PHPエンジニアの年収や相場は? 基本知識と必要なスキルを押さえる

PHP 年収・単価相場

PHPはプログラミング言語の中でも比較的ポピュラーですが、PHPエンジニアがどのような開発に携わっていて、単価がどれくらいなのかを知らない方もいるのではないでしょうか。

ここではPHPの基礎的な知識から報酬単価、単価アップの秘訣について解説します。

PHPとは動的なコンテンツを得意とするプログラミング言語

PHPは、WebアプリケーションやWebサイトなど、動的なコンテンツの作成を得意としたコンテンツです。実際、ここ10年のWebコンテンツの開発では、PHPのシェア率が80%前後となっており、多くの開発者に利用されています。

PHPについて

PHPは、1994年にRasmus Lerdorfが作成したプログラミング言語です。作成当初は、Personal Home Page Toolsの頭文字を取ったものでしたが、後にPHP:Hypertext Preprocessの略称と改められました。

このようにホームページやハイパーテキストと名前がついている通り、Webに関連したサービス向けに開発された言語です。

Web向けの言語としては、JavaScript、Java、Ruby、Pythonなどがありますが、この中でもダイナミック指向のWebコンテンツ制作に向いているのがPHPです。

特徴としては、「サーバサイドプログラミング言語である」「幅広いデータベースをサポートしている」「需要が高いためナレッジが豊富にある」「初心者でも学習しやすい」「CMS開発が簡単にできる」といった点が挙げられます。

PHPの需要性と将来性

前述している通り、PHPはWebコンテンツ市場では、大きなシェアを誇っています。そのため、現状も案件は豊富にあり需要はまだまだあります。

移り変わりの激しいIT業界で10年以上も残っているため、使用されなくなるということはしばらくないでしょう。

しかし、Webコンテンツに特化しているという点や、他の言語の人気によりシェアが減っていく可能性は考えられます。たとえば、近年は、WebサイトだけでなくアプリケーションやSNSといったシェアが増えています。

これらの開発には、PHP以外の言語が用いられることがあるため、Webサイトの需要が減ればPHPの需要も減る可能性があります。

また、WebコンテンツではRubyやPythonが使用されることもあるように、他の言語にシェアが奪われる可能性もあるため、エンジニアは時代の変化を意識しましょう。

PHPでできる主なこと

実際の現場では、PHPはどのようなものに使用されているのでしょうか?ここでは主要な開発例を3点ご紹介します。

Web開発

Webコンテンツによくある「ログイン・パスワード認証」「会員専用ページ」「商品カート」「決済システム」などは、サーバ上での処理をしなくてはいけません。PHPは、サーバサイドプログラミング言語なので、こうした処理の作成が得意です。

たとえば、ユーザーがあるコンテンツにログインしようとしたときに、IDやパスワードで認証を行います。

このときサーバサイドでは、入力された個人情報を傍受されないように暗号化してサーバに受け渡します。そして、情報を照合して確認ができたら、ログイン完了の画面や会員専用コンテンツを送信して、ユーザー画面に表示します。

PHPはこのような処理が得意であり、作成方法もそれほど難しくありません。このことがPHPを多くのWeb開発に利用する要因となっています。

業務システム開発

業務システム開発にPHPを用いるケースも多々あります。たとえば、勤怠管理や日報などの定期報告書をまとめるシステムなどです。

これらは独自のサービスを利用したり、WordやExcelを用いたりする企業も多くあります。しかし、データ管理に煩雑さや不便さがあるため、アプリケーションで管理したほうが効率的です。

ですが、効率化のために業務システム開発を検討するものの、リソースや資金をあまりかけられない場合があります。

そこで扱いやすく開発のしやすいPHPが選ばれる傾向にあるようです。開発を外部に発注して保守・運用は自社で行ったり、開発自体を自社で行うケースもあります。

ゲーム開発

PHPは、ゲーム開発に使用されることもあります。どのようなゲームでもデータの処理が必要不可欠なため、ゲームデータ情報のやり取りや、ユーザー情報の認識などにPHPが使用されます。

このように内部のデータ処理に利用されることがほとんどですが、ブラウザゲームのようなWeb向けのゲームではPHPを主に構築されることも稀にあります。

また、ゲーム自体の3Dデータの処理などは、ゲームエンジンを利用して開発され、ゲームエンジンの言語にはC/C++、C#、JavaScript、Booといったものが使用されます。

PHPエンジニアの年収

PHPエンジニアの平均年収や単価相場について解説します。収入アップを考えている方は参考にしてみてください。

平均年収

フリーランスエンジニア向けIT求人・案件サイトの「フリーランススタート」によると、経験年数別によるPHPエンジニアの年収は以下のようになっています。

  • PHP経験1年未満:33万円前後 (年収390万円)
  • PHP経験1年~2年:39万円前後 (年収468万円)
  • PHP経験2年~3年:55万円前後 (年収663万円)
  • PHP経験3年~5年:65万円前後 (年収780万円)
  • PHP経験5年以上:78万円前後 (年収936万円)

経験年数だけでなく、取得する案件の単価によっても年収は大きく変化します。同社の調べによると、フリーランスのPHPエンジニアの最低年収は「240万円」、最高年収は「2,400万円」です。

また、フリーランスか会社勤務かによっても年収に違いがでます。

同社の調べによるとフリーランスエンジニアの平均年収は「788万円」、会社勤務エンジニアの平均年収は「469万円」となっており、フリーランスエンジニアの方が高い年収を得やすい傾向にあります。

引用:PHPのフリーランス求人・案件一覧
引用:PHPエンジニアの年収とは?エンジニアの年収比較や年収アップの方法を解説

案件の単価相場

前述したように、案件の単価により年収は大きく変化します。「フリーランススタート」の募集案件ごとの最低/最高単価をみてみると、最低単価が「20万円」最高単価が「200万円」と20倍もの開きがあります。

最低単価の案件を毎月1件ずつ取得した場合の年収は「240万円」、再考単価の案件を毎月1件ずつ取得した場合の年収は「2,400万円」となり、年収に大きく差がでることがわかります。

また、PHP案件の単価は、他の言語と比べると多少低い傾向にあります。特にキャリアを積んだ30代以降では他の案件よりも低くなる傾向があり、平均年収が低い言語ワースト2位に入っている統計もあります。

これはPHPのできることが多くないためで、キャリアを積んでも開発するものが変わらないことが要因のひとつと考えられます。他の言語と比べても学習しやすいため、エンジニア数が多いのも要因と考えられます。

年収を上げるコツ

前述した平均年収以下の場合は、まだまだ単価を上げる方法があります。ここでポイントとなるのは、以下の2点です。

PHP以外のWeb開発に必要なスキルも身に着ける

PHPエンジニアとして単価を上げるときに必須なのが、関連した言語の習得です。PHPは、Webコンテンツに強いプログラミング言語なので、関連するものとして「HTML」「CSS」「JavaScript」などが挙げられます。

これらができれば、フロントエンド開発にも携われるため、一人でWebサイト構築ができるようになります。

また、HTNL5やJavaScriptを学べば、ブラウザゲームなど一部のゲーム開発にも応用が可能です。技術量が上がれば自ずと引き受けられる案件も増えてくるため、より単価の向上を狙えます。

そのほかにも、RubyやPythonといった言語もWebコンテンツに使用されるため、覚えておくと取得できる案件の幅が広がります。

コミュニケーション力を身に着ける

これはどんな言語でも言えることですが、単価を向上させたいのであればコミュニケーションスキルの向上が必要です。

開発の現場はチームでの作業がほとんどで、統括する立場であるほど単価も高くなります。また、こうしたクライアントとの打ち合わせを行う上流工程も高単価です。

クライアントとの打ち合わせでは、相手の意図を汲んで設計を行わなければいけません。クライアントにITの知識がないことが多々あるので、実用との兼ね合いを考えて折衷案を出す必要があります。

このような場合だとより内容を理解してもらうためにコミュニケーション能力が必要となるでしょう。

まとめ

PHPエンジニアの案件は他の言語の案件と比べると多少低い傾向にあるようですが、案件単価は20万円〜200万円と幅広いです。高単価の案件もあるため、高い年収を狙うことも可能です。

言語としては需要が大きくあって人気なので、Webに関連した他の言語のスキルや上流工程の経験を取得すれば安定的に高単価の案件取得が見込めます。

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