JavaScriptフレームワークまとめ|2024年版おすすめの種類や選び方

2023年版JavaScriptフレームワークおすすめ5選の種類と特徴

JavaScriptは、アプリやWebをはじめとするさまざまな分野に活用できる汎用性の高い言語です。エンジニアはもちろんですが、Webデザイナーにも取得されることがあります。この記事では、JavaScriptの概要やメリット・デメリットに触れながら、2024年最新のJavaScriptフレームワークを紹介します。

JavaScriptフレームワークについて

JavaScriptフレームワークとは、JavaScriptでの開発を効率的に進められるコンテンツの骨組みのことです。まずはJavaScript自体の概要や言葉の意味などの基本知識を紹介します。

JavaScriptとは?

JavaScriptは、Webブラウザを動かすためのプログラミング言語です。たとえば、カルーセルやポップアップ画面、メッセージボックスの表示など、Webブラウザを動かすために使用されています。HTMLやCSSなど、静的なコンテンツを作成する言語とJavaScriptを組み合わせることで、動きのあるWebページを作成できます。

JavaScriptの特長は、汎用性が高く、幅広い分野で利用できることです。プログラミング言語としては昔から人気があり、現在も主流な言語のひとつとして多くのシーンで活用されています。
近年はJavaScript言語を扱える開発環境も充実しており、オフラインで利用できるものやオープンソースのクラウドサービス、アプリ開発に特化したものも登場しています。
さらに、JavaScript言語を扱えるフレームワークとして、JavaScriptフレームワークがあります。既存の設計をそのまま使い回しできるため、効率的に開発できます。

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フレームワークとライブラリの違い

フレームワークと混同されやすい言葉として、ライブラリがあります。フレームワークは、骨組み・構造を意味する言葉で、開発に必要な最低限の機能がそろったテンプレートのようなイメージです。再利用可能なプログラムやコードが含まれており、流用することで既存の枠組みをそのまま使い回しできます。たとえば既存のものと似た機能をもつアプリを作りたいとき、該当のフレームワークを活用することで、エンジニアはゼロからコードを書く手間を削減できます。

一方、ライブラリはよく使用するコードをまとめた部品集のイメージです。フレームワークはあらかじめ作られた枠組みをそのまま利用しますが、ライブラリではプログラマーが必要だと判断した機能を部分的に読み込みます。ほかのライブラリへの変更も比較的容易にでき、エンジニアは自作のライブラリを作成することもできます。

フレームワークとツールの違い

ツールは、システム開発そのものをサポートする目的で使用されます。たとえば、プログラミングツールにはソースコードの作成を強化するコードエディタ、ネットワーク上にソースコードを格納するソースコード管理ツール、仕様書を作成するドローツールなどがあります。フレームワークは、アプリなどの標準的な構造を実装するプログラムの集まりであるため、ツールとフレームワークは全く別物です。

JavaScriptフレームワークの選び方と注意点

フレームワークは数多くの種類があるため、採用実績やトレンドなどを把握したうえで実用性の高いものを選ぶことが大切です。

JavaScriptフレームワークの選び方

どの案件を引き受けるかによって使用するJavaScriptフレームワークは異なります。フレームワークは数多くの種類があるため、学習するものをただやみくもに選んでいると「学習コストのわりに実用性がない」などの失敗におちいることも少なくありません。

実績が少なく現在トレンドではないフレームワークばかり学習しても、実践では活かせない可能性があります。JavaScriptフレームワークを選ぶときは、採用実績やトレンドなどを調べ、多くの案件で使用されているものを優先するのがおすすめです。

また、特定のプロジェクトに参加する場合は、プロジェクトの傾向を把握し、目的に合ったものを学習することが大切です。たとえば、大規模なアプリ開発の場合は多くの機能をもつフレームワークを、スマートフォン向けのアプリの場合は小規模開発に適している軽量のフレームワークを選ぶなどが挙げられます。

JavaScriptに関する実際の案件傾向もあわせて確認しておくと良いでしょう。

JavaScriptフレームワークを選ぶときの注意点

JavaScriptフレームワークを選ぶときには「学習コスト」と「将来性」に注意しましょう。フレームワークによっては学習コストが高く、取得までに多くの時間を要するものもあります。その分リリースまでに時間がかかってしまうため、開発効率との兼ね合いを見ながら、最適な学習コストであるかを慎重に検討することが大切です。新しいフレームワークを学習するときは、なるべく学習コストの低いものを選ぶとよいでしょう。

また、普及率が下がり始めているなど、将来性が見込めないフレームワークはおすすめできません。フレームワークのトレンドを調査していると、過去には採用率が高かったものの、現在はトレンドではないというものも見受けられます。場合によっては最新技術・仕様に対応しておらず、長期的にシステムを稼働できないなどのトラブルが発生する可能性も少なくありません。フレームワークを選ぶときは将来性を見込んだうえで、普及率が安定しているものを選定しましょう。

【2024年】JavaScriptのおすすめフレームワーク・ライブラリ5選

続いて、多くの開発で使用されている主要なJavaScriptフレームワークやライブラリを紹介します。これからフレームワークを学ぶ人や、どれを学習すべきか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

1 Vue.js
(ビュージェイエス)
2 React
(リアクト)
3 jQuery
(ジェイクエリー)
4 React Native
(リアクトネイティブ)
5 Node.js
(ノードジェイエス)

1. Vue.js(ビュージェイエス)

Vue.jsは、2014年2月にリリースされたシンプルで自由度が高いフレームワークです。学習コストが非常に低く、数多くの種類があるJavaScriptフレームワークのなかでもトップクラスの採用率を誇ります。拡張性が高く、ほかのライブラリで足りない部分を補完したり、ライブラリで開発中にVue.jsで機能を補ったりすることも可能です。

Vue.jsは小規模でシンプルな設計を得意としており、中規模程度のアプリ開発に適しています。大規模な開発にはかえって不向きのため、別のフレームワークを活用しましょう。

 

2. React(リアクト)

React(React.js / ReactJS)は、Meta(旧Facebook)社が開発したUIパーツ用のライブラリです。Meta(旧Facebook)やInstagram、Yahoo!など世界中の優良サイトで使用されており、信用性の高いライブラリとして人気を集めています。

Reactは動作が高速なため、JavaScriptを多用したSPA(Single Page Application)の作成に適しています。また、コードをコンポーネントと呼ばれる個々の要素に部品化できるため、開発規模が大きくなっても管理しやすく、修正や修理、再利用がしやすいことが特長です。

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3. jQuery(ジェイクエリー)

jQueryは、JavaScriptのライブラリでは歴史が古く、今でも多くの人に利用されています。HTMLやCSSに関するコードを数多く扱っており、それらを使うことで長く複雑なコードを短いものに短縮できます。シンプルなコードでさまざまな開発が行えるため、作業効率化に効果的です。

jQueryの特長は、すべてのブラウザに対応していることです。「同じコードでもブラウザによっては実行されない」などのトラブルを防げるため、開発環境に関わらず想定通りのプログラムが作成できます。

 

4. React Native(リアクトネイティブ)

React Nativeは、アプリ開発に特化したフレームワークです。JavaScriptのライブラリであるReact(React.js / ReactJS)を使用して、モバイル端末アプリを開発できます。

React Nativeの特長は、ほかの言語を必要とせず、JavaScriptのみでAndroid・iOSの両方に対応したアプリが作れることです。また学習コストがかからず、初心者でも扱いやすいメリットがあります。コードの書き方などはReactと共通する部分も多いため、Reactを使ったことがある人なら問題なく扱えるでしょう。

5. Node.js(ノードジェイエス)

Node.jsは、サーバサイドJavaScriptの代表といわれるライブラリです。

本来JavaScriptはWebブラウザ上でのみ実行でき、そのままではサーバ上で動作できません。しかし、Node.jsを導入することで、JavaScriptをサーバ上で実行できるようになります。開発環境の利便性向上に効果があり、Webサーバの構築やアプリ開発、IoT分野の開発などに活用されています。

Node.jsは、リアルタイムな処理を得意としており、比較的小規模な開発に適しています。またレスポンスの速さやスムーズな情報処理が求められるWebアプリやスマホの開発に効果的です。

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JavaScriptフレームワークのメリット

JavaScriptフレームワークを活用するメリットは、コードの統一や作業効率の向上、バグを減らせることなどです。

1. コードを統一できる

チームで開発を行うとき、エンジニアのスキルにばらつきがあるとコーディングに差が生まれてしまいます。同じ内容でも人によって書き方が違うと、確認作業に時間がかかったり、修正が難しかったりと業務効率が低下する可能性もでてきます。しかし、JavaScriptフレームワークを使用するとコードを統一でき、エンジニアによる記述の差異を最小限に抑えられます。

2. 作業効率が上がる

JavaScriptフレームワークは、再利用可能なプログラムやコードを含んだコンテンツの骨組みです。開発に必要な機能がテンプレートとして使用できるため、エンジニアはゼロベースでコードを書く必要がありません。追加したい機能を記述したり、適宜変更したりするだけで済むため、開発を効率化し短時間で品質のよいサービスを開発できるメリットがあります。

3. バグを減らせる

プログラミングに関わらず、人の手で作業を行うとどうしてもミスが発生しやすいものです。フレームワークはゼロベースでのコーディングではないため、エンジニアの記述量を減らし、誤入力などによるエラーを削減する効果があります。

JavaScriptフレームワークのデメリット

JavaScriptフレームワークを使用するデメリットは、学習コストがかかる点や複数の種類を学ばなければならない点、技術向上の妨げになる点が挙げられます。

1. 学習コストがかかる

JavaScriptを学ぶ以外に、フレームワークについての知識を深める必要があります。フレームワークはそれぞれに特有の記述ルールがあるため、それらを覚えてからでないと使用が難しいからです。また、海外のものやあまり有名でないものなど、フレームワークの情報が十分に出回っておらず学習が難航するケースも少なくありません。いずれにしても、フレームワークの使用はある程度の学習コストがかかることを理解しておきましょう。

2. 複数のフレームワークを習得する必要がある

引き受ける仕事や案件、企業などによって、使用するJavaScriptフレームワークは異なります。そのため、ひとつのフレームワークを学べばよいわけではなく、業務で使うフレームワークをその時々で学んでいくのが一般的です。さまざまな種類の案件に携わるには、複数のフレームワークを取得する必要があるでしょう。また、フリーランスのエンジニアなどは、取得したフレームワークを活かせる案件を選ぶのもおすすめです。

3. 技術の向上を妨げる可能性がある

JavaScriptフレームワークは必要最低限の機能が備わっているため、コードの本質的な意味を理解していない人でもプログラムの作成が可能です。作業効率の向上や開発時間短縮に貢献する便利な手法ではありますが、頼りすぎるとJavaScriptへの理解が不十分になる恐れもあります。

案件のなかには、フレームワークを応用したり、ゼロベースでの記述が求められたりと高い開発レベルが求められるものもあります。そうした業務にも対応できるように、JavaScriptの知識をしっかりと身につけたうえでフレームワークを活用しましょう。

まとめ

JavaScriptフレームワークとは、JavaScriptでの開発を効率的に進められるコンテンツの骨組みのことです。再利用可能なコードを含んでおり、それらを流用することで既存の機能や構造をそのまま使い回しできます。エンジニアはゼロベースで開発を行う必要がないため、作業効率化やミス防止、コードの統一などのメリットが期待できます。

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