クラウドエンジニアの12のキャリアパスを一覧で紹介!ロードマップやキャリアチェンジ先の将来性も解説

クラウドサービスを利用してシステムの構築や保守を担う「クラウドエンジニア」は、クラウド化が進んでいる現代において需要の高い職種です。
しかし、「クラウドエンジニアとしてのスキルを活かして、別のキャリアを歩んでみたい」と感じている方もいるかもしれません。
そこで本記事ではクラウドエンジニアのキャリアパスとしておすすめな12の職種を詳しく紹介します。ロードマップやキャリアチェンジ後の将来性も解説するので、理想のキャリアを築くためのヒントになるでしょう。
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クラウドエンジニアのキャリアパス一覧
クラウドエンジニアのキャリアパス一覧は以下のとおりです。
キャリアパス | 業務内容 |
---|---|
クラウドアーキテクト | クラウドサービスの選定からシステム設計まで担う。 |
クラウドセキュリティスペシャリスト | クラウドサービスのセキュリティ対策を行う。 |
クラウドデータエンジニア | クラウド環境におけるデータの収集・保存・処理を担当。 |
DevOpsエンジニア | DevOps環境の構築や、開発・運用全体の最適化を図る。 |
フルスタックエンジニア | サーバーの立ち上げやデータベース設計など複数分野を担う。 |
SREエンジニア | 「SRE」の専門家としてサービスやサイトの最適化を行う。 |
インフラエンジニア | ネットワークやサーバーを含むITインフラ全般に携わる。 |
Webエンジニア | Webサイトやアプリの開発、保守、改善などを担う。 |
PM | プロジェクトをマネジメントし、成功に導く。 |
クラウドコンサルタント | クラウドを使用して課題解決を提案し、実行までサポートする。 |
テックリード | 専門的な知識やスキルで開発をリードする。 |
クラウドプロダクトマネージャー | クラウドプロダクトの戦略を考え、サービスを成長させる。 |
大きく分けると専門性を高める「スペシャリスト」としての道と、組織を目標達成に導く「マネジメント」に進む道があるので、それぞれ詳しく解説します。
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今すぐ無料キャリア相談を申し込むクラウドエンジニアの技術を活かして専門性を高めるキャリアパス8選
クラウドエンジニアとして習得した技術や知識を活かすのにおすすめなキャリアパスは、以下8つの職種です。
- クラウドアーキテクト
- クラウドセキュリティスペシャリスト
- クラウドデータエンジニア
- DevOpsエンジニア
- SREエンジニア
- インフラエンジニア
- Webエンジニア
クラウドアーキテクト
クラウドアーキテクトは、企業のビジネス要件に基づいて、クラウドサービスの選定からシステム設計までを担う専門家です。クラウド活用の環境を構築し、戦略や運用なども考えます。
サーバーやネットワーク、ソフトウェアなどを自社で保有する「オンプレミス」からクラウドへの移行を主導するため、プロジェクトやリスク管理能力も求められるでしょう。加えてAWSやAzure、GCPでの設計経験も必要になり、クラウドアーキテクトとして活躍するためには実績や経験が不可欠です。
クラウドセキュリティスペシャリスト
クラウドセキュリティスペシャリストは、クラウドサービスを安全に活用するためにセキュリティ対策を行います。具体的なセキュリティ対策は、データの暗号化やアクセス制御・ユーザ認証の強化、脆弱性の検知、データのバックアップなどです。
サイバー犯罪の脅威が増している中で、顧客情報や開発に関する秘密情報をクラウドで管理している企業も多く、クラウドセキュリティスペシャリストの需要は今後も高まることが予測されます。
CISSPやCCSPといった資格を取得することで、クラウドサービスの情報セキュリティを任されやすくなるでしょう。
クラウドデータエンジニア
クラウドデータエンジニアは、クラウド環境におけるデータの収集・保存・処理を担当します。要件に基づいてデータインフラを設計・構築することからはじまり、さまざまなソースから膨大なデータを収集してクラウドに取り込むことで、企業が的確な意思決定を行えるよう支援します。
ビッグデータもスムーズに処理可能なPythonといったプログラミング言語をはじめ、ビッグデータを扱うためのSparkやHadoopなどを使用するスキルが求められるでしょう。
DevOpsエンジニア
DevOpsエンジニアは、ソフトウェア開発とIT運用を統合し、効率的なソフトウェアの開発・運用を実現するエンジニアです。インフラの開発や整備を行うこともあり、クラウドエンジニアとしての経験を活かせる業務もあります。
DevOpsエンジニアを目指す場合には、CI/CDツールやAnsible・Chefといった構成管理ツールに関する知識が必要です。開発チームや運用チーム、セキュリティ担当者と連携してプロジェクトを進めるため、コミュニケーションスキルも欠かせません。具体的にはDevOpsエンジニアに必要なスキル(https://flxy.jp/media/article/31997)などを調べておきましょう。
フルスタックエンジニア
フロントエンドやバックエンド開発、インフラ関係の構築や保守、モバイルアプリ開発など、マルチな業務を担当するフルスタックエンジニアを目指すキャリアパスです。クラウドエンジニアとして積み上げてきたクラウドやインフラに関する知識を活かせます。
フルスタックエンジニアを目指す場合には、PythonやJava、HTML/CSSなどのフロントエンドやバックエンド開発に必要なプログラミング言語を学んでおきましょう。さらにサーバーやデータベースといった分野の知識もあわせて身に付けておくと活躍の幅が広がります。
フルスタックエンジニアとして活躍できれば、マルチに業務をこなせる人材として引く手あまたの人材になれます。
フルスタックエンジニアを目指す場合には、フルスタックエンジニアにおすすめの資格やロードマップを調べておくとよいでしょう。
SREエンジニア
SREエンジニアは、SRE(Site Reliability Engineering)に関する専門家で、Webサイトやサービスの運用最適化を目指します。そもそもSREとは、Googleによって提唱されたシステム管理とサービス開発運用に対するアプローチで、手作業で行われてきたタスクを減らしたり自動化したりすることでサービスの安定性と信頼性の向上を図ります。具体的な業務内容はシステムの監視や自動化、クラウド・システムの環境整備、トラブル時の対処などです。
AWS・GCP・ Azureなどの知識が必要なので、クラウドエンジニアとしての経験を活かせるでしょう。さらにPHPやJAVAなどのプログラミング言語やOSへの理解、SQL操作などさまざまな知識・スキルも必要です。
SREエンジニアに必要なスキルやおすすめ資格を詳しくチェックする
インフラエンジニア
クラウドエンジニアとして経験してきたことを活かして、インフラエンジニアになるキャリアパスです。インフラエンジニアは、サーバーやネットワークなどのハードウェア、データベースやフレームワークなどのミドルウェアを構築します。
クラウドもITインフラの一つのため、クラウドエンジニアとして業務を行う上で身についた経験やスキルを活かせるでしょう。もし、ネットワークやサーバーの知識が足りないと感じる場合、独学や有識者に確認する必要があります。
その他にもWindowsやMacなどのOSの基本知識に加え、Dockerなどのコンテナ型の仮想化プラットフォームに対する知見も必要です。特にWeb系の案件に携わる場合は、Linuxのスキルが求められる場面が多いでしょう。
インフラエンジニアを目指す場合には、インフラエンジニアに必要な能力や資格を調べておいてください。
Webエンジニア
WebエンジニアはWebサイトやアプリケーションの開発、デザイン、保守、改善など多岐にわたる業務を担う職種で、HTML/CSS・JavaScript・PHPなどのプログラミング言語スキルが求められます。ユーザーが利用するWebサイトの制作を行うので、自分の仕事に対する反響を直接見れます。
なかにはWebシステムのサーバーをクラウド化する業務もあり、クラウドに関する知見を活用できるでしょう。AWSが提供する仮想サーバー「Amazon EC2」を活用してWebサイト制作を行う機会も増えています。
Webエンジニアは人材不足のため平均年収が高いです。Webエンジニアになるキャリアパスを考えている場合、どのくらい稼げるのかWebエンジニアの年収を確認してみてください。
クラウドエンジニア経験を活かしマネジメントを目指すキャリアパス4選
クラウドエンジニアの経験を活かして、組織を目標達成に導く「マネジメント」を目指すキャリアパス4選を紹介します。専門的なスキルや知識に加えて、マネジメントスキルやコミュニケーションスキル、提案力なども重要な職種です。
- PM(プロジェクトマネージャー)
- クラウドコンサルタント
- テックリード
- クラウドプロダクトマネージャー
PM(プロジェクトマネージャー)
PM(プロジェクトマネージャー)とはプロジェクトのマネジメントを担当する職種です。成果に関する責任を負うのがPMで、進行スケジュールや予算の管理、外部とのコミュニケーションなどを行いプロジェクトを円滑に進めます。
AWSやGCP、Azureなどのクラウドサービスにおける技術的な知見を持ち、Linuxにも精通しているとチームやクライアントからの信頼を得やすいです。
PMには開発に関する知識だけではなく、プロジェクト全体を管理するための管理能力やコミュニケーションスキル、要件定義スキル、リーダーシップなどが必要です。
フリーランスPM(プロジェクトマネージャー)の年収や稼げる案件例を詳しく確認する
クラウドコンサルタント
クライアントの課題をクラウドを使って解決する職種です。クラウドエンジニアとして得たスキル・知識があれば、クライアントのニーズを満たせる提案をしやすいでしょう。また、開発経験があれば必要な時間や人数も推測しやすいため、クライアントとの打ち合わせもスムーズに行えます。
クラウドコンサルタントを目指す場合には、AWSやAzure、GCPなどクラウドサービスに関する知識だけではなく、提案力や経営についての知識が必要です。インフラ全般のネットワークやセキュリティに関する情報のキャッチアップを続けることで、クライアントの経営方針や予算にあわせた提案もしやすくなるでしょう。
テックリード
テックリードは、専門的な知識やスキルで開発をリードし、チームをまとめる役割を担います。エンジニアが経験や実績を重ねてテックリードになるケースが多く、チームメンバーへの技術指導やフィードバックを行い、チーム全体の技術力向上に貢献します。また、チームの窓口として他部署と連携をとることも求められるので、コミュニケーション能力は必須でしょう。
システムの設計から実装までを一貫して対応できるような高いスキルが必要になるため、テックリードになるための難易度は高いといえます。
しかし、クラウドやインフラの知識に加え、JavaScriptやReact、Pythonなど使用している開発言語のスキルを磨くことで、キャリアアップの可能性が広がります。
クラウドプロダクトマネージャー
クラウドプロダクトマネージャーは、クラウドベースのサービスや製品の価値を高めることを目指す職種です。具体的には、市場調査や競合分析に基づいてプロダクト戦略の策定や開発ロードマップの作成などを行います。エンジニアチームと密接に連携するため、クラウドに関する知識はもちろんインフラ設計の理解も求められます。
優先順位を設定したりプロダクトの要求仕様の整理をしたりする場面もあり、マネジメントスキルも必要です。技術的な知見とビジネス視点、組織運営能力をバランスよく兼ね備えなければならず難易度は高いですが、プロダクトの企画から開発まで携われるためやりがいは大きいでしょう。
クラウドエンジニアのキャリアパスとしてフリーランスもおすすめ
クラウドエンジニアとして今後のキャリアを検討しているのならば、フリーランスも視野に入れましょう。
案件を自由に選べるフリーランスに転向すれば、待遇の良い案件をしぼって受注することで、収入を上げて理想のキャリアを実現しやすくなります。案件を獲得するために営業が必要なのはデメリットですが、フリーランス向けのエージェントを活用することで、効率的に案件を獲得できるでしょう。
クラウドエンジニア案件をお探しの場合は、大企業から勢いのあるスタートアップベンチャーまでさまざまな案件を扱っているFLEXY(フレキシー)をご利用ください。
90%以上がフルリモート案件で、週5日稼働できる場合は月に80万円以上の報酬を得ることも可能です。登録はわずか60秒で完了し、完全無料で案件獲得をサポートいたしますのでぜひご利用ください。
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今すぐ無料キャリア相談を申し込むクラウドエンジニアのキャリアパスを実現するためのロードマップ
クラウドエンジニアのキャリアパスを実現するためのロードマップについて説明します。目標を明確にした上で、自己や市場を分析し、具体的なアクションプランに落とし込んで行動していくことが大切です。
キャリア目標(5年後・10年後にどうなりたいか)を明確にする
自分の強み・興味関心・価値観を洗い出す
市場に求められるスキルやポジション・業界トレンド等を確認する
理想と現状のギャップを埋めるためのアクションプランを考える
キャリアパスの実現に向けてアクションプランを調整しながら行動する
1.キャリア目標(5年後・10年後にどうなりたいか)を明確にする
最初に行ってほしいことは、キャリア目標を明確にすることです。5年後・10年後にどのように働きたいのかを考えましょう。「目標が思い浮かばない…」という場合は、以下の項目について検討してください。
- どのようなエンジニアになりたいのか
- 専門性を極めたいのか、マネジメントにまわりたいのか
- どのようなプロジェクトに携わりたいのか
- 今の企業に勤め続けたいか(転職や独立をしたいのか)
まずは最終的な目標を定め、最終目標を達成するために10年後・5年後はどうなっていたいかを逆算すると考えやすくなります。
2.自分の強み・興味関心・価値観を洗い出す
次のステップは、自分の強み・興味関心・価値観を洗い出すことです。それぞれを目に見える形でリストアップすることで、理想のキャリア像がより明確になります。具体的には「AWSが得意」「セキュリティ対策を学ぶのが楽しい」など、自身の強みや興味を一つ一つ挙げましょう。
価値観を見つめ直すことも、キャリアを検討する上で重要なポイントです。理想の収入をはじめ、どのような働き方が自分に合っているか考えてください。以下のような具体的なイメージを持つことで、働き方のビジョンが定まります。
- 年収1,000万円を目指したい
- 平日休みがいい
- 8割はリモート、2割は出社
リストアップした内容をもとに、キャリア目標をさらにブラッシュアップしましょう。
3.市場に求められるスキルやポジション・業界トレンド等を確認する
自分の強み・興味関心・価値観を洗い出す作業と並行して、市場に求められるスキルやポジション・業界トレンドも確認してください。いくら自分にとって興味のある職種でも、将来的にニーズが少ないポジションであれば活躍の幅は限られます。
最近のトレンドではAIやIoT、ビッグデータ分析、セキュリティ対策、DXなどの需要が高まっているため、これらの分野を選べば活躍のチャンスが増えるでしょう。
市場分析によって需要が高まりそうなスキルやポジションを把握し、必要に応じてキャリア目標を再設定してください。
4.理想と現状のギャップを埋めるためのアクションプランを考える
1〜3までの作業をとおして理想が定まったら、次は現状とのギャップを埋めるための具体的なアクションプランを設計します。目標を実現するために足りない知識やスキル、実績、経験を考え、行動に移しましょう。
例えば「5年後にクラウドアーキテクトになりたい」という目標を定め、AWSに関する知識が足りない場合、「AWS認定資格の勉強をする」などのアクションプランを設定するのが有効です。
アクションプランを細かく設定することで、日々のタスクも明確になり目標を達成しやすくなります。
5.キャリアパスの実現に向けてアクションプランを調整しながら行動する
アクションプランを設定し終えたら、後はキャリアパスの実現に向けて行動するのみです。市場や環境の変化に応じてキャリアプランを調整しながら、キャリア目標の達成を目指してください。
途中で「このキャリア目標やアクションプランで本当にいいのだろうか?」と迷う場合は、第三者からの客観的な意見を聞いてキャリアプランを再考するのもいいでしょう。
フリーランス向けエージェントや転職エージェントなどを活用すると、キャリアプランに関する具体的なアドバイスをもらえ、目標に応じた仕事も紹介してもらえます。
クラウドエンジニアのキャリアパスを実現すれば年収は上がる?
クラウドエンジニアとキャリアパスとして紹介した職種の平均年収を以下にまとめました。
キャリアパスとしてシステムエンジニアを選んだ場合、年収は10万円ほど減少する可能性がありますが、他職種では増加することが想定されます。devopsエンジニアやインフラエンジニア、PMをキャリアパスとして選べば平均年収は100万円以上上がるため、満足のいく収入を得やすくなるでしょう。
クラウドエンジニアの将来性とキャリアパス実現後の需要
クラウドエンジニアの将来性は高く、順調にスキルを磨いていけば収入も上がることが予測できます。なぜならクラウドサービスは今後も拡大することが見込まれるためです。総務省の「令和6年版 情報通信白書」によると、世界のパブリッククラウドサービス市場規模(支出高)は、2022年に約4,783億ドルで、2023年には約5,636億に増加すると想定されています。
クラウドサービス市場が広がっているため、クラウドに関連する以下の職種も需要が高まり続けるでしょう。
- クラウドアーキテクト
- クラウドセキュリティスペシャリスト
- クラウドデータエンジニア
- SREエンジニア
- インフラエンジニア
- クラウドコンサルタント
- クラウドプロダクトマネージャー
また管理コスト削減という流れから、DevOpsエンジニアやフルスタックエンジニアの将来性も高いです。そもそもIT人材不足が深刻なので、高いスキルを持つWebエンジニアやPM、テックリードも必要とされ続けるでしょう。
ただし、いくら需要の高い職業であっても知識やスキルが不足している場合、年収を増やすのは難しいです。自分にとって最適な職業や働き方を考え続け、常に努力を怠らない姿勢が重要といえます。
クラクラウドエンジニアのキャリアパス実現に向けて押さえたい基礎知識
キャリアパスを実現させるために知っておきたい基礎知識を解説します。
- キャリアパスに悩んだときの決め方
- クラウドエンジニアのキャリアに役立つスキル
- クラウドエンジニアのキャリアに活かせる資格
キャリアパスに悩んだときの決め方
クラウドエンジニアのキャリアパスを考えようとしても、どのキャリアパスがいいのか選択できない方もいるでしょう。ここでは悩んだときのキャリアパスの決め方を紹介します。
- 得意な作業・やりがいをもとに決める
- 年収で決める
得意な作業・やりがいをもとに決める(未経験・苦手領域はきつい)
得意な作業ややりがいを感じる作業を元に、キャリアパスを決める方法です。クラウドエンジニアの中でも、開発が得意な方もいれば、コミュニケーションやマネジメントが得意な方もいます。このように、人それぞれ得意分野ややりがいを感じる作業は違います。自分の得意分野・やりがいを活かせるキャリアであれば活躍できる可能性は高いため、まずは自分の得意・やりがいを感じる業務を書き出し確認してみましょう。
年収で決める
キャリアパスを年収で決める方法です。転職サイトや口コミサイトなどで平均年収をチェックし、年収相場が高いキャリアを選択すれば、収入面で満足はできます。収入は地域や職種の需要などによって変化しますので、単純な年収相場だけでなく、地域毎の年収相場や職種の需要・将来性もチェックしておきましょう。
クラウドエンジニアのキャリアに役立つスキル
ここでは、クラウドエンジニアのキャリアで役立つスキルを紹介します。
- コミュニケーションスキル
- プログラミングスキル
- セキュリティ・ネットワークのスキル
コミュニケーションスキル
エンジニアのキャリアには、コミュニケーションスキルが重要です。このスキルがあることでクライアントとの交渉やプロジェクトメンバーとのやり取りなどの仕事を円滑に回せます。スキルを身につけることで、マネジメントのキャリアなどクラウドエンジニアとしての幅も広がります。
プログラミングスキル
クラウドエンジニアが主に使用する言語はJavaやPythonですが、キャリアを広げるためには他の職種が使用する言語を身につけておくのがよいでしょう。今後キャリアチェンジしたい職種がある場合、その職種に必要な言語を調べておき、勉強するのがおすすめです。
セキュリティ・ネットワークのスキル
クラウドエンジニアからキャリアチェンジする職種の一つにインフラエンジニアがあります。このインフラエンジニアはネットワークやサーバー等のインフラに関わる開発や設計、保守を担当しています。そのため、クラウドのスキルだけではなくセキュリティやネットワークのスキルを身につけておくことで、インフラエンジニアになるキャリアパスも描けるでしょう。
クラウドエンジニアのキャリアに活かせる資格
クラウドエンジニアとしてキャリアアップを目指す場合のおすすめ資格を紹介します。
- AWS認定
- Microsoft Azure認定
- Google Cloud認定
- ネットワークスペシャリスト試験
- CCSP認定試験
- Linux技術者認定試験
AWS認定
AWS認定は、Amazon Web Servicesに関する専門知識を証明する認定試験です。AWSは日本で広く利用されているため、AWSの認定試験を受けることで、クラウド環境において幅広い対応ができるようになります。AWSのクラウドサービスを使って開発されたサービスは多く、AWSの知識・スキルを備えたクラウドエンジニアは、市場価値が高いです。
AWSの知識やスキルを得た後には、実務経験を積むためにAWSの副業を初めてみるのもよいでしょう。
Microsoft Azure認定
Microsoftが提供する「Microsoft Azure」に関わる知識・スキル認定試験です。Microsoft AzureはAWSに次ぐクラウドシェア2位のクラウドサービスのため、認定されるとクラウドエンジニアとしての業務の幅を広げられるでしょう。
Google Cloud認定
Google Cloud認定はGoogleが提供しているGoogle Cloud Platformに関する知識・スキルを認定する試験です。Google CloudはAWSやAzureと並ぶシェア率が高いクラウドサービスです。近年、GCPのシェアは拡大をしているため、Google Cloud認定を活かせるGCP案件も多いです。
ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークの専門的な知識を問う試験です。試験では、ネットワークシステムの要件定義や設計、運用・保守などネットワークについて幅広く問われます。試験に合格すると、高度IT人材として確立した専門分野があることを認定されるため、クラウドエンジニアのキャリアに役立つでしょう。
CCSP認定試験
CCSP認定試験に合格することで、クラウドセキュリティの専門知識とスキルを証明できます。取得すればクラウドエンジニアとして大きな付加価値となります。試験は未経験者や初心者向けではなく、実務経験が5年以上求められる高難易度のため、実務経験を得て臨みましょう。
Linux技術者認定試験
Linux技術者認定試験は、Linuxオペレーティングシステム(OS)の知識やスキルを証明するための試験です。Linuxは仮想サーバーの構築に用いられることが多いため、クラウドエンジニアの業務に役立ちます。
将来を見据えてクラウドエンジニアはキャリアパスをよく考えて選びましょう
クラウドエンジニアのキャリアパスとしておすすめな職種を、12個紹介してきました。キャリアパスを実現させるためには、目標を定めた上で自己分析と市場調査を行い、具体的なアクションプランに基づいて行動することが求められます。
フリーランスとして独立を検討している方は、ぜひFLEXY(フレキシー)をご利用ください。専任のコーディネーターが理想の条件に応じた案件を紹介いたします。
ご興味のある方は、この機会にFLEXYへご登録ください。
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