バックエンドエンジニアの平均年収は? 年収を上げるためのスキルとは
バックエンドエンジニアの平均年収や仕事内容、求められるスキル、経験について説明します。また、バックエンドエンジニアの将来性や求人例、年収アップの方法なども解説しているので、「バックエンドエンジニアとして活躍したい」「フリーランスへ転向したい」と考えている方、必見の内容です。
目次
バックエンドエンジニアとは？
バックエンドエンジニアへの転向を検討しているのなら、仕事内容やフロントエンジニアとの違い、将来性などをあらかじめ把握しておきましょう。
バックエンドエンジニアの仕事内容
Webサービスやアプリの裏側の開発を担う職業が、バックエンドエンジニアです。ユーザーの目には触れない処理全般を担い、システムの基盤となるサーバの処理設計・構築やデータベース設計、システム運用・保守など、業務領域は多岐にわたります。バックエンドエンジニアの仕事内容について詳しく解説した記事もありますので、バックエンドエンジニアがどのような仕事をしているのか、何がやりがいなのか知りたい方をご覧ください。
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バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアの違い
前述した通り、バックエンドエンジニアはWebサービスやアプリの中でも、ユーザーの目に触れないようなシステムの基盤の設計や構築を担当します。
フロントエンドエンジニアの主な仕事内容は、ユーザーの視点から見たWebサービスやアプリの構築です。ユーザーにとって使い勝手の良いものを構築するには、UIやUXに関する高度な知識が求められます。
開発工程においてフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアが分担して業務にあたるのは、責任の範囲を明確にすることが目的です。ただ、規模が小さなプロジェクトやシンプルな設計の開発では、フロントエンドとバックエンド双方を兼務するケースもあります。
バックエンドエンジニアの仕事の将来性
近年では、開発環境の構築や仮想サーバの作成、データベースの運用などを行えるクラウドサービスが登場しています。従来バックエンドエンジニアが担っていた業務領域の一部を、クラウドサービスで埋め合わせられるようになりました。しかし、バックエンドエンジニアにしか担えない業務領域もあり、今後も一定の需要は維持されると考えられます。例えば、プログラムの開発や、新たな脅威に対するセキュリティ対策や保守業務などは、今後もバックエンドエンジニアの業務として求められていくでしょう。
バックエンドエンジニアの平均年収
転職向けの求人を扱うdodaの調査では、バックエンドエンジニア（サーバエンジニア）の平均年収は、およそ450万円です。サーバやデータベースの設計など、難易度の高い業務を担うため、平均年収は、フロントエンドエンジニアに比べて高い傾向があります。
出典：doda「ITエンジニアの職種別の平均年収 サーバーエンジニア」
国税庁が2021年に公開した「民間給与実態統計調査」によると、会社員の平均給与は433万円です。データの発表元や数値の取り方が違うため単純に比較はできませんが、一般会社員の平均年収と比べても、バックエンドエンジニアの年収は高めだといえます。ただ、実際は勤務先や本人の知識・スキルなどによって、個々の差が出てきます。
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年代別・バックエンドエンジニアの平均年収
年代別で表した、バックエンドエンジニアの平均年収は以下の通りです。
| 20代 | 平均383万円 |
| 30代 | 平均516万円 |
| 40代 | 平均604万円 |
| 50代 | 平均732万円 |
出典：doda「ITエンジニアの職種別の平均年収 サーバーエンジニア」
既出の「民間給与実態統計調査」によると、年齢階層別の平均給与は、20～24歳が242万円、25～29歳が319万円です。バックエンドエンジニアは20代のうちから、一般の会社員より多めの年収を得られる可能性が高いとわかります。
雇用形態別・バックエンドエンジニアの平均年収
バックエンドエンジニアの平均年収は、勤務先や雇用形態によって大きく変わります。正社員の場合は約430万円、フリーランスの場合は在宅勤務で約600万円、企業への常駐型で約700万円が目安です。
バックエンドエンジニアの求人例
「FLEXY」に掲載されている、バックエンドエンジニアの案件例を紹介します。
海外用Wifiレンタルサービス運営企業でのバックエンド開発
年内のリリースに向けた大規模サイトの開発に携わる案件です。
■案件概要
- 職種：サーバサイドエンジニア
- 稼働日数：週3〜5日、ビジネスタイム以外の空き時間
- 報酬：〜100万円／月
- 勤務地：東新宿
- リモート：可
■業務内容
- 海外用Wifiのサイトのバックエンド開発
■必須要件
- 大規模サイトにおける開発経験
- PHP（Laravel）を使用したバックエンド開発経験年数5年以上
子供向けプログラミング教室検索サイトのバックエンド開発支援
バックエンド開発支援と、メンバー育成のサポートに関する案件です。
■案件概要
- 職種：サーバサイドエンジニア
- 稼働日数：週3〜5日
- 報酬：〜80万円／月
- 勤務地：渋谷
- リモート：可
■業務内容
- 子供向けプログラミング教室検索サイトに関するバックエンド開発
■必須要件
- Ruby on Railsでの開発経験（理想はBtoCプロダクト開発経験）
- RDBMSを用いた開発経験
- 規模は問わずGitHub等を使ったチーム開発経験
バックエンドエンジニアが年収を上げる方法とは？
バックエンドエンジニアの年収アップに有効な方法は、高度なスキルや専門性の習得です。他に、高待遇で迎えてくれる企業への転職やフリーランスへの転向も、年収アップにつながる可能性があります。
高い専門性やスキルを身につける
バックエンドエンジニアはJavaやPHP、JavaScript、Ruby、GOなど、さまざまなプログラミング言語を扱います。業務によって求められる言語は異なるものの、PythonやC#など多くの言語を習得しておくと、対応できる業務領域が広がり、年収アップにつながりやすいです。
クラウドサービスに関する専門性を高めることもひとつの手です。例えば、フロントエンド・バックエンド双方の開発をサポートできる、「AWS（Amazon Web Services）」のようなクラウドサービスの扱い方を習得すれば、活躍できる場がさらに増えると考えられます。
また、資格の取得も検討してみましょう。例えば、IPA（情報処理推進機構）が主催している、「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」などが候補として挙げられます。資格の取得によって、ITや開発に関する一定の知識やスキルを保有していることを証明できるため、年収を募集時の提示額より高く設定して採用してくれるケースもあります。
別の会社に転職する
バックエンドエンジニアは、高収入を期待できる職業ではあるものの、勤務先によって給与は大きく変わります。年収アップを狙うのであれば、より高い年収を得られる企業への転職を検討することも重要です。
実績や経験が豊富な場合、即戦力として採用してくれる可能性があります。さらに、育成やマネジメントの経験者も、貴重な人材として好待遇の対象になり得ます。
実績は、面接などで積極的にアピールしましょう。実績を目に見える形でアピールすると効果的なので、ポートフォリオを作成した上で面接に挑めば、採用してくれる確率が高まります。
フリーランスとして独立する
実績や経験だけではなく、実力にも自信があるのなら、フリーランスへの転向もおすすめです。年功序列制度を採用している企業では、実力があってもなかなか給与が上がりません。一方、フリーランスは実力次第で、年収をすぐに大幅アップできる可能性があります。
柔軟で自由度が高い点や自分のペースで働ける点、ワークライフバランスを整えられる点などが、フリーランスの魅力です。
ただ、フリーランスは収入が不安定になるリスクが発生します。上手く集客できなければ、収入が途絶えることも考えられるので、フリーランスへの転向にはそれなりの覚悟が必要です。「数カ月間、収入が途絶えても生活できるように貯蓄をしておく」「フリーランスになる前に顧客を獲得しておく」など、万全を期して独立しましょう。
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バックエンドエンジニアが年収をアップさせるために必要なスキル
年収アップに必要なスキルとして、まずプログラミングスキルが挙げられます。バックエンドの業務でよく用いられる言語の習得はもちろん、より幅広い言語やフレームワークを扱えるようになれば、対応できる業務領域が広がります。
フロントエンドの開発スキルを習得することも、年収アップに有効です。バックエンド・フロントエンド双方を兼務できる人は、貴重な人材であると認識されます。HTMLやCSSを扱える能力やデザインフレームワークの知識、ブラウザ開発者ツールの使用スキルなどの習得をおすすめします。
近年では、クラウドサービスを用いた開発も盛んです。したがって、クラウドサービスを使いこなして開発できれば、業務の幅が広がるとともに年収アップが期待できます。
また、コミュニケーションスキルも磨きましょう。特にフリーランスは、営業活動で顧客に自身を売り込む際や、クライアントとの打ち合わせのにコミュニケーションスキルが求められます。フリーランスの道を選ばずとも、バックエンドエンジニアはチームで業務に携わるケースが多いので、コミュニケーションスキルを磨いて損はありません。
まとめ
バックエンドエンジニアの需要は今もなお高く、今後も活躍の場がなくなることは考えにくい状況です。年収アップを狙うのなら、スキルを磨きつつ、高収入の企業への転職やフリーランスへの転向も検討してみましょう。
バックエンドエンジニアの案件獲得には、FLEXYサービスがおすすめです。完全リモートの案件が豊富で、バックエンド開発関連の案件も数多く扱っているため、この機会にぜひ利用してみませんか。
