【2023年版】Swiftフレームワークおすすめ8選|最新のSwift案件も紹介
Swiftを用いたアプリやサービスの開発では、フレームワークを使用するとより効率的に作業を進められます。Swiftのフレームワークを使用するメリットとデメリット、おすすめのフレームワークをピックアップして紹介しています。
目次
Swiftフレームワークとは?
Swiftは、iPhoneやiPad、Apple WatchなどApple製品向けのアプリ開発に利用できるプログラミング言語です。2014年、Apple社が一般的なWebアプリ開発にも利用できるオープンソースの言語として発表しました。
他の言語同様、SwiftにもWebアプリ開発で必要となる機能をもたせたソフトウェア「フレームワーク」が存在します。フレームワークには、アプリやシステムの開発によく使われる機能が搭載されているため、開発の効率化に欠かせません。
また、Swiftはオープンソース言語であるため、フレームワークが特に充実しています。正社員もそうですが、個人のスキルの高さがより問われるフリーランスのiOSエンジニアであれば、しっかりとフレームワークをマスターしておくことで高単価案件も受けやすくなります。
おすすめのSwiftフレームワーク8選
Swiftのフレームワークはいくつもリリースされており、それぞれに特徴があります。フレームワークの使用を検討しているのなら、どのような特徴があるのか把握したうえで目的にマッチしたものを選択する必要があります。
1 | Perfect |
2 | Vapor |
3 | Kitura |
4 | Swifton |
5 | Express |
6 | Slimane |
7 | HTTPSwiftServer |
8 | SwiftMonkey |
1. Perfect
Perfectの特長は、フロントエンドとバックエンド開発どちらにも対応できる点です。iOSとWebアプリの同時開発にも対応しているため、さまざまなデバイスで利用できるアプリを同時期にリリースしたいときに便利です。同時開発が可能な環境が整うことで業務効率化も期待できます。
- 概要:Swiftと同時期にリリースされたSwiftフレームワーク
- リリース時期:2015年
- 特徴:iOSとWebアプリの同時開発が可能
2. Vapor
Vaporはテンプレートエンジンやデータベース連携など、Webアプリ開発に要する機能が充実したフレームワークです。開発の効率化を重視して開発されているため、Vaporを活用すれば、さまざまなソフトウェアを短期間で開発できます。また、ドキュメントが豊富で、学習しやすいこともVaporの特長です。
- 概要:PHPのLaravelに影響を受けて誕生したフレームワーク
- 特徴:豊富な機能と開発の効率を重要視した設計
3. Kitura
KituraはサーバやWebアプリケーションの開発に適したフレームワークです。IBM社がリリースしたフレームワークであり、開発したサーバやWebアプリは同社のクラウド環境上で動かせます。メモリの使用量が少ないうえにレスポンスに優れている点が特長です。もともと、サーバ側でのSwift開発をスピーディーに行うため開発された経緯があります。
- 概要:IBM社が2016年にリリースした比較的新しいフレームワーク
- 特徴:WebアプリとWebサーバ開発が可能
4. Swifton
SwiftonはLinuxとMac OSで動作するフレームワークです。コードがシンプルゆえにプログラミングが容易であり、効率的に開発を行えます。フレームワーク特有のルールが少ないため、使いこなしやすい特長があります。PostgreSQLやMySQLなどをサポートしているほか、いくつものデータベースに対応しているため、さまざまな環境での開発が可能です。
- 概要:Ruby on Railsを参考にして開発されたフレームワーク
- 特徴:コードがシンプルなうえ複数のデータベースに対応
5. Express (SwiftExpress)
ExpressはWebアプリ開発が可能なフレームワークです。シンプルかつ軽量ゆえにスピーディーに処理を実行でき、スムーズに開発を行えます。MVCの設計モデルを採用しているため拡張性にも優れています。一般的なWebアプリのほか、Web APIサーバの開発に適している点も特長です。
- 概要:数あるフレームワークの中でも最速の動作を実現するフレームワーク
- 特徴:シンプルなテンプレートによるスムーズな開発をサポート
6. Slimane
SlimaneはExpressの影響を受けたフレームワークのひとつです。単独でWebサーバとしても機能するため扱いやすく、高速処理を得意とします。いくつものモジュールを組み合わせた開発を行えるほか、非同期通信に強い特長もあります。Webアプリへの同時接続では速度が低下しがちですが、非同期通信に強いSlimaneではそこまで速度が落ちません。
- 概要:シンプルな設計を採用したマイクロフレームワーク
- 特徴:高速処理や非同期通信に強くWebサーバとして単独で作動
7. HTTPSwiftServer
HTTPSwiftServerは、Mac OS用アプリの開発で利用するフレームワーク「Cocoa」を拡張するフレームワークです。iOSアプリとHTTPの連携が可能であるほか、機能もシンプルゆえに扱いやすいという特長があります。
- 概要:Mac OSアプリやサーバ開発が可能なフレームワーク
- 特徴:iOSアプリとHTTPとの連携が可能
8. SwiftMonkey
SwiftMonkeyはiOSアプリのUIテストを実行できるフレームワークです。クラッシュが発生した原因や、アプリ利用時におけるリアクションの鈍さ、不具合の箇所などを発見できます。SwiftMonkeyで動作確認作業を簡潔化し、迅速に問題点を抽出・改善できるため、業務効率も向上します。
- 概要:Swift4.0でUIテストに利用できるフレームワーク
- 特徴:アプリ上で発生している不具合の抽出が可能
Swiftフレームワークを使用する案件なら「FLEXY(フレキシー)」
「FLEXY(フレキシー)」は、多様な働き方の実現をサポートするプロ人材サービスです。FLEXYでは、さまざまな開発案件を扱っており、Swiftフレームワークを使用する案件も豊富です。
以下、FLEXYで掲載している案件を2つ紹介します。
案件①:【Swift】大手自動車会社で新規サービスアプリのiOS開発支援
こちらは、新規サービスアプリのiOS開発案件です。週に一度、クライアントのオフィスでミーティングを実施するものの、リモートワーク中心であるため、自由度の高い働き方が可能です。
■案件概要
- 職種:iOSエンジニア
- 稼働日数:週5
- 報酬:~80万円/月
- 勤務地:赤坂
- リモート:可
■業務内容
自社で開発中の新規サービスアプリのiOS開発
- 仕様書ベースの要件があるのではなく、不具合チケットをベースにスポットで回収のピンチヒッターを求めており、期限内にどれだけ消化できるかが求められます。
- チケットの優先順位付けは先方が行います。
- 上がってきたチケット内のスケジュール管理は、お任せしたいです。
■必須要件
- iOSアプリケーション開発におけるSwiftを用いた実務経験が3年以上あること
- 高度な問題解決能力とコーディングスキルを有すること
- AdobeXDおよびFigmaを用いたUIデザインデータと連携した開発ができること
- 貸与PCでの開発 or 指定のセキュリティ環境を導入可能
■歓迎要件
- 位置情報や音声データを活用したモバイルアプリケーションの開発経験があること
- アジャイル開発の経験があること
案件②:【Swift】鉄道会社のアプリを複数開発・提供する企業でiOSアプリ開発支援(ビジネスタイム外可)
こちらは、Swiftを用いたアプリ開発支援の案件です。稼働日数が週3~5日なので、副業としてSwiftフレームワークを扱う案件に挑戦したい人にも適しています。
■案件概要
- 職種:iOSエンジニア
- 稼働日数:週3~5
- 報酬:~80万円/月
- 勤務地:神谷町
- リモート:可
- 土日OK
■募集背景
事業グロースをしている中で、現状の開発リーダーの業務が過多になっているため。いわゆるタスク剥がしをして、剥がす側、剥がされる側ともに適正な業務量にしていきたい。
■業務内容
当該企業が開発・UI/UX設計・企画支援・アプリマーケティング支援を行っている鉄道会社のMaaSアプリのカスタマイズプロダクト
■必須要件
- システムの設計の 0→1 ができる人 (要件からシステムの概要設計ができる人)
- 顧客向け/エンジニア向けの設計書が書ける
- 自走して動ける (受け身ではなく、自発的に動ける人)
- Swiftの開発実務経験
■歓迎要件
- 開発チームリーダの経験
Swiftフレームワークを使用するメリット
Swiftフレームワークを採用するメリットは、開発効率の向上です。また、開発チーム内でコードを統一できるほか、バグを減らせるという利点もあります。
1:作業効率が向上する
Swiftのフレームワークには、アプリ開発に要する基本的な機能が実装されています。コードを一から記述する必要がなく、通常100行以上のコーディングが必要な場合でも、数行から数十行に短縮できるケースもあります。
スマホ向けアプリからmacOS向けサービスまで、開発規模はさまざまですが、それらをエラーなく完了させるには膨大な時間を要します。フレームワークを活用することで、コーディング作業に要する時間を大幅に短縮でき、効率アップが可能です。さらに、業務効率化により開発スピードも速まります。よって、これまでと同じ時間でもより多くの成果物が完成できるため、売り上げや利益の拡大にもつながります。
フレームワークを活用することでエンジニア個人が受ける恩恵は、作業負担を軽減できることやコーディングに費やしていた時間をほかの業務に振り分けられることなどです。
2:コードの統一性を保持する
フレームワークを用いれば、一定のルールに基づきコーディングできるため、コードの統一性を保てます。エンジニアによってコードの書き方は異なるため、プロジェクト全体でコーディングのスタイルがばらついてしまうことがあります。その結果、複数名で行う開発では、スケジュールどおりに開発完了できない事態に陥りがちです。
フレームワークを用いて、共通ルールのもと開発を行えば、コードの統一性を高めることが可能です。特にチームでの開発ではコードに一貫性があることが重要で、開発のスケジュールをも左右します。
3:バグを削減できる
フレームワークを使わない場合は、エンジニアが自力ですべてのコードを記述します。コーディング作業が膨大だと、集中力低下などさまざまな要因によってミスが発生し、バグにつながるケースは珍しくありません。
フレームワークを活用すれば、エンジニアが一からすべてコーディングする必要がなくなります。結果的にバグを削減でき、効率的な開発が可能です。
Swiftフレームワークを使用するデメリット
Swiftフレームワークを活用すれば多くのメリットが得られるものの、よい点ばかりではありません。主なデメリットは、学習コストがかかることやイレギュラー対応が困難なことです。
1:学習コストがかかる
Swiftを扱うスキルとは別に、フレームワークに関する知識が必要です。使用するフレームワーク特有のルールや扱い方を学ぶ必要があるため、学習コストが生じます。
さらに、フレームワークの中にはドキュメントを英語版のみで提供しているものもあります。このようなフレームワークを採用する場合、自力で英語を読み解いたり、翻訳サービスを利用したりしなくてはいけません。また、ユーザーコミュニティが発達していないフレームワークの場合は、書籍の購入や調査のための時間を要します。
2:イレギュラーへの対応が難しい
Swiftのフレームワークを活用する場合、あらかじめ決められた枠組みの中で開発できるため効率的な開発が可能な一方、イレギュラーな処理がしにくいデメリットがあります。前例の少ない新規開発には向いていません。
まとめ
Swiftのフレームワークを活用するとバグの削減やコードの統一が実現し、業務も効率化できます。一方で、学習コストの発生やイレギュラーな対応が困難などのデメリットもあるため注意が必要です。
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