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Objective-C PROJECTS

Objective-Cとは?

「Objective-C(オブジェクティブシー)」は、C言語にSmalltalk型のオブジェクト指向性を組み合わせることで生み出されたオブジェクト指向言語です。オブジェクト指向言語とは、関連するデータをひとまとめに管理することでプログラムを簡単に記述できるプログラミング言語のことです。Objective-C は、Apple社製品に搭載されるiOSアプリ開発用の言語として認知を広めました。2010年ごろのiOSアプリ開発はObjective-Cでしか行えなかったため、この期間のアプリ開発経験がある方にとっては慣れ親しんだ言語でしょう。iOSアプリ開発において膨大な数の開発事例があるため、長年のノウハウが蓄積されて効率的に運用されています。現在でもiOSアプリの開発・保守に用いられているほか、ゲームアプリや業務系のアプリなどにも利用されることがあります。
とはいえ、Objective-C はAndroidのアプリ開発やWebアプリ開発にはほとんど使われないので、用途の限られたプログラミング言語です。現在はObjective-Cの代わりとなる「Swift(スウィフト)」という言語をApple社が開発したため、iOSアプリ開発においてもObjective-Cのシェアは下落傾向にあります。

Objective-Cフリーランスエンジニアに必要なスキル

Objective-Cを使ってフリーランスエンジニアとして働く際は、ほとんどの場合、iOSアプリ開発の実務経験が求められます。iOSアプリ開発の現場や個人でアプリ開発の経験を積んでから、フリーランスエンジニアへ転向するのが基本と考えましょう。

現在、Objective-Cを用いる案件は保守業務がほとんどです。保守業務においては既存システムへの理解やインフラの知識、トラブルの原因を見抜く分析力などが求められます。プログラムを「書く」ことよりは「読む」ことがメインになるので、既存のソースコードを読む技術も必要です。また、コミュニケーション能力も無視できません。クライアントとやり取りしたり、チームでトラブルに対処したりするシーンが多いからです。案件によっては、コミュニケーション能力が必須要件に組み込まれている場合もあります。

アプリ開発に携わるような高度な案件では、Objective-C以外の言語が必須、あるいは使えると有利です。Objective-Cと互換性のあるSwiftをはじめ、JavaやPHPなどの人気言語は押さえておくとよいでしょう。そのほか、該当するアプリやサービスの現場経験(ECサイト構築ならEC開発経験など)や、フレームワーク(React Native、Flutterなど)を用いた開発経験が求められる場合もあります。総じて、高単価な案件を狙うのであれば、さまざまな開発環境での経験が必要です。

Objective-Cに関する資格

Objective-Cエンジニアには、特に必須とされる資格や習熟度を測るような指標はありません。そのため、一般的なアプリエンジニアに関する資格である「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」「システムアーキテクト試験」の受験がおすすめです。これらの資格を持っていると転職時に有利に働く場合があるほか、企業によっては資格手当を得られる場合があります。

基本情報技術者試験は、エンジニアとして知っておくべき情報技術の原理や基礎となる知識・技能が問われる試験です。IT業界における共通の評価指標として、また、自身のスキルアップや習熟度の確認などに利用されています。
午前試験(80問/150分)と午後試験(全11問から5問選択/150分)の両方で100点満点中60点をとれば合格です。難易度はやや高めで、初心者向けの試験ではありません。合格率は例年約25%と低めの水準を維持しています。現役のエンジニアであっても、しっかり勉強してから挑むのがおすすめです。

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験より高度な情報技術の知識・経験が問われる試験です。合格するためにはシステム設計・開発の経験や、経営戦略・情報戦略への理解が欠かせません。出題数や試験時間、合格基準点は基本情報技術者試験と同じです。
合格率こそ20%ほどと大きくは下がっていないものの、記述形式での回答が求められるなど、難易度は大幅に上昇しています。基本情報技術者試験合格者であっても、追加で200時間ほどの勉強時間を見積もっておきましょう。

システムアーキテクト試験は、システム開発の上流工程を主導する立場としての能力を測る試験です。具体的には、要件定義やアーキテクチャ設計、システムテストなどの知識・技能が問われます。
試験は午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰ・Ⅱの4部構成なので、まず長時間の集中力を持続することが鍵になります。また、午後試験Ⅱは論述式なので文章力も必要です。合格率が例年13%前後と非常に高難易度な資格ではありますが、取得することで高度IT人材であることの証明となります。

Objective-Cの習得難易度・勉強方法

Objective-Cの習得難易度は高めです。ベースであるC言語の習得難易度が高いためです。まったくの初心者からObjective-Cを習得しようとすると、相当な時間と労力を割かなければなりません。逆に、すでにC言語を習得している方であれば、それほど時間をかけずに習得することも可能です。参考書を購入して自分のペースで学習していくのが一般的ですが、なるべく時間をかけずに習得したいのであれば、スクールに通うのがおすすめです。

Objective-Cの将来性

Objective-Cは、あまり将来性があるとはいえない言語です。主戦場であったiOS開発において、Apple社が新たに開発した言語であるSwiftにシェアを奪われているためです。実際、検索エンジンなどの情報をもとにプログラミング言語の人気ランキングを算出している「TIOBE Index」において、Swiftは10位、Objective-Cは16位でした。(2022年7月時点)

Apple社が提供する開発ツール「Xcode(エックスコード)」でもSwiftに合わせて最適化が進められていることから、この差は今後ますます拡大していくとみてよいでしょう。ただし、Objective-Cの将来性、および需要が全くなくなるとは考えられません。なぜなら、Objective-CとSwiftには互換性があるからです。
Objective-Cで作られたアプリを更新する際、追加したい部分だけをSwiftで記載すれば動くようになっていますが、このときにObjective-Cの知識がなければ、旧バージョンの情報を読み取れません。そのため、Swiftを習得している前提ではありますが、iOS開発の現場においても、今後しばらくはObjective-Cが活用される機会がありそうです。

Objective-C案件ならFLEXYがおすすめな理由

フリーランスエンジニアが案件を取得する際は、IT・Webエンジニア向けの求人サイトを利用するのが一般的です。FLEXYでは、ハイスキルIT人材を対象に、フレキシブルな働き方を提案しています。FLEXYで紹介しているObjective-C求人は、週1日から働ける案件や月報酬~80万円の案件など、業界やポジションも多種多様です。まずは登録不要でご利用いただける案件検索から詳細をご確認ください。

フリーランスのObjective-C案件・求人動向

フリーランス向けのObjective-C案件は、iOSアプリの開発・保守がほとんどを占めます。日本でも絶大なシェアを獲得しているiOSのアプリ開発なので、金融や医療、ECサイト、ゲームなど、あらゆる業界で求められていることが特長です。しかし、Objective-C単体で見ると、案件は減少傾向にあります。先述のとおり、iOSアプリ開発の主流はSwiftに移行しているためです。ほとんどの案件でObjective-C以外の言語の知識や特定のフレームワークを用いての開発経験が求められます。
とはいえ、Objective-Cは15年以上使われている言語であり、Objective-Cで開発されたツールもたくさんあります。保守業務をはじめとして、iOSアプリの開発自体は今後も需要が見込めるので、しばらくは案件取得に困ることはないでしょう。また、Swiftの知識や開発経験を身につければ、さらに活躍の幅を広げられます。エンジニア人材サービスのFLEXYでも、これまでに82件のObjective-C案件を公開してきました。(2022年7月現在)

Objective-C案件・求人の報酬相場

Objective-Cの案件はiOSアプリの開発・保守に集中しているため、案件ごとの報酬に大きな差はありません。週3~5日の稼働であれば、ひと月65~80万円ほどが報酬相場です。ただし、ほとんどの案件で3年以上のiOSアプリ開発経験が求められるので、一定以上のスキルをもっていることが前提です。なお、大規模なアプリ開発では月報酬が100万円を超える案件もあるので、豊富な知識と経験がある方はチャレンジしてみましょう。FLEXYにも、これまでの経験を活かしてフリーランスとして活躍したい方、すでにフリーランスとして活動している方におすすめの案件が多数そろっています。

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Objective-C案件のよくある質問

Objective-Cを習得するメリットはありますか?

ありますが、現在はSwiftの方がおすすめです。メリットを挙げるならば、国内でも絶大なシェアを誇るiPhoneに搭載されているiOSアプリの開発言語として現在も使用されていることでしょう。Swiftをおすすめする理由としては、iOS開発において主流になりつつあることと、Objective-Cよりも習得が容易なことが挙げられます。

Objective-Cの案件にはどのようなものがありますか?

多くはiOS向けのアプリ開発・保守案件です。FLEXYでも稼働週1日~の案件や月単価~80万円の案件などを数多くご紹介しています。案件によって業務内容や必須要件が異なりますので、案件検索より詳細をご確認ください。

高単価なObjective-C案件を獲得するには何が必要ですか?

現在、FLEXYで公開している案件を含め、高単価な案件では2~3年のiOSアプリ開発経験が求められます。また、昨今のiOSアプリ開発はSwiftが主流言語になりつつあるので、開発経験を積むとともにSwiftの学習も進めるのがおすすめです。