フリーランスエンジニアはやめとけって本当?メリットや年収を紹介

フリーランスエンジニアはやめとけって本当?メリットや年収を紹介

働き方の多様化が進み、フリーランスという働き方の認知も広がりました。エンジニアはスキル次第で収入を伸ばせる職業ですが、独立はやめとけという声が上がることも少なくありません。この記事では、フリーランスエンジニアが推奨されない理由や、独立を成功に導く対策について解説します。

フリーランスエンジニアはやめとけといわれる理由

エンジニアがフリーランスで活動することが推奨されない理由として、以下の8つが挙げられます。

収入を安定させるのが難しい

受注する案件やプロジェクトの数・単価によって得られる報酬が異なり、収入が安定しません。フリーランスのエンジニアは、企業や個人から案件を受注し、期限内に納品して検収を受けた後に報酬を得ます。選考に通らなかったり、他のフリーランスが受注したりするなど、確実に案件を受注できるわけではありません。スキルがあっても受注できるとは限らず、会社員と比較すると年収は変動します。

自己管理を徹底する必要がある

フリーランスエンジニアは自己管理の徹底が必須です。個人事業主であるフリーランスには、病気やけがなどで働けない状態に陥った際の保障がありません。雇用され社会保険に加入していれば、病気やけがで長期間働けない場合に傷病手当金が支給されます。傷病手当金は、1日につき標準報酬日額の3分の2相当額が支給される制度ですが、国民健康保険に加入している人は対象外です。

また、1~2日休めば治る程度の体調不良や病気は、会社員であれば有給休暇を取得できます。休んだ日の分も給与が支給されるため収入が下がるのを抑えられますが、フリーランスが休めばその日の報酬はゼロです。納期に余裕があれば、休んだ分は取り返せます。しかし取り返す分の時間を確保する必要があり、休日や自由時間が減る可能性もあります。

案件獲得で苦労する

フリーランスエンジニアが案件獲得で苦労する原因として、営業スキルの不足が挙げられます。人脈などがない限り営業活動が必要になりますが、開発環境やITインフラの整備などに従事してきた場合、クライアントとの交渉などの経験が少なく課題を抱える可能性があります。

また、苦労して案件を獲得しても、単発の案件の場合もあります。案件には「単発が前提」、「単発でスキルを測り、継続につながる案件」、「継続案件」といったタイプがあります。複数のクライアントから継続案件を獲得している人ほど収入は安定し、単発案件が多い人は次回も受注できる確証が得られないため収入が安定しません。営業スキルのないフリーランスエンジニアが継続案件を獲得するハードルは高いでしょう。

会社員より社会的な信用度が低い

会社員に比べて、社会的な信用度が低いこともフリーランスが推奨されない理由のひとつです。会社員は「毎月安定した収入がある」という点から社会的な信用度が高く、返済や支払いの目処が立つためローンを組んだり、クレジットカードを作ることができます。一方、フリーランスは収入が安定せず、案件の継続的な受注も容易ではありません。そのため社会的な信用度が低く、ローンやクレジットカードの審査に通過するハードルは高くなります。

また、金銭面だけではなく、第三者が受ける印象にも影響します。フリーランスという働き方も認知が広まりつつありますが、会社員で特に大企業に勤めているほど第三者からの信用度は高くなる傾向にあります。たとえ会社員より高収入を得ていても、イメージ的に社会的な信用度が低くなることがあります。

確定申告の手間がかかる

会社員であれば年末調整の書類を提出するだけですが、フリーランスになると確定申告をしなければなりません。会社員は給与から所得税が天引きされ、その金額の計算も経理がしてくれます。一方、個人事業主は一年を通して帳簿をつけたり、領収書を保管したりする必要があり、確定申告をして納税しなければなりません。エンジニアとしての業務や案件を獲得するための営業活動にあたりながら、確定申告に関わる事務的な業務もこなす必要があり、手間や労力がかかります。余裕を持って確定申告の準備をするためにも、フリーランスの方は確定申告の流れについて理解を深めておきましょう。

知識とスキルが求められる

クライアントが選考の判断材料にするのがスキルの優劣です。当然、高いスキルをもつエンジニアのほうが成果物のクオリティも上がるため、案件を依頼する可能性が高くなります。選考時の優位性を保つために常にスキルを向上させ続けなければならず、「気楽に働きたい」と考える人にはフリーランスは向かない可能性があります。

また、エンジニアとしてのスキルや知識だけではなく、スケジュールを組み管理する能力や、クライアントの要望を聞き取るための高いコミュニケーション能力など、幅広い分野のスキルや知識が必要です。

周囲からのサポートを期待できない

フリーランスエンジニアは、すべて自己責任で受注した案件に取り組まなければならず、周囲からのサポートを期待できません。会社員であれば、上司や同僚に相談したり、業務を手伝ってもらったりすることも珍しくありません。しかしフリーランスエンジニアは、たとえ受注した案件を完成させるために必要なスキルが不足していたとしても、周りに頼らず自身で解決する必要があります。スキル不足が原因でクライアントが求めるクオリティの成果物を納品できなかった場合、トラブルに発展するおそれもあります。

また、会社勤めであればスキルアップのための学習環境や費用面のサポートを受けられることも多いですが、フリーランスはすべて自分で用意しなければいけません。

エンジニアとしての寿命が短い

エンジニアとしての寿命が短いこともフリーランスエンジニアが推奨されない理由のひとつです。エンジニアとしての寿命が短いといわれる要因は「年齢」と「体力」です。IT分野の進化のスピードは速く、年齢を重ねるにつれ新しいスキルや知識の習得を難しく感じることもあります。クライアント側にもこの懸念があり、年齢が高くなると受注できる案件が減少するおそれがあります。フリーランスに定年はないため生涯現役も可能ですが、加齢に伴い受注案件の減少と収入の低下を想定しておきましょう。

エンジニアは納期の関係やシステム上のトラブルなどによって休日や深夜にまで業務が及ぶ場合もあり、体力が必要な職業です。加齢に伴う体力の低下により、受注できるキャパシティや依頼される案件の数が減少することも想定する必要があります。

フリーランスエンジニアの現実と将来性

フリーランスエンジニアの「現実」「年収」「将来性」について、以下に解説します。

フリーランスエンジニアの現実

FLEXYが実施したフリーランスエンジニアに聞いた案件受託の現実という調査によると、フリーランスや副業に取り組むエンジニアが経験した職種は多い順にサーバサイドエンジニアが51.6%、フロントエンドエンジニアは46.0%、ITコンサルタントが31.7%となっています。サーバサイドエンジニアやフロントエンドエンジニアを対象にした案件は多く需要は高いですが、その分競争率も高いため、ライバルとの差別化が案件獲得のカギとなるでしょう。

調査対象者の居住地は首都圏が49.7%と多いですが、地方で生活するフリーランスエンジニアもいます。リモート可能な案件が多いため居住地を選ばないメリットからフリーランスを選ぶエンジニアも少なくありません。調査でも案件を選ぶ基準として、2位の「報酬が高い」(68.3%)を抑えて1位が「リモート可能」(87.6%)となっています。

身につけている言語はJavaScriptが最も多い割合を占めていますが、時間単価「10,000円以上」と答えたフリーランスエンジニアはSwiftやRuby on Rails、Laravel、Node.jpなどの言語を習得している傾向にありました。

フリーランスエンジニアの年収

高単価・長期稼働可能な案件を紹介する「Relance(リランス)」がフリーランスエンジニア1,021人を対象に実施した調査によると、平均年商(年収)は約576万円です。年代別では、20代が約510万円、30代約558万円、40代では約620万円となっています。年商1,000万円以上と回答したフリーランスは20代で約5.98%、30代約8.01%、40代では約12.67%となっているので、スキルや営業力、コミュニケーション能力次第では大きく年収を伸ばせる可能性があります。

出典:Relance(リランス) 「フリーランスエンジニア白書 1000人に聞いた!フリーランスエンジニアの実態調査-2023年1月-」

なお、時間単価については、FLEXYが実施したフリーランスエンジニアに聞いた案件受託の現実の調査では、1時間当たりの報酬額は1位「3,000〜5,000円」(34.8%)、2位「5,000〜10,000円」(32.3%)という結果でした。また、時間単位「10,000円以上」と答えたフリーランスエンジニアの割合は7.5%でした。

フリーランスエンジニアの将来性

働き方の多様化が進み、フリーランスの認知度も向上しました。案件を紹介するクラウドソーシングサイトの普及に加え、新型コロナウイルスの感染対策の一環でリモート業務への順応が進んだため、フリーランスが活動しやすい環境も整っています。

また、政府が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)やIoT製品の開発が盛んになったことにより、エンジニアの需要も高まりました。経済産業省によると、ITニーズの拡大と人口減少を背景に、2030年には最大で約79万人のIT人材不足に陥ると試算されています。

ただし、高い需要や働きやすい環境は整っていますが、スキルや経験、実績が足りなければ案件を獲得するための競争に勝てず、苦労するおそれもあります。

出典:経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課 「IT人材育成の状況等について」p.5

フリーランスエンジニアの代表的なメリット

エンジニアが会社勤めではなく、フリーランスとして活動する代表的なメリットは、以下のとおりです。

スキルによっては高収入も目指せる

フリーランスエンジニアとして活動するメリットのひとつが高収入です。スキルによっては高収入を得ることも難しくありません。会社員は基本的に、勤続年数や実績に応じて徐々に年収が上がり、短期間で年収が大幅に上がるケースは稀です。高い成果を出したとしても、年功序列を優先する会社もあります。また、会社や上司との相性によっては、高度なスキルを有しているにもかかわらず、昇進・昇給につながらないケースも珍しくありません。

一方、フリーランスは高単価の継続案件を獲得できれば、会社勤めより高収入を得られる可能性があります。

フリーランスエージェントのFLEXYでは、エンジニアやデザイナー、技術顧問などのIT人材が参画できる高単価な案件を多数取り扱っています。高単価案件以外にも、「フルリモート可」や「週1〜5日」など、さまざまな条件で案件を紹介できますので、まずはFLEXYサービスの内容をご覧ください。

FLEXYサービスを見る

人間関係での苦労が少ない

会社員より人間関係での苦労が少ない点もメリットです。会社員は人間関係に悩みを抱えたとしても、簡単には環境を変えられません。上司や同僚との関係性を理由に配置転換や部署異動が実施されることは稀だからです。

一方フリーランスは、会社員と比べて関わる人数が減ります。もちろん、クライアントとのコミュニケーションは必要です。しかし、関わる人数が少なくなるため、人間関係が悪化する可能性も低くなります。クライアントとの相性が悪い場合は、契約を打ち切るのも自由です。複数のクライアントから受注することでリスクヘッジを図ることが前提条件になりますが、人間関係に悩みを抱えながら無理に契約を継続する必要はありません。人間関係において、会社員と比べて選択肢が多いことがフリーランスエンジニアのメリットです。

自由な働き方も可能である

フリーランスエンジニアは、働き方を自由に選べます。リモート可能な案件が多く、ミーティングもオンラインツールで対応できるので、自宅から一歩も出ずに仕事を完結させることも可能です。都心部では通勤時間が長かったり、満員電車で疲弊したりすることもありますが、居住地とクライアントの所在地に縛られないフリーランスエンジニアには無縁です。

また、会社員は就業規則に従って出勤することが求められますが、フリーランスなら集中して案件を受注し、その後でまとまった休暇を取得するような働き方もできます。もちろん、スケジュールを効率的に組み、自分を律するスキルが必要ですが、どれだけ働き、どれだけ休むのかを自分の意志で決められます。

案件を選べる

案件を自由に選べることもメリットです。自身が得意な分野の案件のみを受注することも可能です。会社員であれば会社や上司の指示に従うので、選択肢はありません。従業員の希望を汲んでくれる会社もありますが、すべての要望を受け入れてくれるケースは稀です。

得意な分野の案件であれば、短時間でクオリティの高い成果物を納品できます。好きな案件ばかりを受注しているとスキルアップにつながらないおそれもありますが、それも含めて選択は自由です。長所をさらに伸ばし、ライバルとの差別化を図る選択肢もあります。

ここで紹介したフリーランスエンジニアのメリット以外にもフリーランスで働くメリット・デメリットは沢山あるため、調べてみてください。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴は?

ここでは、フリーランスエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。

フリーランスエンジニアに向いている人

「自己管理が得意な人」や「主体的に働きたい人」、「技術や営業力が高い人」はフリーランスエンジニアに向いています。

自己管理が得意な人

フリーランスエンジニアには仕事面と健康面、両方の自己管理能力が求められます。

仕事面では、請け負った案件を期日までに納品するためのスケジュールを組み、実行する能力が必要です。クライアントから納期や受注量に関して、多少の無理を迫られるケースもあります。そのような事態にも、自身のスキルと納期までの時間、抱える案件などから冷静に判断して、請け負うのか否かを決断しなければいけません。アクシデントを想定して余裕をもって納品するなど、リスクにも配慮しつつ、クオリティを保ってプロジェクトを完遂できる人に向いています。

健康面では、フリーランスは働き方が自由な分、生活のリズムが乱れがちです。生活のリズムの乱れが健康状態にも影響するため、規則正しい生活を送り、無理をしすぎないように自身を管理する能力が求められます。

主体的に働きたい人

フリーランスエンジニアには、主体的に働きたい人が向いています。会社員の場合、受動的や従属的であっても、指示された業務を完遂するならビジネスパーソンとして大きな問題にはならないでしょう。しかし、自ら行動しなければ案件を獲得できないフリーランスには向いていません。

また、フリーランスエンジニアはスキルアップを図る際にも主体性が必要です。IT技術の進化は速く、アンテナを張り、常にスキルアップを図らなければいけません。会社からの指示がなくても、スキルの向上に取り組む姿勢が求められます。

技術や営業力が高い人

エンジニアがフリーランスで活動するなら、スキルと営業力がセットで必要です。スキルが高く、実績があったとしても営業力がなければ案件の獲得は困難です。逆に営業力だけ高くてもスキルが低ければ、クライアントが求めるクオリティの成果物を納品できません。

また、クライアントから無理な納期や予算を強いられそうになった際にも、営業力が高ければ切り抜けられる可能性が高くなります。互いの状況から落とし所を提案するには、高度な交渉力が求められます。継続的に受注する中で、単価交渉が必要になるケースも少なくありません。エンジニアとしてのスキルはもちろん、有利に案件を獲得するために営業力も必要です。

フリーランスエンジニアに向いていない人

フリーランスに向いていないエンジニアは、「自己管理をするのが苦手な人」や「楽をしたいと考えている人」、「安定志向が強い人」です。

自己管理をするのが苦手な人

フリーランスエンジニアは、自己管理能力が低い人には向いていません。たとえば会社の業務で納期に追われがちな人や、周りにフォローされる機会が多い人は、フリーランスになることで会社員時代より苦労し、収入が下がるおそれがあります。自由度の高い働き方に憧れる人も少なくありませんが、フリーランスで活動するには、仕事や生活のリズム、健康面において自身を律する能力が必要です。

楽をしたいと考えている人

楽を優先する人は、フリーランスには向いていません。案件を選べたり、自由に働けたりするフリーランスエンジニアですが、日進月歩のIT技術に置いていかれないように常にスキルアップを図る必要があります。そのため、「休みの日までプログラミングのことを考えたくない」という人には不向きです。

また、エンジニアとしてだけではなく、クライアントとの交渉や請求、経理、確定申告などの付随する業務もあります。会社員であれば経理課や会計課が担う業務にも自身で取り組むため、決して楽ではないことを踏まえてフリーランスを検討するべきです。

安定志向が強い人

フリーランスエンジニアは安定性が高いとはいえません。単発案件もあれば、継続案件が打ち切られることもあります。会社も業績が傾けば倒産の可能性はありますが、従業員の給与にすぐに反映されるわけではありません。一方、フリーランスは案件がなければ収入ゼロもあり得るため、安定志向の強い人には向いていない働き方です。

また、クライアントによって依頼される業務内容が異なるため、作業や環境の変化にもポジティブに取り組める人でなければ向いていません。安定志向の強い人にとっては、作業や環境の変化がストレスになるおそれもあります。

フリーランスエンジニアになって後悔しないための対策

エンジニアとして独立する際には、以下の対策を講じましょう。

エンジニアとしての実績を積む

フリーランスになって後悔しないためには、会社員時代に実績を積んでおくことが重要です。関わったプロジェクトや資格の取得といった実績が案件を獲得できる確率を高めます。

まずは副業として実績を積む選択肢もあります。ただし、会社が副業を認めていることが前提です。会社員として働きつつ、就業前後や休日の時間を副業に充て、実績を積みましょう。「副業でいくら報酬を得られるようになったらフリーランスとして独立する」など、目標を設定するとモチベーションアップにもつながります。会社の業務と副業を両立させることで自己管理能力も養えるはずです。また、会社員時代からクライアントを確保しておけばフリーランスになってからも安定受注が期待できます。

フリーランスエンジニアとして活動する際は、ポートフォリオが有用です。スキルを証明する作品集である「ポートフォリオ」を作成しておけば、クライアントに培ったスキルや実績を提示できるため案件を獲得できる確率が上がります。

スキルアップのために勉強や情報収集を続ける

エンジニアの技術習得には終わりがなく、次々と最新の技術も登場します。そのため、情報収集を怠らず、スキルアップを図り続けることが重要です。エンジニアを対象にした学習サイトを活用したり、勉強会に参加したりするなど、常にアンテナを張って能動的にスキルや知識を吸収する姿勢が求められます。

情報を収集する媒体としては、企業が公開する技術系のブログやWebメディアなどが有用です。

人脈づくりをしておく

案件の受注や情報収集につながるため、人脈は重要です。案件を発注するクライアントだけではなく、エンジニアとも人脈を構築しましょう。なぜなら、エンジニア仲間を介して案件を獲得できるケースもあるからです。クライアントから依頼を受けた際、余裕がない場合は断らなければなりませんが、信頼できるエンジニアがいれば紹介できます。

人脈づくりの方法としては、たとえばSNSの運用が挙げられます。人脈の構築だけではなく情報収集ツールとしても有用です。オフラインでも人脈を広げるために、エンジニアを対象とする交流会やイベントへの参加も推奨されます。

フリーランスエージェントを活用する

フリーランスエージェントの利用もおすすめです。登録しておくと案件探しのサポートを受けられるため、営業にかかる手間を抑えられます。

また、フリーランスとしてクライアントと直接交渉する場合、報酬の未払いが発生するおそれがあります。特に、初めて関わるクライアントでトラブルが発生するケースがあり、独立する際には注意が必要です。この点、フリーランスエージェントを仲介すれば報酬に関するトラブルを回避できます。

フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント3選

フリーランスエンジニアにおすすめのエージェントを紹介します。

1.FLEXY

FLEXY(フレキシー)はエンジニアやデザイナー、CTO(最高技術責任者)、技術顧問を対象に案件を紹介するプロ人材サービスです。大企業からスタートアップベンチャーまで多様な企業の案件があり、サポートを担うコーディネーターがエンジニアの要望に沿った案件を紹介してくれます。週2日ほどで無理なく働ける案件や、ハイスキルが求められるワンランク上の案件など、幅広い案件が掲載されているため、適した働き方を見つけられる可能性が高いエージェントです。

案件の90%以上がフルリモートの案件なので、居住地やクライアントの所在地に影響されず働けます。

FLEXYサービスを見る

2.レバテックフリーランス

レバレックフリーランスは、IT・Web系フリーランスエンジニア専門のエージェントです。業界や案件のトレンドはもちろん、スキルアップに関する情報も提供しており、フリーランスエンジニアとして活動する際に必要なサポートを受けられます。参画中の状況把握や各種相談にも対応してもらえるため、周囲のサポートを受けにくいフリーランスに適したエージェントです。

フリーランスになると、経理や確定申告が必要です。レバテックフリーランスでは税理士の紹介も行っているので、エンジニアとしての業務に集中したかったり、税金関係の手続きに不安があったりする場合には選択肢に入るでしょう。

出典:ITフリーランスエンジニアの求人・案件【レバテックフリーランス】

3.SEES

40~60代のシニアエンジニアを対象にしたエージェントです。フリーランスエンジニアが推奨されない理由に、年齢を重ねることで受注できる案件が減少する「寿命の短さ」が挙げられました。しかし、SEESではシニアエンジニアのマッチングに特化したサービスを提供しているので、エンジニアとしての寿命の短さや将来性の低さをカバーできます。

クライアントによっては経験や実績を重視するケースもあり、この点に精通したコーディネーターが案件を提案してくれるため、継続率が高いこともSEESの強みです。

出典:SEES【公式】シニアエンジニア向け案件検索サイト

この他にもフリーランスが案件を獲得できるサービスは多く存在しているため、違うサイトやサービスも見てみたいという方は、フリーランス向けの案件サイトについて調べてみてください。

まとめ

フリーランスエンジニアはやめとけという声が上がることもあります。しかし、スキルアップや実績、人脈づくり、エージェントの活用などの対策を講じればフリーランスとして成功する可能性は上がります。特に、すぐには身につけづらい営業力を補い、人脈の構築にもつながるエージェントは有用です。まずは副業としてエージェントが紹介する案件に取り組みつつ、独立について検討してみてはいかがでしょうか。

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