フリーランスエンジニアの寿命は35歳まで?案件が尽きて後悔しないために生き抜く術を紹介

フリーランスエンジニア 寿命

フリーランスエンジニアの寿命が35歳だと聞いて焦っている方もいるでしょう。実態を調べると40歳以上でも現役バリバリで働いている人もいます

本記事ではフリーランスエンジニアの寿命が気になる方向けに、案件を獲得し続けて長く活躍する方法を多方面からまとめました。案件が尽きて後悔する前に、本記事の内容を参考に計画的なフリーランスエンジニア人生を歩んでください。

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目次

フリーランスエンジニアの寿命は35歳まで?実際のアンケートもとに推測

フリーランスエンジニアの寿命が35歳という説は、今や過去のものとなっています。一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が行った調査結果を見ると一目瞭然です。

フリーランス白書2024」に掲載されている調査結果によると、フリーランスで働いている人のうち約90%が30代以上でした。

職種は18%が「エンジニア・技術開発系」となっています。年齢別の割合と単純に掛け合わせると、フリーランス全体の約16%が30代以上の「エンジニア・技術開発系」だと想定できます。40代以上の「エンジニア・技術開発系」に絞っても、全体の約11%を占める結果となりました。

この結果から、35歳を過ぎてもフリーランスエンジニアとして十分に活躍可能だといえるでしょう。

フリーランスエンジニアの寿命が短いと考えられている理由

実際に35歳以上のフリーランスエンジニアが活躍していても、寿命が短いと考えられているのは以下の理由があるからです。

  • 新しい技術やトレンド等に対する情報感度の鈍化
  • 年齢を重ねることによる体力の衰え
  • 豊富な知見ゆえの思考の固着

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

新しい技術やトレンド等に対する情報感度の鈍化

フリーランスエンジニアの寿命が短いと考えられる理由には、新しい技術やトレンド等に対する情報感度の鈍化が挙げられます。若い頃と比べると年齢を重ねるにつれ、新しい技術やトレンド等に対するアンテナが鈍くなりやすいです。

実際に、新しいプログラミング言語や新しいトレンドに対する熱量の低下を感じている方もいるでしょう。背景には感度の鈍化だけでなく、興味関心の低下も考えられます。

年齢的に家庭などで、責任ある役割を担う方もいます。結果的に技術やトレンドへの優先度が低くなり、いつしかエンジニアとして衰えてしまうのです。

年齢を重ねることによる体力の衰え

フリーランスエンジニアの仕事はデスクワークが多く、体力は必要ないと考えるかもしれません。実際には長時間画面に向き合ったり、納期が近づけば睡眠時間を削って働いたりするなど、体力勝負が求められる場面もあります

若い頃であれば気合と根性で乗り越えられた業務量でも、体力が衰えてくると同じようにはこなせません。集中力や持久力がなくなり、作業効率も低下してしまう場合もあるでしょう。

体力の衰えは仕事のパフォーマンス低下をもたらします。特に30代半ばを超えると体力の衰えが顕著になるため、寿命が短いといわれる原因の一つです。

豊富な知見ゆえの思考の固着

フリーランスエンジニアとして長く働くと、過去の経験から豊富な知見が手に入ります。豊富な知見は強みとなるものの、ときとしてフリーランスエンジニアとしての寿命を縮める要因になる場面もあるのです。

過去の成功体験から得られた知見が邪魔をして、新しい手法やシステムを柔軟に受け入れられないケースがあります。「これまでこうやってきたから」との考えに固着するあまり、正しく評価できなくなるのです。

技術進歩の速いIT業界では致命的になりかねません。最悪、周囲から「オワコン」扱いされ、フリーランスエンジニアとしての評価を失ってしまいます。

【現実】フリーランスエンジニアの寿命に関わる事象を実態ベースで紹介

フリーランスエンジニアの寿命はどうなっているか、以下の事象に沿って実態ベースで見ていきましょう。

  • 受注率・案件獲得時期
  • 獲得した案件数・契約期間
  • エンジニア・フリーランスの想定年収

株式会社サーキュレーションの「プロシェアリング白書2024」に掲載されている調査結果をもとにまとめています。

受注率・案件獲得時期

「プロシェアリング白書2024」では、業務分野ごとの受注率と案件獲得時期をまとめています。「2-1-1 受注率と案件獲得の舞台裏」によると、副業や独立、起業後に仕事を受注した割合は「システム開発/フロントエンド」で96.2%となっていました。この数字は全体の2位となっており、エンジニア職は案件が獲得しやすい業種だとわかります

また案件獲得時期も、1年以内に受託した割合が86.3%と高い数値を示しました。案件獲得に時間を要しないことから、エンジニア職が慢性的に人手不足の状態であると予想されます。

獲得した案件数・契約期間

「2-1-2 案件期間の二極化と働き方の多様性」では、過去1年間で受託した案件数と期間に関してまとめられています。フリーランスの場合、約半数が1年間に受託した案件が3件以下と回答している一方、16件以上と答えた割合も2割程度あり2分化されている傾向が見られました。

案件の契約期間は、3分の1ほどの案件が1か月以内で終了している一方で、4割以上の案件が3か月以上継続していました。1年前の調査結果と比較すると、フリーランスの案件は長期化が進んでおり、仕事の安定化が進んでいると考えられます。

エンジニア・フリーランスの想定年収

「2-2-1 職種/ 働き方で傾向が異なる想定年収」にて、職種別の想定年収が示されています。「システム開発/フロントエンド」の想定年収は、ほかの職種と比べると低い傾向にありました。年収が1,000万円以上と回答した割合は23.8%であり、52.9%と答えた「インサイドセールス」の半分以下です。また、フリーランス全体を見ると、年収700万円未満と答えた割合は約8割でした。

フリーランスエンジニアの想定年収は、ほかの職種と比べて飛びぬけて高いわけではありません。ただし戦略的に案件を獲得できれば、年収1,000万円以上も不可能ではないのでしょう。戦略的に年収アップを目指したい方は、こちらの記事もご覧ください。

エンジニアの平均年収と年収アップ方法を確認する

「フリーランスエンジニアがダメなら会社員に戻ればいい」という考え方は要注意

フリーランスエンジニアの中には「ダメになれば会社員に戻ればいい」と考える方もいるでしょう。正しいようにも思える考え方ではあるものの、リスクが伴うことを忘れてはいけません。

フリーランスは年齢とともに二極化する傾向にあります。高度なスキルを身につけて、価値の高い人材になる人もいれば、成長が止まり会社員としての適性を失う人もいます。

後者の場合は、会社員に戻ろうと思っても企業から評価されず、路頭に迷う可能性が高いです。安易に会社員に戻ればいいと考えず、適度な危機感を持って仕事に向き合う姿勢が求められます。

フリーランスエンジニアとして生き抜く(寿命を延ばす)方法

具体的にフリーランスエンジニアとして生き抜く(寿命を延ばす)方法を、以下で詳しく見ていきましょう。

  • 参画できる案件を紹介できる人・媒体に仕事を探している旨を伝えておく
  • 情報サイト・SNS・書籍などさまざまな媒体からの情報収集を励行する
  • 技術面だけでなく営業・折衷・交渉・管理などのソフトスキルも磨く
  • 世代や専門領域を超えた交友関係を持って幅広い価値観・思考に触れる
  • 生活リズムを正して食事・運動・睡眠など健康・体力増進を意識する

参画できる案件を紹介できる人・媒体に仕事を探している旨を伝えておく

フリーランスエンジニアとして生き抜くために最も重要なのは、案件を獲得し仕事を途絶えさせないことです。常に案件情報にアンテナを立て、参画できる案件を紹介できる人との関係性を構築しましょう。サイトに登録したり、エージェントに相談したりするのも有効です。

案件の獲得手段のリスト化もおすすめします。リストの中には、知人・友人に相談、前職にアプローチといった手段も含めましょう。仕事を取る手段が増えれば、それだけエンジニアとしての寿命は延びます。

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情報サイト・SNS・書籍などさまざまな媒体からの情報収集を励行する

最新情報はフリーランスエンジニアの寿命を延ばすために不可欠です。案件情報や技術トレンド、業界動向など必要な情報は多岐にわたります。

情報サイトや専門家のメルマガに登録して、最新情報を配信してもらうのもいいでしょう。また、SNSでほかのエンジニアをフォローして、成功事例を学ぶのもおすすめです。

低コストで情報収集したいなら書籍を読むのも手です。技術系の情報だけでなく、ビジネス書や自己啓発本を読むことで人としての幅が広がります。

自身の強みを証明するのであれば、資格取得もおすすめです。以下の記事で、おすすめの資格をまとめているので、こちらも参考にしてください。

ITエンジニアにおすすめの資格を見る

技術面だけでなく営業・折衷・交渉・管理などのソフトスキルも磨く

長くクライアントとお付き合いをしたければ、技術面だけでなくソフトスキルも磨きましょう。案件の中断や契約終了の原因は、技術面ではなく相性の悪さの場合もあるからです。

営業や折衷、交渉スキルを磨けば、クライアントの要求を引き出し、自分の強みを適切にアピールできるようになるため、案件獲得につながるでしょう。

プロジェクト管理スキルを磨けば、作業者から脱却してプロジェクトマネジャー的な役割も担えます。上流工程へのかかわりや、単価アップにもつながりやすいです。

ソフトスキルは経験で磨かれる部分もあります。普段から意識しておくことが重要です。

世代や専門領域を超えた交友関係を持って幅広い価値観・思考に触れる

今までの考えや価値観に固着せず、「オワコン」といわれないようにするには、世代や専門領域を超えた交友関係が重要です。

特に在宅フリーランスエンジニアは、自宅で一人で作業をすることが多いため、交友関係が狭くなりがちです。積極的に人と会う機会を作りましょう。外出が難しければ、SNSやオンラインのネットワークがおすすめです。

世代や専門領域の異なる人と話すと、自分にはない価値観や思考に触れることができます。結果的に、柔軟性や寛容さが磨かれ、自分の固定観念を見直し新しいアイデアを生み出すことにつながります。

生活リズムを正して食事・運動・睡眠など健康・体力増進を意識する

年齢を重ねたフリーランスエンジニアの悩みの一つが健康です。特に若い頃に徹夜覚悟で働き、生活リズムが乱れていた人は、年齢と共に体やメンタルの不調を訴えるケースもあります。

ただでさえデスクワークが多く、運動する機会が減るため、意識的に体を動かさないと体力は衰えていく一方です。長くフリーランスエンジニアとして活躍したいのであれば、食事や運動、睡眠などに意識を向け、健康・体力増進を図りましょう。

定期的な健康診断や、メンタルヘルスをケアするカウンセリングも効果的です。将来のために自身の心身へ惜しまず投資してください。

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フリーランスエンジニアとして寿命を延ばしたいのであれば、FLEXY(フレキシー)をご活用ください。登録から最短1週間で案件紹介・契約できるため、一日でも早く案件を獲得したい方におすすめです。

エージェントとのキャリア相談では、あなたの経験やキャリアを丁寧にヒアリングし、希望に沿った案件獲得をサポートいたします。

週4〜5日働けるフリーランスエンジニアの案件が豊富なのも特徴です。安定した収入確保につながるため、がっつり働きたいエンジニアから好評の声をいただいてます。

FLEXYの徹底サポートに関心を持たれた方はぜひ一度、実際の案件をご確認ください。

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フリーランスエンジニアが案件を獲得し続けるためのコツ

ここまでの内容をベースとしたうえで、さらに案件を獲得し続けるには以下のようなコツがあります。

  • 現在の知見で価値を出せるだけでなくスキルアップにもつながる案件にチャレンジする
  • スキル・経験を定期で棚卸ししてポートフォリオ・職務経歴書に落とし込む
  • 仕事をこなす上でリスクとなるトラブルの対処法・予防策を知っておく
  • 将来的なキャリアの方向性を考える時間を日常的に取る

それぞれ詳しく見ていきましょう。

現在の知見で価値を出せるだけでなくスキルアップにもつながる案件にチャレンジする

フリーランスエンジニアとして経験を積むと、手に入れた知見の中で案件に取り組みがちになります。技術進歩の早いIT業界では、知見に頼って案件に取り組んでいると、いつしか過去の遺物となりかねません。

現在の知見で価値を出せるだけのエンジニアではなく、スキルアップにもつながる案件にチャレンジできるエンジニアであり続けましょう。AIやクラウドサービス、IoTといった今後需要が高まると予想される分野の案件がおすすめです。

失敗してクライアントの信頼を失っては本末転倒です。まずは小規模な案件から取り組むことをおすすめします。

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スキル・経験を定期で棚卸ししてポートフォリオ・職務経歴書に落とし込む

一度作成したポートフォリオや職務経歴書がそのままになっている方もいるでしょう。ポートフォリオや職務経歴書は、クライアントにあなたを知ってもらう最初の一歩です。

せっかく案件をこなしてスキルや経験を積んだにもかかわらず、職務経歴書などに反映されていなければ宝の持ち腐れです。定期的にスキルや経験を棚卸しをして、最新の情報に更新しましょう。

フリーランスエンジニアのサポート経験豊富なFLEXY(フレキシー)では、職務経歴書が濃いほど案件を紹介しやすいです。ひとりで作成が困難な場合は、FLEXYのエージェントによるサポートもご検討ください。

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仕事をこなす上でリスクとなるトラブルの対処法・予防策を知っておく

案件を獲得できても安心してはいけません。さまざまなトラブルに巻き込まれて、被害に遭うことも考えられます。会社員であれば、会社が対応することもフリーランスであれば自分で対応しなければなりません。

トラブルで最も多いのが「金銭問題」です。フリーランス側に知識があれば防げたことも実際にあります。トラブルを避けるためには、契約や税金などの面もある程度知っておく必要があります。

万が一のために保険に加入しておくのもおすすめです。トラブルが生じた際に、保険で対処できる場合があります。

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将来的なキャリアの方向性を考える時間を日常的に取る

仕事に追われていて、自身のキャリアについて考える時間がない方は危険です。将来的なキャリアの方向性のないまま働くのは、地図を持たずに航海に出るようなものです。日常的にスケジューリングして、キャリアを考える時間を確保しましょう

最近の技術トレンドや業界の動向、自分のスキルや経験を振り返り、進むべき方向を明確にします。もし、世間の動向と進むべき方向にギャップがある場合は、具体的なアクションプランを立てましょう。定期的にアクションプランを見直すことで、効率的にキャリアを描けます。

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フリーランスエンジニアは常に向上心を持って寿命を延ばす努力を!

フリーランスエンジニアの寿命が35歳といわれていた時代は過去のものであることがわかりました。それでも長くエンジニアとして活躍するためには、自助努力が必要です。

本記事では、フリーランスエンジニアとして長く活躍するためのさまざまな方策を紹介しました。技術力の向上はもちろんのこと、ソフトスキルの磨き上げや健康管理、幅広いネットワークの構築など、取り組むべき内容はさまざまです。

とはいえ自分ひとりの努力には限界があります。効率的に活躍をし続けるのであれば、フリーランスエンジニアのサポート経験豊富なFLEXY(フレキシー)をご活用ください。

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