面倒な税務処理のサポート、セミナー・勉強会の開催など、エージェントごとに独自のサービスが展開されています。

以上のような利点があるため、フリーランスエンジニア専用エージェントは、フリーランスになったばかりの人もベテランフリーランスの人も長く使えるサービスとなっています。エージェントはそれぞれ持っている案件の種類が異なるため、3件から4件程度、複数のエージェントに登録して利用するのがおすすめです。

以下からはフリーランスエンジニアにおすすめのエージェントを12社厳選して紹介していますので、気になるサービスがあれば登録してみてください。

フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント12社

では、ここからはフリーランスエンジニア向けの案件が多い、代表的なエージェントをご紹介します。

1. FLEXY

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FLEXY(フレキシー)には、週2日から週3日のリモート開発案件が多数あります。

平日夜だけ、土日だけなど、稼働日数や頻度を選ぶことも可能です。開発だけでなく技術顧問やディレクション案件など幅広い領域をカバーしているので、キャリアチェンジを考えているエンジニアも理想の働き方を探せます。

社会課題でもあるエンジニアの多重請け構造と向き合うことをミッションとしているため、クライアントは自社プロダクト・自社サービスのあるIT・WEB企業が中心です。

自社プロダクトを持つ企業での開発はコミュニケーションをスムーズに取りながら開発業務にあたることができるのがメリットです。

他には非IT企業でのプロジェクトや技術顧問案件、業務委託から正社員へ移行した事例もあります。

運営会社 株式会社サーキュレーション
公開案件数 2,713件
単価の例 48万円/月~(週3日稼働の場合)、~90万円/月(週4~5日稼働、開発案件の場合)
※平均的なお支払い額です。案件や条件によって変動します。
サポート・福利厚生 CTO meetupの開催
FLEXY コミュニティの開催(ご登録者交流会)
ベネフィットプラン
報酬支払いサイクル 月末締め翌月末支払い

FLEXYでは週1日~ビジネスタイム外案件も多数取り揃えております。コンサルタントがご希望に沿った案件をご紹介いたしますので、是非お気軽にご相談ください。

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2. レバテックフリーランス

レバテックフリーランス 画像引用:レバテックフリーランス

レバテックフリーランスでは、商談の調整や交渉、契約の手続きなど、フリーランスエンジニアの事務作業を「バックオフィス業務」として、これらを全面サポートすることを謳っています。

契約更新率90%という安定性を誇り、1対1で行う無料の個別相談会も実施しています。

運営会社 レバテック株式会社
公開案件数 約4.3万件
単価の例 ~155万円/月(開発案件の場合)
サポート・福利厚生 レバテックケア(税務サポート、ヘルスケア、スキルアップ・交流会など)
報酬支払いサイクル 当月末締め、翌月15日支払い

3. ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ 画像引用:ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズの案件は週2、3日の稼働やリモートなど、時間も場所も比較的が自由なものがあります。

新技術、トレンドの技術を取り入れているスタートアップ企業が多いので、最新の技術に追随したいエンジニアには魅力的です。

運営会社 株式会社Hajimari
公開案件数 約4000件(エンジニアのみ)
単価の例 ~100万円/月(開発案件の場合)
サポート・福利厚生 ITプロトータルサポート(賠償責任保証、所得補償制度など)

4. Midworks

Midworks 画像引用:Midworks

IT系のフリーランスエンジニア、個人事業主のデザイナー専門のエージェントであるMidworks

登録すると全案件の80%を占めるという非公開案件を紹介してもらうことが可能です。

賠償責任補償や健康診断優待、生命保険料の半額負担、経理アプリの無料利用など「正社員並みの保障がついたフリーランスサービス」を謳った福利厚生があります。

審査は必要ですが、案件が無いときに一定額を給付して行収入が途切れないようにする「給与保障制度」も特長的なサービスのひとつです。

運営会社 株式会社Branding Engineer
公開案件数 約8,000件
単価の例 ~200万円/月(開発案件の場合)
サポート・福利厚生 フリーランス協会のベネフィットプラン、給与保障制度など
報酬支払いサイクル 20日サイトが基本

5. Crowdtech

Crowdtech 画像引用:Crowdtech

Crowdtechは、クラウドソーシング大手の株式会社クラウドワークスが自社のノウハウを活かして運営しています。

クライアントの登録社数が74万社と多いこと、案件の97%がリモートワークであることが大きな特長です。

また登録者の報酬アップのための「プロフェッショナル報酬制度」といった、独自のサポートもあります。そのほか、家事代行やベビーシッターサービス、子供英会話教室の割引など100種類ものサービスをお得に利用できる福利厚生が充実しています。

運営会社 株式会社クラウドワークス
公開案件数 約7,000件(エンジニアのみ)
単価の例 ~150万円(開発案件の場合)
サポート・福利厚生 フリーランスライフサポート(健康、育児サポートなど福利厚生サービスなど)
報酬支払いサイクル 当月末締め、翌月15日支払い

6. PE-BANK

PE-BANK 画像引用:PE-BANK

PE-BANK30年以上の歴史を持ち、クライアント数の多さを強みとしているサービスです。

全国に拠点を展開しており、案件もエリア別に探すことができます。地方で働くエンジニアのための案件や、派遣の案件もあります。

会社とエンジニアがクライアントから「共同受注」する契約方法を採っており、契約の金額や条件など内容がすべて見られる仕組みであることが特徴的です。

運営会社 株式会社PE-BANK
公開案件数 約6,000件
単価の例 ~300万円/月(開発案件の場合)
サポート・福利厚生 共済会制度、健康サポート、確定申告サポートなど

7.geechs job

geechs job 画像引用:geechs job

geechs job(ギークスジョブ)では開発案件を多く扱っています

サイト内で公開されている市場価値診断や単価を上げるコツ、キャリアアップ事例などの情報は、これからフリーランスになる人にも役立つことでしょう。初心者向けのイベントや相談会もあります。

運営会社 ギークス株式会社
公開案件数 約2,900件
単価の例 ~150万円/月(開発案件の場合)
サポート・福利厚生 フリノベ(会計ソフトの割引サービス、ヘルスケア・グルメの優待利用など)

8.ポテパンフリーランス

ポテパンフリーランス 画像引用:ポテパンフリーランス

ポテパンフリーランスは、フリーランスエンジニアに特化したエージェントです。運営会社はプログラミングスクールも展開しており、IT業界での豊富なネットワークを活かし、WEB上では募集されていない非公開案件や希少案件を多数取り扱っています。

案件数も業界トップクラスで、企業から直接仕事を獲得することが多いため、中抜きを最小限に抑えた高収入案件が豊富なのも特長です。また、独立したてのフリーランスが手間取りがちな税関連や保険関連の手続きについても、専属の税理士やフィナンシャルプランナーがサポートします。

運営会社 株式会社ポテパン
公開案件数 約600件(ほか非公開案件多数あり)
単価の例 ~120万円/月(開発案件の場合)
サポート・福利厚生 税理士やフィナンシャルプランナーによる確定申告・保険などのサポート

9.フォスターフリーランス

フォスターフリーランス 画像引用:フォスターフリーランス

1996年にサービスを開始した、25年以上の実績を誇るITエンジニア専門のフリーランスエージェントです。これまでの登録者数は22,000人にもおよび、IT業界やフリーランス市場について多数のノウハウを持っています。

案件の紹介だけでなく、登録から就業中のサポートまで丁寧なフォローがあるのが特長です。職務経歴書や面接のアドバイス、プロジェクト参加後の定期的なヒアリング、任意でのスキルカウンセリングなども行っています。また、お金やキャリア、スキルアップのためのマイクロラーニングメディアもサイトに公開されているので、いつでも必要な情報を収集できます。

運営会社 株式会社フォスターネット
公開案件数 約2500件
単価の例 ~200万円/月(開発案件の場合)
サポート・福利厚生 税金・保険・確定申告などのサポート報酬
支払いサイクル 月末締め、翌月末日払い(個人事業主の場合)

10.テクフリ(テックキャリアフリーランス)

テックキャリアフリーランス 画像引用:テクフリ(テックキャリアフリーランス)

充実した福利厚生と案件数の多さが特長のフリーランスエージェントです。特に福利厚生については、大手企業と提携して「ITフリーランスコンソーシアム」というサービスを提供しており、休業補償や業務満了金付与、報酬付き休暇、予防接種負担など、正社員並みの充実した福利厚生を受けられます。

またリモート案件や時間の融通が利く案件、マージン率10%の案件など、エンジニア側にとってメリットの多い案件を扱っているのもポイントです。

運営会社 株式会社アイデンティティー
公開案件数 1万件以上
単価の例 ~198万円/月(開発案件の場合)
サポート・福利厚生 保険、休業補償、業務満了金付与、報酬付き休暇、予防接種負担、クレジットカード提供、税理士紹介、事業融資支援など
報酬支払いサイクル 月末締め、翌月末日支払い

11.エミリーエンジニア

エミリーエンジニア 画像引用:エミリーエンジニア

エミリーエンジニアの利用者の平均年収は819万円で、5人に1人が年収1000万円以上です。また案件数は他社より多くはありませんが、実務未経験の言語でも、希望があれば提案する高いマッチング力が魅力です。

運営会社 株式会社ビスタクルーズ
公開案件数 192件(2023年2月22日時点)
単価の例 ~100万円/月(開発案件の場合)
サポート・福利厚生 傷害補償付きベネフィットプラン
報酬支払いサイクル 月末締め、翌月末日支払い

12.FREE-DA(フリーダ)

free-da 画像引用:FREE-DA(フリーダ)

月末締め翌月末払いや、翌々月末支払いのエージェントが一般的であるなか、FREE-DAは業界では珍しく月末締め翌日払い(1日サイト)で報酬や、最短で当日の報酬受け取りも可能です。また、専属担当による手厚いサポートや、充実した福利厚生も特徴です。

運営会社 株式会社ハイウェル / Hiwell Inc.
公開案件数 2900件(2023年2月22日時点)
単価の例 ~80万円/月(開発案件の場合)
サポート・福利厚生 FREE-DAあんしん補償、クレジットカード紹介、ファイナンシャル支援など充実した各種福利厚生
報酬支払いサイクル 即日払い:月末締め翌日払い(1日サイト)も可

フリーランスエンジニアの年収・単価相場

先の項目ではフリーランスエンジニア向けエージェントを12社ご紹介しました。各社の報酬についてはさまざまですが、以下では言語別のエンジニアの年収相場を公開しています。エージェント選びの参考になれば幸いです。

フリーランスエンジニア向けエージェントの利用をおすすめする7つの理由

自分で直接クライアントとやり取りせずにエージェントを利用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下に7つの主なメリットを紹介します。

営業する手間と時間が省ける

会社員とは違いフリーランスの場合は、仕事を獲得するために自ら営業をかけなければなりません。システムの開発をしながら営業も行って案件を獲得していくのは、かなりの時間と手間がかかります。獲得した案件は自ら開発を行うため、営業するための時間確保も大変です。営業している時間は収入にならないというのも、フリーランスの大変なところです。

また敏腕営業マン並みの営業力のあるエンジニアの場合は問題ありませんが、そうではない場合、腕がよくてもなかなか仕事を獲得できないこともあるでしょう。

エージェントを利用すると、自分のスキルや条件に合った案件を紹介してもらえるので、営業を行う手間と時間が省けます。仕事を獲得しやすくなり、開発の作業に専念できるのがメリットです。

面倒な事務処理をする手間が省ける

フリーランスになると請求書作成などの事務仕事も自分で行わなければならず、会社員時代になかった雑務を面倒に感じる人もいるでしょう。契約締結や請求書の作成や送付などは、仕事と同じく多くの時間を費やす作業です。

そんな面倒な事務手続きを解消し、仕事に集中できるようになるのは、エージェントを利用する大きなメリットです。

以下ではフリーランスが直面する税金などについて解説しています。どれも大切なことですので、是非合わせてご覧ください。

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安定的に受注できる

正社員にはない自由な働き方ができるのがフリーランスエンジニアの魅力ですが、仕事の不安定さに不安を覚える方も多いでしょう。しかしエージェントを利用することによって、安定的な受注が可能となります。

エージェントを利用していない場合は、案件の終了とともに収入も途絶えてしまいます。しかしエージェントの場合、エンジニアの案件の終了時期が近づくと、また別の案件を紹介してくれるため、安定的に収入を得ることができます。

フリーランスの不安定さを解消してくれるのは、エージェントを利用する大きなメリットのひとつでしょう。

案件の条件交渉や契約・請求をサポートしてくれる

フリーランスになると条件の交渉や費用の請求も自分で行わなければなりませんが、企業相手だと個人のフリーランスエンジニアの立場は弱く、望んだ条件が通らない場合も少なくありません。エージェントは仕事を紹介するだけでなく、条件交渉や業務委託の契約手続き、企業への支払い督促のサポートなど、業務以外のフォローも行います。

エージェントを利用していないフリーランスの場合は、契約・報酬など企業とのトラブルがあった際に、個人的に対応しなければなりません。

交渉や事務手続きを相談できる相手がいるのは、フリーランスにとって心強いことです。

幅広く案件に着手できる

現状ではフリーランスエンジニアと直接契約するより、仲介業者を立てた方がさまざまなトラブルを回避できるという理由から、手数料を取られてもエージェントを利用する企業が少なくありません。そのため、フリーランスエンジニアもエージェントに登録した方が、より幅広いジャンルの案件に着手できるチャンスがあります。

特に大企業の大型プロジェクトなど、自分で営業をかけてもなかなか参加できない案件に携われるのは大きなメリットです。幅広いジャンルで経験を積めば、それが実績にもなりスキルアップにもつながります。

福利厚生が用意されているサービスもある

フリーランスになると、会社員のようなしっかりとした福利厚生が受けられなくなるのはデメリットのひとつでしょう。しかし、エージェントの中には、福利厚生のサービスが充実しているところもあります。具体的には給与保障や保険補助、確定申告や資格取得などのサポートが受けられるなどです。

エージェントによっては、各種割引や勉強会の開催、ヘルスケアなどを実施しているところもあります。案件を取得しなくても、登録しただけでこれらの福利厚生を利用できるところもあるので、エージェント選びの際には参考にするとよいでしょう。

高額案件の獲得が見込める

エージェントを利用すれば、個人の営業では受注が困難な大手企業の案件を受注できたり、高単価な案件を受注できたりする可能性があります。

今までエージェントを利用せずに個人で営業することによって商流の深い下請けの低単価な案件を受注していた方でも、エージェントを利用することで、企業と直接契約の案件など、高額案件を保有しているエージェントから案件を紹介してもらうことも可能になります。

企業との報酬の交渉などもエージェントが代行してくれますので、フリーランスエンジニアとして収入アップを目指すのであれば、エージェントを利用してみるのもよいでしょう。

FLEXYでは多数の高額案件を取り揃えております。コンサルタントがご希望に沿った案件をご紹介いたしますので、是非お気軽にご相談ください。

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フリーランスエンジニア向けエージェントを利用する2つのデメリットと対処法

フリーランスエンジニア向けエージェントを利用するメリットを解説しましたので、ここからは気になる2つのデメリットとその対処法について解説いたします。

マージン・仲介手数料が発生する

エージェントを利用すると仲介手数料が発生し、エンジニアの報酬額から引かれます。 仲介手数料を引かれることがどうしても気になってしまう方は、エージェントを利用するか慎重に検討しましょう。仲介手数料の相場は、エンジニア報酬の10%〜25%程度と言われています。

しかし営業や、契約などの雑多な事務作業、受注後のサポートなどを代行し、高単価な案件を紹介してもらえる可能性があるため、メリットは大きいでしょう。基本的にエージェントは仲介手数料の割合を公開していないため、思っていたより収益が低かった、なんてことにならないよう、エージェントを利用する場合は仲介手数料が差し引かれることを見越した収入の希望額を、予めエージェントに伝えておくことが大切です。

働き方の自由度が下がることがある

フリーランスエンジニア向けエージェントの案件のなかには【週5日勤務】や【オフィス出社】などの案件もあるため、自由度の高さを求めてフリーランスになったにも関わらず、社員として働くのと変わらなくなってしまった、といったケースもあります。

しかしエージェントの中には【リモートワーク】や【週1日から】などの案件を持っているエージェントもありますので、エージェントのサイト内で検索してみたり、登録して非公開案件について聞いてみるのもよいでしょう。また、例えば【リモートで週3日】など理想の働き方があるのであれば、エージェントに共有しておくことが重要です。

フリーランスエンジニア向けエージェントの選び方や注意点

近年、フリーランスエンジニア向けエージェントの数はますます増えています。ではエージェントを選ぶ際は、どのような点に考慮すればよいのでしょうか。以下に参考にしたい8つのポイントを紹介します。

各エージェントの強みを把握する

フリーランスエンジニア向けエージェントには、それぞれ強みや特長が違います。例えばシステムエンジニアひとつとってもWeb系、汎用系、オープン系、制御系などさまざまなジャンルがあり、エージェントによってどの分野の案件に強いかは若干異なります。

またそれ以外にも、地方案件が多い、リモートワーク可など勤務形態がフレキシブルな案件が豊富、高額案件や上流工程の案件に強い、非公開案件が多いなど、それぞれ特長があるので、自分のスキルや条件に合ったところを選びましょう。

案件紹介の実績や口コミなどを参考にする

エージェント選びでは、案件紹介の実績や口コミも参考になります。案件紹介の実績が多ければ、それだけノウハウを蓄積していることになるので、エージェントへの信頼度も高まります。

また、口コミでは実際に利用した人の感想が分かるので、企業のサイトなどでは公表していない情報が分かることもあります。ただし、口コミはあくまで個人の感想なので偏りがあり、あまり気にしすぎるとどれを選べばいいか分からなくなってしまいます。あくまで参考程度にとどめておきましょう。

サポート内容もチェックする

案件紹介以外の、福利厚生やサポートも重要です。フリーランスになったばかりの人は特に手続き関連で手間取ることも多いので、確定申告や請求書作成など、各種事務手続きのサポートがあるエージェントは心強いでしょう。

また、エージェントの中には正社員のように福利厚生が充実しているところもあります。仕事がないときの所得補償や、社会保険のサポート、健康サポートや共済会制度、各種割引などエージェントによって福利厚生の内容はさまざまです。そうしたサポート部分も確認した上で、選択するとよいでしょう。

マージン・仲介手数料や商流をチェックする

デメリットの部分でも触れたように、エージェントの利用には仲介手数料が発生します。仲介手数料の割合を公開しているエージェントは少ないため、ある程度の相場を理解し、利用者の声などをチェックしておくとよいでしょう。

また企業からの直受け案件ほど仲介手数料が低く、企業とエージェントの間に入る会社が多くなるほど仲介手数料が高くなる傾向があるため、直受け案件が多いのか、案件ごとの商流の深さがどれくらいなのかをチェックしましょう。

報酬が支払われるまでの期間をチェックする

代金が発生してから支払われるまでの期間のことを支払いサイトと言います。エージェントを利用するフリーランスエンジニアの場合は、案件を終了し報酬が確定した後、エージェントから報酬が支払われるまでの期間のことを言います。基本的には多くのエージェントが支払サイトを30日としていますが、エージェントにより最短は15日から最長で60日などと幅があります。

1か月くらいで振り込まれると思っていたのにまだだった、ということにならないよう、報酬が支払われるまでの期間をチェックしておきましょう。

対応エリアをチェックする

案件数が多くても、リモートワークがなく、対応エリアが首都圏など一部の地域に限られていると、他の地方在住者にとっては、案件を受けること自体ができなくなってしまいます。出社できる場合は通える範囲の案件がありそうか、居住地から遠くてもリモートで対応できるのか、確認することが大切です。

スキルに見合った案件があるかチェックする

エージェントを利用するメリットとして、経験の浅い方でも個人で営業するより受注しやすいということが挙げられます。

エージェントによって、経験が浅い方も対応できる案件数に差がありますので、自身のスキルに見合った案件があるかチェックしてみましょう。また自身のスキル感をエージェントに伝えられるようにしておくことも重要です。

非公開案件をチェックする

非公開案件とは、エージェントのWebサイト上で一般に公開していない案件のことで、高単価なものが多い傾向にあります。前述したとおり非公開案件のチェックはエージェントのWebサイトで検索しても詳細がわからないため、非公開案件のチェックはエージェントに登録してからの話になります。非公開にしている理由は企業ごとにさまざまですが、非公開案件の数は一般公開されている案件の数よりも多いと言われています。

多くの案件が確認できるため、実際に登録してエージェントに聞いてみましょう。

FLEXYでは多数の非公開案件がございます。是非登録してご確認ください。

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フリーランスエンジニア向けのエージェントを利用する際の流れ

各社で細かい部分は異なりますが、利用の流れは大まかに下記の通りです。

1.エージェントに登録・担当者と面談

サイトのユーザー登録画面から、自分のプロフィールやプロジェクトの実績、保有スキルなどを登録します。

その後はエージェントの担当者とオンラインで面談を行うことになり、キャリアやスキル、案件の希望条件などを詳しくヒアリングされます。面談は対面やオンライン、電話などエージェントによって異なります。

2.紹介案件にエントリー

案件をサイトで検索して申し込むか、もしくはエージェント側から案件を紹介されます。まだ公開していない非公開案件を紹介されることもあるでしょう。

3.企業と面談・面接

案件に申し込んだらクライアントとの面談を行います。面談は1~2回で、エージェントの担当者も大抵同席します。志望動機や経験、スキルなどについて聞かれますので、よくある質問は回答を事前に準備しておくのがおすすめです。

面談がスムーズに進むように、職務経歴書やスキルシートには、所有する資格や得意分野、扱える言語や実績について具体的に書いておきましょう。

企業面接で話す内容や準備しておくことはこちらにまとめていますので、是非ご覧ください。

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4.条件交渉し問題がなければ契約

面談・面接に合格すれば、企業と正式に業務委託契約を結びます。その際、報酬その他の条件が希望に合っているかも確認しましょう。もし納得できない場合は、担当者に伝えると条件交渉を行ってもらえます。

5.案件の稼働

契約が成立すれば、いよいよ案件の稼働開始です。出社して業務を行う場合は、企業が指定した日時に所定の場所へ行き、作業します。在宅の場合も先方の指定した日から業務を開始します。分からないことや心配なことがあれば、エージェントに相談すれば対応してくれます。

また、報酬を得るためには勤務管理表や作業報告書、請求書などを企業に提出しなければなりませんが、そうした書類作成のサポートがあるエージェントもあります。

エージェントに登録する前に準備するもの

エージェントに登録するにあたっては、どのようなものを準備しておく必要があるのでしょうか。以下にそろえておきたいものを2点紹介します。

職務経歴書やスキルシート

エージェントに自分に合った案件を紹介してもらうためには、どのようなスキルや経験があるのかがひと目で分かる職務経歴書やスキルシートが必要です。

エージェントの方でフォーマットが用意されている場合は、それに沿ってこれまで手掛けてきた仕事や参加したプロジェクト、使用できる言語や所有する資格などを細かく記載しましょう。得意分野や希望する案件の傾向なども併記しておくと、さらにマッチングしやすくなります。

フリーランスとしての経験が浅かったり、フリーランスの準備中だったりする場合は、会社員時代の経歴を記載するとよいでしょう。

職務経歴書やスキルシートの書き方についてはこちらにまとめていますので、是非ご覧ください。

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身分証明書

エージェントに登録面談の際は、身分証明書の提示が必要になります。運転免許証や保険証、マイナンバーカードなど、身分を明らかにするものを必ず持参しましょう。

その際、職務経歴書に記載した住所と身分証明書の住所が一致するかも確認されます。もし引っ越しなどで住所が変わった場合は、身分証明書の住所変更手続きが済んでいるかもチェックしておいてください。

こちらの記事ではフリーランスになる方法について解説していますので、合わせてご覧ください。
フリーランスとは何か? なり方や開業後にすべきことを解説

まとめ

おすすめのフリーランスエンジニア向けエージェントや、エージェントを利用するメリット、エージェント選びのポイント、案件稼働までの流れなどについて紹介しました。

一口にフリーランスエンジニア向けエージェントといっても、得意分野や特長はそれぞれ異なります。初心者向けか高スキル技術者向けか、募集案件の傾向や福利厚生、各種サポートなどもよく確認した上で、自分の求める条件に合ったエージェントを選びましょう。

エージェントへの登録は基本的に無料で行えますので、今回ご紹介したエージェントの中で3社から4社程度、複数登録してみましょう。

FLEXYではフリーランスエンジニアの方向けに高単価な案件を取り揃えております。ご希望に沿った案件をご紹介いたしますので、まずはお気軽にご登録ください。

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FLEXYとはABOUT FLEXY

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