Swiftは稼げない?年収アップの方法やフリーランス案件の探し方まとめ

Swiftは稼げない?平均年収や単価相場、年収・単価アップの方法も解説

数あるプログラミング言語の中で、Swiftはどれほど稼げるのでしょうか。Swiftは人気の言語であり、扱えるエンジニアの需要も高いため、高収入が期待できます。本記事では、Swiftエンジニアの平均年収や単価相場、単価アップの方法などを解説します。未経験者は案件取得が難しいので、知識と技術の習得から始めるとよいでしょう。

Swiftエンジニアの平均年収・単価相場

Swiftエンジニアの年代別平均年収

IT・テクノロジー人材のためのコミュニティ「TECH Street(テックストリート)」が20代~50代のITエンジニア向けに行なったアンケート調査によると、Swiftの年代別平均年収は以下の通りです。

年代 平均年収
20代 398万円
30代 479万円
40代 599万円
50代 447万円

出典:2020年プログラミング言語別年収ランキング

20代の平均年収

20代のSwiftの平均年収は398万円で調査対象の21言語のうち、8番目に高い結果となりました。他の言語と比べるとやや高水準な年収と言えるでしょう。
一方で、20代で平均年収が一番高いプログラミング言語は「R」で476万円、一番低い言語は「F#」で312万円でした。

Swiftに限らず幅広い言語の案件に挑戦してみたい方はFLEXY(フレキシ―)への登録がおすすめです。
FLEXYではエンジニア・CTO・技術顧問向けの自社プロダクト案件をはじめさまざまな案件を多数取り扱っています。サービス詳細をご覧の上で、ご希望の条件にあった案件を探してみてください。

FLEXYに登録する

30代の平均年収

30代のSwiftの平均年収は479万円で調査対象の21言語のうち、20番目に高い結果となりました。他言語と比べると20代に比べ大きく水準が下がっていることから20代から30代にかけての年収の上がり幅が小さいと言えます。
30代で平均年収が一番高いプログラミング言語は「R」で569万円、一番低い言語は「PHP」で467万円でした。

40代の平均年収

40代のSwiftの平均年収は599万円で調査対象の21言語のうち、10番目に高い結果となりました。他言語と比べるとちょうど中間的な年収です。30代から40代にかけての上がり幅は比較的大きいと考えられます。
40代で平均年収が一番高いプログラミング言語は「R」で753万円、一番低い言語は「Go」で539万円でした。

50代の平均年収

50代のSwiftの平均年収は447万円で調査対象の21言語のうち、19番目に高い結果となりました。他言語と比較すると30代と同程度の水準に戻っています。全体的に40代から50代にかけては年収が下がる傾向ですが、特にSwiftの場合は下がり幅が大きいです。
50代で平均年収が一番高いプログラミング言語は「C++」の635万円、一番低い言語は「Objective-C」の403万円でした。

Swiftエンジニア向けフリーランス案件の平均単価

swift 案件単価相場

フリーランスエンジニア専用の求人・案件検索サイトである「フリーランススタート」によると、Swiftエンジニアの月額単価相場の平均単価は75.8万円でした(2024年1月調査時点)。仮に月収が75万円とすると、年収は約900万円です。中には、100〜200万円の高単価案件もあるため、こうした案件を中心に獲得できれば、年収1,000万円オーバーも夢ではありません。

出典:フリーランススタート

フリーランスや副業のSwift案件を受けたい場合には、FLEXYへの登録がおすすめです。
FLEXYではSwift案件を多数取り扱っていますので是非FLEXYへご登録の上、興味のある案件にご応募ください。

FLEXYに登録する

ただ、Swiftエンジニアの月収や年収は、エンジニアの年代や経験年数によって異なる点に要注意です。ここからは具体的な年収を年代別・経験年数別に解説します。

実務経験年数に応じたフリーランス案件の単価相場と想定年収

年代とは別に経験年数でも年収は変動しやすいです。特にフリーランス案件であればSwiftエンジニアとしての実務経験○年以上といった形で、経験年数が案件の必須条件になることも多いです。
「フリーランススタート」によると、経験年数に応じたフリーランス案件の単価相場と想定年収は以下の通りです(2024年1月調査時点)。

経験年数 単価相場 年収
1年未満 約38万円 450万円
1~2年 約45万円 540万円
2~3年 約64万円 765万円
3~5年以上 約75万円 900万円
5年以上 約90万円 1,080万円

出典:フリーランススタート

前述した年代別の平均年収と比較すると、例えば22歳で正社員としてSwiftエンジニアの実務を経験し始め、30歳のタイミングで独立しフリーランス案件を受けるようになった場合、経験年数は8年なので年収1,000万円となる高単価案件を受注できる可能性があります。

30代全体の平均年収は479万円なので、フリーランスとして案件を受けることで大幅な年収アップが見込めます。ただし、高単価案件で稼働するためには経験年数以外にも言語スキルやコミュニケーションスキルをはじめとしたさまざまな能力もしくは「App Development with Swift」のような資格を求められる場合がほとんどです。

ただ漫然と経験を積むのではなく、どんな分野で活躍したいか?そのために必要なスキルや経験すべき実務は何か?などをしっかりと意識しながらスキルアップしていくことが大切です。

こちらの記事では、Swiftの業務委託案件例をまとめていますので、案件の具体的なイメージがしたい方や案件をお探しの方はぜひあわせてご確認ください。

Swiftのフリーランス案件の探し方

Swiftのフリーランス案件の探し方としてメジャーなのは、「クラウドソーシングサービスやエージェントの利用」です。また、「知人や友人に紹介してもらう」「SNSを活用して案件を探す」などの手法もあります。

こちらの記事ではフリーランスにおすすめのクラウドソーシングサービスやエージェントサイト10選をまとめていますので合わせてご確認ください。

クラウドソーシングを活用する

クラウドソーシングは不特定多数を対象に、インターネット上で発注するスタイルです。さまざまな難易度の案件を見つけられるため、駆け出しのエンジニアにもおすすめです。

フリーランスエンジニアの場合、自ら仕事を取得しなければなりません。「営業のやり方がわからない」「営業手段がない」「まずは副業として取り組んでみたい」という人にも、クラウドソーシングは適しています。

サイトによっては、案件を探すだけではなく、人材を求めている企業から直接スカウトされるケースもあります。利用の際には、案件の数やサポートの有無、受発注の方法、手数料、支払サイクルなどを確認しておきましょう。

エージェントを利用する

エージェントは、専任スタッフが副業などを探している人のスキルや経験などをヒアリングした上で、適切な案件を提案してくれるサービスです。
例えば、「50万円以上の案件を受注したい」「1週間に3日だけ働きたい」などの希望がある場合も、それにマッチする案件を探してくれます。自分で探すよりも、効率よく理想的な案件を見つけやすい点が魅力です。

ただ、エージェントの登録には、過去にこなした案件を示すポートフォリオの提出が必要になるケースがあります。また、高単価案件や優良案件を取得するには、一定のスキルや経験が求められることも覚えておいた方がよいでしょう。

▶︎FLEXYでSwift 案件を探す

知人・友人に紹介してもらう

知人や友人から、直接仕事を紹介してもらうパターンです。人気の高いプログラミング言語であるSwiftを扱うエンジニアは大勢います。日頃から、さまざまなSwiftエンジニアと交流を図って人脈を広げておくと、エンジニア仲間の知人や友人から紹介してもらえるかもしれません。

知人や友人からの紹介は、煩わしい登録作業や手続きなどがなく、スムーズな案件取得や着手が可能です。ただ、友人やクライアントなどと、報酬を含む条件面のやり取りを直接行うため、トラブルに発展するケースも考えられます。クラウドソーシングやエージェントのように、第三者が間に入って仲裁することがないので、最悪の場合、トラブル発生時の解決が長引いてしまいます。

SNSで紹介してもらう

SNSやブログなどを運営し、直接仕事を請けるスタイルです。SNSやブログを営業ツールとして活用し、自身のスキルや経験、強みなどをアピールして仕事につなげます。

手軽に案件を募集できる点が特長です。卓越した営業スキルがなくても、コンテンツを充実させておけば、気になった企業や個人のクライアントから発注を依頼される可能性があります。

ただ、SNSやブログは誰でも閲覧できるため、どのような人・企業からメッセージが届くのかわかりません。相場よりはるかに低い単価で受注させようとする、悪質なクライアントからメッセージが届くおそれもある点に要注意です。安易に受注せず、信頼できるかどうかを慎重に見極めた上で、丁寧に条件などの交渉を行いましょう。

Swiftで年収・単価をアップさせる方法

年収や単価をアップさせる方法として、iOSアプリ開発の知識や経験を得ることが挙げられます。また、「Swift以外のプログラミング言語も積極的にマスターする」「単価交渉を行う」「資格を取得する」なども有効です。

iOSアプリ開発のための知識・経験を得る

Apple社が開発したSwiftは、iPhoneやiPad用のアプリ開発に採用されています。iOSアプリ開発の知識や経験があれば、iOSを搭載したデバイスで動作するアプリの開発を依頼できるので、高単価の案件取得の可能性が高いです。

iOSアプリ開発を専門に行うiOSエンジニアの仕事内容やフリーランス案件の特徴についてもあわせて参考にしてみてください。

iOSアプリ開発に向けてSwiftのフレームワークについての知識を深めておくことも重要です。フレームワークはWebアプリ開発で必要となる機能をもたせたソフトウェアで開発の効率化に欠かせません。特にSwiftはオープンソース言語であるためフレームワークが充実しているので、用途に応じて使い分けできるようにしておくことをおすすめします。

上流工程の業務を経験する

システムやアプリ開発における上流工程とは、要件定義や機能定義、構成管理、計画立案などが該当します。上流工程では、顧客の要望を漏れなく聞き取る必要があり、チームメンバーとのコミュニケーションも欠かせません。技術的なスキル以外も求められるのが上流工程です。

上流工程の経験が豊富なSwiftエンジニアは、希少な人材であるため、高単価の案件を取得できる可能性が高いでしょう。

他のプログラミング言語の知識も身につける

Swift以外のさまざまなプログラミング言語を習得しておくと、活躍できる幅が広がります。例えば、iOSアプリと並行して、Androidアプリも開発するケースでは、Swiftだけではなく「Kotlin」のスキルが求められます。開発プロジェクトにおいて重宝されるのは、Swiftと他言語の違いを正しく理解し、必要に応じて言語を使い分けられる人材です。

また、「Objective-C」を扱えるエンジニアも重宝されます。Objective-Cは、古くからApple製品用アプリの開発言語として採用されてきました。現在でも、採用されているアプリは多々あるので、実務経験の有無により、メンテナンスや運用などの案件を取得できる可能性が左右されます。

単価交渉を行う

受注単価が低い場合は、単価交渉も視野に入れてみましょう。交渉によって、すんなりと単価がアップする可能性があります。単価交渉を成功させるには、クライアントを納得させなければなりません。自身の保有スキルや相場などの根拠を示しつつ、交渉を進めた方が無難です。

クライアントの中には、そもそも適正な単価を把握していないまま、発注しているケースがあるかもしれません。エンジニア側からアピールしない限り、クライアントは気づかずに、その単価で発注を続けてしまいます。明らかに単価が低いと感じたら、一度クライアントと交渉の場を設けてみることをおすすめします。

資格を取得する

Swiftエンジニアとして活動するのに、取得が必須な資格はありません。実務に求められる知識やスキルさえ習得していれば、Swiftエンジニアとして案件は受注できます。ただ、「より高単価な案件を取得したい」「年収をアップさせたい」と考えている場合、資格の取得は有効です。

資格の取得によって、一定の知識やスキル、専門性をアピールできます。おすすめの資格としては、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が実施している「基本情報技術者試験」です。これは、経済産業省のIT政策実施機関であるIPAが主催している国家資格であり、「ITエンジニアの登竜門」とも言われています。

Swift関連の資格では、Swiftの基礎知識を証明できる、株式会社オデッセイ コミュニケーションズ主催の「App Development with Swift」が代表的です。

未経験でもSwiftの案件を獲得できる?

Swiftに関する知識がない、またはSwiftを扱ったことがないケースでは、案件の取得は困難です。未経験者がSwiftエンジニアを目指すなら、知識とスキルの習得から始めましょう。

未経験でSwiftの案件を獲得するなら勉強が必要

Swift案件の多くは、実務経験がある人材を求めているため、未経験者がSwiftの案件を取得することは難しいです。ただ、他のプログラミング言語に長けており、その実務経験がある場合、転職が叶う可能性はあります。

未経験からSwiftエンジニアになるための学習方法

未経験から目指す方法としては、独学やプログラミングスクールでの学習、企業で実務経験を積むことなどが考えられます。どの方法にも一長一短があるので、よく理解した上で自分に合った道を検討すべきです。

独学で勉強する

スクールなどへ通わずに、1人で学習する手法です。Swiftは人気の高い言語であるため、関連書籍は数多くリリースされています。また、オンラインで手軽にプログラミングを学習できるWebサービスも豊富にそろっており、独学でもSwiftエンジニアを目指せます。

独学の魅力は、学習時間が決められていないことから、マイペースに学習を進められる点です。また、スクールでの学習に比べると、コストを大幅に抑えられます。

ただ、モチベーションを保ちにくい上に、わからないことがあっても、誰かに質問できない点が大きなデメリットです。ポートフォリオの作成によって、案件を取得できる可能性はあるものの、決して簡単な道ではありません。

プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールに通えば、未経験でも着実にスキルを習得できます。学舎が遠くて通えない場合でも、通信講座を展開しているスクールなら、オンラインでの受講が可能です。

多くのスクールでは、未経験者でも学習を継続できるよう、適切なサポートが行われています。不明点もその都度解決しつつ、学習を進められるため効率的です。デメリットとしては、独学に比べて費用がかさむ点が挙げられます。

未経験からSwiftの案件取得を実現する最短のルートは、プログラミングスクールでの学習です。長々と時間をかけずに、効率的かつ着実にスキルを習得したいなら、スクールでの学習一択です。

研修が充実している企業で経験を積む

企業に就職し、実務経験を積みながら、スキルアップを目指すルートです。研修やフォローが手厚い企業であれば、実務をこなしつつ、スキルアップを果たせます。

研修内容や研修後のフォローなどは企業によって異なるため、事前の確認が必要です。Swiftを学習できるだけではなく、研修後に学習内容を活かせる案件を任せてもらえるかどうか、などをチェックします。

Swiftで案件を獲得するために必要な勉強時間は?

Swiftの習得に必要な勉強時間

Swiftの習得に要する勉強時間は、人の知識レベルや理解力などによって、習得スピードが変化するので大きく異なります。ただ、Swiftは数あるプログラミング言語の中でもシンプルであり、なおかつバグも出にくいため、短期間での習得が可能です。

一般的には、約40~60時間が必要であると考えられています。あくまで目安なので、参考程度に留めておきましょう。

Swiftを未経験から習得できる学習ロードマップ

まずは、Apple社のアプリ開発ツールである「Xcode」の扱い方を身につけます。iOSを搭載した端末で稼働するアプリの開発にはXcodeを採用し、それに並行して基本的な文法も学習しましょう。

プログラミングスキルは、座学のみでは向上しません。実際にコードを書くことで、スキルがアップします。基本的な知識を身につけたら、実際にXcodeとSwiftを使った開発を進めてみましょう。その後は、クラウドソーシングやエージェントなどを通して、難易度の低い案件をこなしつつ、経験を積むことがベストです。

Swiftエンジニアの将来性

iPhoneやiPadなど、iOS搭載端末は日本国内で高い人気を誇ります。スマホのシェア率やスマホゲーム市場も、拡大の一途をたどっており、Swiftエンジニアの将来性があると考えられます。
さらに、エンジニアの高齢化が進み、今後国内ではさまざまな分野において、人材が不足しています。優秀なSwiftエンジニアは、喉から手が出るほど欲されるため、将来は安泰です。

副業やフリーランスで働きたい方に向けて

副業やフリーランスのSwift案件をお探しの方はFLEXYへの登録がおすすめです。
FLEXYではSwift案件を多数取り扱っていますので是非FLEXYへご登録の上、興味のある案件にご応募ください。

FLEXYに登録する

まとめ

iOSアプリの開発に強みをもつSwiftは、高単価な案件が多いため、高収入に期待できます。知識やスキルのアップデートに努め、十分な経験を積めば、より大きな収入を得られるエンジニアへと成長します。未経験でもSwiftエンジニアを目指せるものの、一定の努力が必要です。独学でも目指せますが、最短で知識・スキルを習得したいなら、プログラミングスクールに通うことをおすすめします。

FLEXYとはABOUT FLEXY

『FLEXY』はエンジニア・デザイナー・CTO・技術顧問を中心に
週1~5日のさまざまな案件を紹介するサービスです