React年収900万円以上のフリーランス案件・求人|単価相場や将来性も解説

Reactの平均年収・単価相場は?フリーランスの案件や将来性についても解説

JavaScriptのフレームワークであるReactは、フロントエンドで多く利用されており、国内外問わず注目を集めています。フリーランスとして活動している方向けに、Reactの単価相場や案件獲得方法、将来性について紹介します。また、高単価案件の獲得に必要なスキルも取り上げるので、入門予定の方はぜひ役立ててください。

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Reactの平均年収・単価相場

Reactはプログラミング言語JavaScriptの代表的なフレームワークの一つです。Reactだけに絞った年収は明らかになっていませんが、求人ボックスに掲載されている正社員求人をもとに算出すると、JavaScriptエンジニアの平均年収は約600万円です(2023年12月時点)。
国税庁の調査では、令和4年12月31日時点で1年を通じて勤務した給与所得者数5,078万人の平均給与は458万円であることが明らかになっています。このことから、Reactを含むJavaScriptエンジニアの年収は高水準と言えるでしょう。

出典:求人ボックス「JavaScriptの求人情報」
国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」

さらに、フリーランススタートで掲載されているReactのフリーランス求人・案件の月額平均単価は74.5万円で年収に換算すると、約900万円になります(2023年12月時点)。この金額は全給与所得者平均給与のおよそ2倍で、フリーランスとして活躍することで大幅な年収アップが見込めます。

出典:フリーランススタート「Reactのフリーランス求人・案件一覧」

FLEXYでは、ITエンジニアに高単価な週1~5日のさまざまな案件をご紹介しています。これまでフリーランスエンジニア向けのReact案件を479件取り扱っており、現在13件ご案内が可能です(2023年12月26日時点)。報酬単価が最も高い案件で月額報酬~100万円、報酬単価が低い案件でも月額報酬~60万円と高単価案件を扱っています。フリーランスエンジニア向けの仕事をお探しの方はFLEXYへ登録の上、ぜひ専任のコンサルタントまでご相談ください。

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フリーランス向けReact案件の動向

フリーランスエンジニアがReact案件を受注する際に知っておきたい、Reactの案件数と動向について解説します。JavaScriptのフレームワークでReactを扱った経験がある方や、これから入門して報酬単価を上げたい方は役立ててください。

Reactの平均案件数

利用するサービスによっても案件数は異なりますが、フリーランスエンジニア向けのReact案件は増加傾向にあります。平均1,000件以上は案件があり、安定的な収入を目指せます。実際に、エンジニアスタイル東京の調査によると、フリーランスエンジニア向けのReact案件は5,584件ありました(2023年6月調査)。フレームワーク別の案件数のランキングでは見事に1位に輝いています。世界中で注目されているフレームワークのため、国内でも注目度が高く案件数が増加する結果となりました。

出典:【2023年6月】フリーランスエンジニアのフレームワーク別受注平均単価|1位は「Yii」の93万円

React案件の動向

Reactはプログラミング言語のJavaScriptにおけるフレームワークであるため、扱うにはJavaScriptの基礎知識が必要です。ただし、JavaScriptの実務経験や知識がなくとも、Web開発周辺の言語をひとつ習得していれば、他の言語は習得しやすくなります。Webサービスの開発には、バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアの両方が必要です。バックエンドエンジニアとして経験を積んできた方も、フロントエンドのReact案件をこなすことで両方に対応できるエンジニアとして重宝されます。オールラウンドプレーヤーとしてより多くの案件を受注できるようになり、収入アップに期待が持てます。

フリーランス向けReact案件を受けるためのポイント

ここからは、フリーランスエンジニアがReact案件を獲得するために必要なスキルや案件獲得の方法について紹介します。

React案件獲得に必要なスキル

Reactの案件を獲得するのに必要なスキルを5つ紹介します。安定的に案件を獲得したい方は、企業から求められるスキルを身に付けるところから始めてみてください。

フレームワークに関するスキル

Reactの案件獲得には、JavaScriptの人気のフレームワーク・ライブラリを使った開発経験があると有利に働きます。React案件と一口に言っても、プロダクトによって適したフレームワークは異なるので、他のフレームワークやライブラリの知識が必要となるケースがあります。JavaScriptのフレームワークやライブラリに精通していると、React案件を獲得しやすくなるので、経験を積むことがおすすめです。初心者でも挑戦できる比較的簡単な案件から挑戦し、開発経験を積めば、報酬単価のアップに期待が持てます。

SPAの構築に関するスキル

Reactの案件獲得には、SPA開発の経験があると企業に重宝されます。SPAはWebページの遷移を行わず、必要なコンテンツのみ更新をかけてユーザービリティを向上させます。Webページを丸ごと実装するのではなく、複数のコンポーネントに分割して実装できるので、変更点のみ修正が可能です。また、コンポーネントを修正すると、同一のコンポーネントを利用しているWebページを一括で変更できます。コンポーネントを再利用することで、Webページを新規作成する際にコードを一から書く必要がなくなります。コードの記述量を削減でき、開発負担を大幅に減らせるため、React案件ではSPA開発が主流です。SPAを使用したシステムは増加しており、対応できる人材の需要が高まっています。

バックエンド構築に関するスキル

Reactはフロントエンド開発で人気がありますが、Webサイト開発ではフロントエンド・バックエンドの両方が必要となるため、バックエンドの知識も持っていると優遇されます。開発チームがシステム全体の構築を行う場合もあり、両方の知識や経験があれば他のエンジニアと差別化が図れます。

Reduxに関するスキル

上述したようにReactは、SPAを使用するとコンポーネントの再利用が可能です。コンポーネントを一度作成すると、同一のコンポーネントを新規作成のWebページで利用することはもちろん、使用したWebページの一括修正ができて重宝します。ただし、Webページの一括修正には注意点があり、propsを使って親から子コンポーネントへデータを受け渡す場合は、子コンポーネントからデータの更新はかけられません。親のコンポーネントを修正する必要があり、データの管理が複雑になります。

その点、Reduxを使用するとコンポーネントからアクセスできるデータを一元管理できるので、親子関係によらずどのコンポーネントからも修正・更新が可能です。大規模な案件でよく使用されており、React案件ではReduxの知識も求められるケースがあります。案件の幅を広げたり、収入を増やしたりするためにも、React案件を獲得するならReduxは欠かせないスキルです。

コミュニケーションスキル

WebアプリケーションやWebサイトの開発は、複数のチームでタスクを分担して行うケースが一般的です。チームで効率的にプロダクトを制作するためには、コミュニケーションスキルが求められます。エンジニア同士で連携を図り、手戻りやリードタイムの増加を避ける必要があります。リリースに遅れを生じさせないためにも、チームで進捗状況を把握しながら作業を進めるので、ある程度の対人スキルが必要です。独学でReactを習得して実務経験がない方は、チームでの開発経験を積むところから始めてみてください。単価が低い未経験でもチャレンジできる案件から挑戦して、実務経験を積むことがおすすめです。

高単価案件を獲得するためのポイント

前述したスキルを習得した上で以下に挙げたようなスキルの習得や知識を得ることでより高単価な案件を受けやすくなります。今よりも高年収を稼ぎたい方はぜひ参考にしてください。

UI/UXデザインスキルを身に付ける

ReactでWebアプリやWebサイトを開発する場合、UI・UXデザインスキルがあると、ユーザービリティを向上できます。Reactの利用で一定以上のUIデザインを目指せるものの、他サービスと差別化を図るにはユーザー体験を向上させる必要があります。たとえば、シンプルで分かりやすいレイアウトや、直感的に操作できるインタラクションデザインなど、ユーザー視点を意識したスキルを身につけることが大切です。ユーザーがストレスなく使えるWebアプリやWebサイトの開発ができれば、収入アップも夢ではありません。

スクラム開発の経験をつける

スクラム開発とは、チームでタスクや役割を分散して、効率的にプロダクトを制作する方法のことです。同時進行で複数の作業を進められるため、効率よくWebアプリを開発できるほか、リリースを早められるメリットがあります。チームでタスクを分けるので、コミュニケーションを図って、作業が遅れないように努めなければなりません。上流工程の求人でもスクラム開発の経験が重視されているので、開発経験がない方は小規模なプロダクトから挑戦するのがおすすめです。比較的挑戦しやすいのは自社開発案件で、自社プロダクトのためスケジュールを調整しやすく、無謀な納期に悩まされる心配がありません。一方で、受託開発案件はクライアント次第で納期が左右されるので、開発経験が浅い方は納期に悩まされるリスクがあります。未経験者でも挑戦できるプロダクトでスクラム開発経験を積むことが大切です。

SPAやReduxを深く理解する

Webページの遷移に時間がかかるほど、ユーザーが途中で離脱するリスクが高まるため、多くの企業でSPA開発が採用されています。また、コードの記述量を削減できるので、開発負担が減ることも、SPAが重宝されている理由のひとつです。React 案件ではSPAを使用しているケースが多いものの、SPA開発ができる人材は不足しています。ユーザー視点のWebアプリやWebサイトの開発には、Webページの遷移を行わずにコンテンツを更新できるSPAのスキルが必要です。スキルを持っていると高単価案件を獲得できる可能性が高まります。

さらに、Reduxの知見があれば、コンポーネントのデータ管理が楽になります。親から子へバケツリレーのようにデータの受け渡す必要なくなり、どのコンポーネントからも修正が可能です。WebアプリやWebサイトの開発が楽になり、バグの削減にも寄与します。

React案件獲得におすすめな3つの方法

続いて、フリーランスエンジニアがReact案件を獲得するための方法を3つ解説します。企業に現在勤めている方や、すでにフリーランスエンジニアとして活躍している方は、効率良く案件を獲得して収入アップを図ることが大切です。

クラウドソーシングを活用する

クラウドソーシングは、仕事を探す不特定多数のエンジニアと企業を繋ぐマッチングプラットフォームです。初心者でも安心して取引できるように、応募から採用、報酬の振り込みまでの流れが明確に決められています。初心者向けの案件も多く掲載されており、実績をつくりたいエンジニアに人気があります。Reactを使った実務経験がない方は、クラウドソーシングを検討するのもひとつの手です。ただし、経験を問わない案件が多い分、報酬単価は安くなる傾向があるので、経験を積んだら他サービスの併用も検討してみてください。

エージェントを利用する

エージェントは企業とエンジニアを繋ぐサービスで、コンサルタントが間を取り持ってくれます。専門的な相談ができたり、福利厚生や税金面の案内を受けたりと、さまざまな支援が受けられます。エンジニアの希望やスキル、経験を考慮してそれぞれにあった案件を紹介してもらえるので、高単価案件の受注も夢ではありません。

フリーランス協会が850人を対象に調査したところ、直近1年間の仕事の獲得経路として、エージェントサービスの利用と回答した人が219名に上りました。実に25.8%ものフリーランスやパラレルキャリア稼働者が、エージェントサービスで仕事を獲得していることが分かりました。また、最も収入が得られる仕事の獲得経路として挙げた人が105名に上るなど、収入アップを実感している人も多くみられます。

フリーランスエンジニア向けの高単価案件を効率的に受注するなら、エージェントサービスの利用も検討してみてください。FLEXYでは、React案件をお探しの方に高単価な週1~5日のさまざまな案件をご紹介しています。登録から契約まで全て無料で、週2~3日の稼働案件からご案内が可能です。フリーランスエンジニア向けの仕事をお探しの方はFLEXYにご登録の上、コーディネーターまでご相談ください。各コーディネーターとそれぞれが担当している案件をご紹介します。

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人脈やSNSを利用して紹介してもらう

これまで築いてきた人脈を活用して仕事を紹介してもらうと、オンライン上では募集していない高単価案件を獲得できる可能性があります。人脈をつくる必要があるので上級者向けの手法ではありますが、独立を考えている方は検討しておきたい手法のひとつです。今後のビジネスに役立つ人脈をつくっておくと、仕事を受注できるだけでなく、自分では気が付けないアドバイスをもらえるので自己成長に繋がります。

フリーランス協会がフリーランスやパラレルキャリア稼働者850名に対して調査したところ、直近1年間の仕事の獲得経路として人脈と回答した人が600名に上りました。実に70.6%もの人が人脈をつかって案件を受注している結果となりました。また、最も収入が得られる仕事の獲得経路として人脈と回答した人が286名に上り、33.6%の人が高単価案件を獲得できたと実感しています。IT関係の知り合いが周囲にいない場合は、SNSで自分のスキルや経験をアピールするのもひとつの手です。知名度が向上すれば、企業側からアプローチされます。

React案件を獲得して副業・フリーランスを始めるメリット

Reactの案件を獲得して、副業やフリーランスを始めるメリットは大きく分けて3つあります。これから入門予定の方や、活動予定の方は以下の点を踏まえて、無理のない範囲で始めてみてください。

以下の記事ではReact入門するにあたって必要なスキルや躓きポイントを解説していますのであわせて確認しておくと良いでしょう。

需要が高まって求人数が増加している

ReactはMeta社(旧Facebook)が開発しており、世界的に有名なWebサービスInstagramやFacebookなどで採用されているフレームワークです。採用実績が豊富なため、国内外問わず多くの企業がフロントエンド開発に採用し始めています。実際に世界中のITエンジニアを対象とした調査「State of JavaScript 2022」では、フロントエンドフレームワークの利用率のランキングで1位を獲得しました(調査対象3万9,472人)。2016年から2022年の調査まで7年連続で1位に輝いています。

また、Reactの平均案件数でも取り上げましたが、エンジニアスタイル東京の調べではReact案件は2023年6月時点で5,584件あり、案件数ランキングでは1位を獲得しました。国内でも需要の高まりを受け、求人数が増加傾向にあります。Reactエンジニアは求人が多く、月額受注単価が高い傾向にあるので、自分のスキル・経験・条件に合う案件を選択できます。

出典:【2023年6月】フリーランスエンジニアのフレームワーク別受注平均単価|1位は「Yii」の93万円

学習コストをかけずに学べる

プログラミング言語のJavaScriptと、フレームワークのReactは国内で利用率が高く、インターネット上に技術的な情報が豊富にあります。入門ハードルが低く、独学でも習得できます。書籍や学習サイトなども数多くあり、JavaScriptの他のライブラリやフレームワークと比べて学習コストを抑えることが可能です。他のプログラミング言語やフレームワークを習得した経験がある方は習得しやすく、実務未経験でも案件を受注できる可能性があります。未経験で入門する場合は挫折するリスクがあるため、疑問が生じたときに気軽に聞ける環境を用意するのがおすすめです。プログラミングスクールなどを上手く活用し、効率的に習得を目指してみてください。

リモートワーク可能な案件が多い

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、IT業界ではリモートワークに対応した案件が増えています。リリースから根強い人気を誇るJavaScriptを採用している企業は多いため、副業やフリーランス向けのReact案件も増加傾向にあります。リモートワークは通勤時間を削減できるので、ライフワークバランスを重視するエンジニアにおすすめです。通勤にあてていた時間をReact案件に費やせます。

FLEXYでは、副業やフリーランス向けのリモートワーク対応の週1~5日のさまざまな案件をご紹介しています。これまでにリモートワーク対応のReact案件を474件取り扱っており、現在13件ご案内が可能です(2023年12月26日時点)。案件により週2~5日の稼働日数から選択できます。すきま時間に働けるReact案件を探している方、週5日稼働できる高単価のReact案件を探している方はぜひご相談ください。

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まとめ

JavaScriptのフレームワークであるReactは国内外問わず需要が高く、フリーランス向けの報酬単価が高い案件が豊富にあります。他のプログラミング言語を習得していれば、JavaScriptやReactの習得ハードルは低く、実務経験がなくとも案件獲得に期待が持てます。Reactの案件を獲得するなら、エージェントの利用がおすすめです。コンサルタントが企業とエンジニアの間に入り、スキルに合う案件を紹介するので、効率的に案件を獲得できます。
FLEXYでは3年以上の経験をもつプロフェッショナルなITエンジニア向けに、高単価案件をご紹介しています。フリーランスとして活動予定の方はぜひFLEXYへご登録いただき専任のコンサルタントにご相談ください。

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