【在宅・リモートOK】インフラエンジニアのフリーランス案件|年収なども解説

インフラエンジニアがフリーランスで活躍するには? 気になる年収やメリットデメリット、高単価案件獲得のポイント解説

フリーランスや在宅での活動が厳しいと思われていたインフラエンジニアですが、リモートワークの導入による働き方の変化やITインフラのクラウド化などの開発環境の変化などで在宅勤務が可能になってきています。

本記事では、フリーランスインフラエンジニア向けの在宅・リモート可能な案件例を紹介しています。また、インフラエンジニアがフリーランスとして働くことのメリット/デメリットや年収相場、よりよい案件を獲得するために必要なスキルなどもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

まずはインフラエンジニアのフリーランス案件が見たいという方はフリーランスインフラエンジニアの案件例をご確認ください。

インフラエンジニアの主な仕事内容

インフラエンジニアは、ネットワーク・サーバーなどのハードウェア、OSやミドルウェアなどのインフラの構築・運用などを担当します。企業や案件の規模によって、インフラエンジニアがどのインフラを担当するのかは異なります。ネットワークやデータベースの管理がインフラエンジニアの業務内容に含まれる場合もあれば、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニア、データベースエンジニアにそれぞれ任されることもあります。また、小規模案件であればすべてをまとめて担当する場合もあります。

多岐にわたるインフラエンジニアの業務を、案件内容に沿ってご紹介します。

こちらの記事ではインフラエンジニアについて詳しく解説していますので是非ご覧ください。

インフラを新規構築する場合の業務

インフラを新規構築する場合は、クライアントの要望をヒアリングする「要件定義」を行うことから始まります。要件定義をもとに利用する機器やサービスを予算の範囲内で選定し、ほかのエンジニアたちと仕様を確認しながらシステム構成を設計し、機器やサービスの調達と設定、開発やテストを経て構築完了となります。

新規構築が終わった後も、キャパシティ管理やトラブル対応など、保守・運用を行って案件に携わり続けるケースも多々あります。

保守・運用で行う業務

ネットワークやサーバー、インシデント監視ツールなどを使って、インフラが不具合なく稼働し安定した環境を提供し続けられるように監視・障害対応を行います。たとえば性能の低下が起きた場合は、ミドルウェアのパフォーマンスチューニングを行います。またOSやソフトウェアのアップデートに際して、適用可能かどうかの調査・判断を行い、アップデートを実施します。また、社内システムのアクセス権限やアカウント管理業務も含まれます。

システムの障害を検知した場合に速やかに復旧作業を行うのも、インフラエンジニアの仕事です。システムの監視業務以前に、システム監視サービスやアウトソーシングの検討もインフラエンジニアの業務領域に含まれるケースがあります。

インフラエンジニアはリモートワークができるのか?

新型コロナウイルスの感染拡大や働き方改革の推進を受け、リモートワークを導入する企業が増えています。では、インフラエンジニアもリモートワークが可能なのか、といった疑問を抱く方も少なくないでしょう。

従来、インフラエンジニアやネットワークエンジニアは、リモートワークが難しいとされてきました。これらの職種は、サーバーをはじめとしたさまざまなハードウェアを扱う必要があるためです。しかし、近年はクラウド環境でシステム構築ができるようになり、インフラエンジニアもリモートワークが可能となりました。

リモートワークではどのような業務ができるのか

クラウドでシステムを構築しやすい環境が整ったことで、現在では多くの企業がオンプレミスからクラウドへの移行を始めています。インフラエンジニアも、かつては物理的なハードウェアを操作する必要がありましたが、クラウド環境で設計や開発が行えるようになったため、リモートワークに対応できるようになっています。

インフラエンジニアがリモートワークで可能な業務は多々考えられます。たとえば、IaaSを活用した基盤の構築や稼働しているシステムのモニタリング、トラブル時の調査、ログの収集などが挙げられます。また、テクニカルサポートへの対応やデータ分析、セキュリティの見直しや改善、パフォーマンスの向上といった業務も可能です。

ほかにも、サービスを提供するためのツール開発、システムを維持するためのマネジメント、システムのアップデートといった業務もリモートで行えます。リモートワークが可能なインフラエンジニアの求人は少なくありません。ただ、フルリモートで働けるかどうかは企業によって異なるため注意が必要です。どうしてもフルリモートで働きたいのであれば、事前に募集要項をしっかりチェックしておきましょう。

インフラエンジニアを含めたエンジニア職種でリモートワークをするために必要なスキルも確認んしておくと良いでしょう。

リモートワークを行うにあたって気を付けておきたい点

インフラエンジニアがリモートワークで仕事に取り組む際には、時間やスケジュール、タスクなどを適切に管理する必要があります。オフィスワークと違い、リモートワークは周りの目がありません。

集中力を欠いた状態で仕事をしていても、指摘してくれる人がおらず仕事の効率が低下するおそれがあります。適切にタスク管理を行わないと、仕事の漏れやミスを招きます。その結果、構築したシステムが正しく作動しない、トラブル対応が遅れてしまう、といったことが起こりかねません。タスク管理やスケジュール管理に適したツールも数多くリリースされているため、うまく活用して管理を行いましょう。

長時間労働になりやすい問題も挙げられます。周りの目がないためマイペースに仕事を進めてしまい、結果的に長時間労働になるといったケースが少なくありません。長時間労働は体力だけでなく精神も疲弊させるおそれがあり、パフォーマンスの低下を招く可能性もあります。

情報漏えいリスクがあることも覚えておきましょう。作業に使用している端末のセキュリティが脆弱であった場合、サイバー攻撃を受ける可能性があります。その結果、仕事で扱っている重要な情報が外部に漏れてしまうかもしれません。技術者だけの問題ではなく、情報管理がしっかりできていない企業であると会社も批判されるおそれがあるため、注意が必要です。

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インフラエンジニアの年収相場

インフラエンジニアがどれくらい稼げるのかは、もっとも気になるところでしょう。「求人ボックス」が公表している資料によれば、正社員として働くインフラエンジニアの平均年収は546万円となっています。(2022年10月時点)
ただ、平均年収は地域によって大きく変わるため注意が必要です。

出典:求人ボックス インフラエンジニアの仕事の年収・時給・給料

一方で、求人サイトの「レバテック」によると、2021年時点のフリーランスのインフラエンジニアは、平均月額単価は64万円であり、64万円×12ヶ月で計算すると平均年収は768万円と算出できます。税金などが引かれていない金額ではあるものの、フリーランスのほうが高い年収を得やすいと考えられます。

案件単価の相場は、週に2~3日の稼働で50~70万円、リモートで週5日なら100万円にものぼる可能性があります。実際には、働くエリアや企業などにより大きく異なるため、そこは理解しておきましょう。

出典:レバテック,ITプロパートナーズ

また、経験年数によっても得られる収入が大きく変化します。未経験や経験年数が少ない技術者は、必然的に案件の単価や年収が低くなりがちです。一方、経験豊富なベテラン技術者となれば、さまざまな案件をこなせるほか、トラブル発生時にも臨機応変な対応ができるため収入も高くなる傾向があります。

その他のエンジニア職フリーランスとの年収比較も気になる方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

フリーランスで活躍するために押さえておきたいスキル

インフラエンジニアに必要なスキルとして、サーバーの設計や構築、ネットワークのセキュリティ対策などの技術系スキルが挙げられます。また、提案力や聞く力といったヒューマンスキルもインフラエンジニアとして活躍するには必要です。

技術系のスキル

インフラをメインに扱う技術者であるため、サーバーに関する知識は必須です。また、構築したシステムを問題なく稼働させるための設計スキルも求められます。正しい知識に基づいて設計しないと、トラブルが発生しやすくなる、障害時の被害が大きくなるといったリスクが生じます。

プログラミングスキルも必要です。サーバーやネットワークの構築にプログラミング言語を使用するためです。インフラを扱う技術者が学ぶべき言語としては、ShellやJava、Ruby、Pythonなどが挙げられます。また、多くのインフラエンジニアが使用しているTTLや、バッチファイル作成に用いるBATなども習得しておくと活躍の幅が広がるでしょう。

クラウドサーバーの知識も求められます。従来はオンプレミス環境下での開発や運用がメインでしたが、時代はクラウドへと移行しています。主要なクラウドサーバーの特長や扱い方などを理解しておくとよいでしょう。ほかにも、サーバーで稼働するソフトウェアや仮想化、インフラ設計などの知識も求められます。

ヒューマンスキル

インフラエンジニアに求められるのは技術系の知識やスキルだけではありません。仕事に取り組むなかでさまざまな人と関わりをもつため、ヒューマンスキルも求められます。

クライアントが納得する仕事をするには、何を求めているのかを的確にヒアリングしなくてはなりません。そのうえで、クライアントが満足できるベストな提案を行う必要があります。また、チームを組んで働くケースでは、コミュニケーションスキルも必要です。

コミュニケーションスキルが低いとスムーズなやり取りができず、情報共有がうまくできないかもしれません。クライアントとやり取りする際にもコミュニケーションスキルは必要です。プロジェクトを管理する能力があれば、インフラエンジニアとしてより高みを目指せるでしょう。チームのリーダーとしてプロジェクトを管理できるスキルがあればスムーズに案件を進められ、トラブルが発生した際にも適切な対応を行えます。

プロジェクトマネジメントスキルを磨くなら、ポジションチェンジが有効です。異なる視点から物事を見る手法であり、今まで見えてこなかったものが見える可能性があります。

在宅案件獲得のために特に必要なスキルは?

在宅案件を獲得したいのであれば、それを叶えるためのスキルを習得しましょう。基本的に、在宅での作業はクラウドサービスを利用するため、IaaSやSaaS、PaaSなどのクラウドを利用したシステム構築や、AzureやAWSといったサービスに対する理解と扱える知識、技術が必要です。

また、KubernetesやDockerなど仮想化プラットフォームに関するスキルもあれば在宅案件を獲得できる確率が高まるでしょう。これらは独学でも学べます。たとえば、AWSは高い人気を誇るサービスであるため、現在ではいくつもの書籍がリリースされています。また、AWSに関する知識を包括的に学べる勉強会も開催されているので参加を検討するのもよいでしょう。オンラインでAWSを学べるサービスもあります。

また、KubernetesやDockerも同様に独学が可能です。特にDockerはさまざまな開発現場で採用されており、インターネット上にも数多くの情報が溢れています。両者の公式サイトがさまざまな情報を発信しているほか、基本から実践的な内容まで学べるサイトもあるため、活用しない手はありません。また、書籍も数多く出版されています。

フリーランスインフラエンジニアの案件例と年収を上げるポイント

フリーランス向けインフラエンジニアの案件はサーバーやネットワークなど物理的な機器を扱うため、案件も客先に常駐するものが多めです。一方でクラウドシステムの信頼性が増したことと、昨今の在宅ワークの普及に伴って、インフラエンジニアでも在宅勤務が可能になりました。特にWeb業界のスタートアップ企業は在宅勤務制度を取り入れている傾向にあります。
また、クラウドサービスであるAWS、Azure、GCPの経験を求める案件はよく見受けられます。AWS、Azure、GCPはそれぞれインフラに関するサービスを提供しており、インフラエンジニアはそれらのサービスを利用してインフラ構築を行うというのが案件の基本です。全般的にクラウドサービスに関する業務は、在宅勤務が可能なことが多い案件です。その中でも、AWSフリーランス向けの在宅勤務可能な案件が多いです。

フリーランスインフラエンジニアの案件例

ここからは実際の求人案件をご紹介します。案件の相場や内容が気になる方は是非ご参考ください。

人材領域に特化したサービスを提供する企業でインフラ開発支援

人材紹介/派遣/業務委託サービス、採用/人事コンサルティングサービスなど人材領域に特化したサービスを提供している東証一部上場企業です。今回は、求人広告サイトなど社内で運営しているサービスのインフラ基盤刷新プロジェクトに携わっていただく募集です。
ご自身の知見経験を活かして、企業様のサービス成長に寄与したいという方におすすめです。

■案件概要

  • 職種:インフラエンジニア
  • 稼働日数:週2〜5日
  • 報酬:〜80万円/月
  • 勤務地:溜池山王
  • リモート:可

■募集背景

5つ以上のサービスのインフラを8名ほどのチームで横断して運用している状況です。その中で、下記理由により、インフラ基盤を刷新したいと考えており、仮想環境での効果検証という形で、新しいインフラ基盤の設計、構築をお任せできる方を増員募集しております。

  • Amazon Linux2のサポート期限が2025年6月に切れる予定なので、早めにAmazon Linux2023に移行したい
  • 一般的に使用率が少ないオープンソース(itamaeなど)を使用しており、メンバーのキャッチアップに時間がかかることが多いので、基本的な構成に変えたい

■業務内容

  • 仮想環境での効果検証という形で、新しいインフラ基盤の設計、構築

■必須要件

  • AWSを用いたクラウドインフラ構築/運用経験
  • IaC構築経験(Terraform、Ansibleの実務利用経験)

■歓迎要件

  • チームでディスカッションしながらプロジェクトを進めていくのがお好きな方

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ベンチャー企業でWEBアプリのインフラ開発支援

大阪の鋼材企業の子会社として昨年設立されたベンチャー企業になります。今後の事業拡大に向けて0→1フェーズに携わることができます。

■案件概要

  • 職種:インフラエンジニア
  • 稼働日数:週2〜3日
  • 報酬:〜45万円/月
  • 勤務地:城北公園通
  • リモート:可

■募集背景

社内にエンジニア(元経理担当)が1名しかいない状況です。今後の事業拡大に向けてベータ版から改修をしていきたいと思っています。

■業務内容

  • 親会社にあるオンプレミスのサーバーにWEBアプリ用のインフラを構築
  • 社内エンジニアの方の育成
  • WEBアプリの改修(可能であれば)

■必須要件

  • オンプレミスでWEBアプリを構築したご経験

■歓迎要件

  • PythonでのWEBアプリの開発経験
  • フロントエンドシステムの開発経験
  • AWSのご経験

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遠隔医療サービスを提供する企業でデータ分析基盤開発支援

急成長の関西のベンチャー企業での案件になります。

■案件概要

  • 職種:インフラエンジニア
  • 稼働日数:週2〜3日、ビジネスタイム以外の空き時間
  • 報酬:〜60万円/月
  • 勤務地:北新地
  • リモート:可
  • 土日OK

■募集背景

社内でデータ連携用の基盤開発を実施しましたが、副業で入っていた先任の方が辞めてしまいメンテナンスできていない状況です。やりたいことはあるのですが、実施できていないため、やりたいことの実現に向けてデータ基盤構築をしていただきたいです。

■業務内容

  • データ分析基盤開発
    分析系ツールとユーザーデータを紐付けたいが、データ連携できておらず手動でやっているので自動でできるようにしたい。サービス特性上、個人情報の取り扱いに厳しいため、データの持ち方や取り方が特殊(いくつかデータをマスキングした後に社内の分析ツールに入れるなど)。

■必須要件

  • データ分析基盤構築のご経験

■歓迎要件

  • BIツールなど可視化や分析ツールのご経験

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スニーカーなどを取り扱うフリマアプリを運営する企業でSREエンジニア支援

スニーカー&トレカフリマアプリを運営している企業様でアジア地域を中心として積極的に海外展開も進めています。
良いサービスを提供するべく、新しい機能開発や既存サービスのアップデートを積極的に行なっています。

■案件概要

  • 職種:インフラエンジニア
  • 稼働日数:週5日
  • 報酬:〜120万円/月
  • 勤務地:渋谷
  • リモート:可

■募集背景

サービスの急拡大および開発組織の拡大に伴い、開発チームだけで高水準のSREingを行っていくことが難しくなってきたため、専任のSREチームを組成しました。
今後は今までやってきたSREingを加速させ、継続的に改善していくために、より専門的にDevOps分野を開拓していく専任のSREチームを拡大していきますが、現在はまだ数人と少数チームなため新たにSREingの推進を強化してくれるSREsを募集しています。

■業務内容

以下は一例であり、やるべきことを提案・議論いただくところから一緒にやっていけると嬉しいです。

  • SLI/SLOの策定・運用、およびエラーバジェットによる機能開発or改善の意思決定のサポート
  • AWS環境の改善を進めサービスの安定稼働や高いセキュリティを実現
  • SREチームの組成およびリード
  • プロダクト開発チーム全体へDevOpsの考え方をより浸透させ、開発エンジニアが実施できるSREingの幅を広げ、SREsはより専門的なDevOpsに取り組める状態にする(Embedded/Enabling SREsとしての動き方)

■必須要件

  • AWSやGCPなどのパブリッククラウドの設計・構築・運用の経験
  • PMなど他職種と協業しながらSLO運用などのDevOpsを推し進めた経験

■歓迎要件

  • Goでの開発経験

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レジャー施設などに業務システムを提供する企業でSREエンジニア支援

全社員200名規模ですが平均年齢は32歳と若く、風通しの良い社風が魅力的な企業様です。

■案件概要

  • 職種:インフラエンジニア
  • 稼働日数:週4〜5日
  • 報酬:〜70万円/月
  • 勤務地:大崎
  • リモート:可

■募集背景

サービス開始以来、急成長を続けており、サウナや温浴施設の利用、贈り物を届けたいユーザにも支持されており、常時多くのお客様にご利用されています。
テーマパークや水族館などの大型施設をはじめ、アウトドアアクティビティや体験教室などのレジャー施設様に対し、ビジネスの根幹をなす重要な業務システムを提供していますが、これらのプロダクトには、1000万人以上の会員や1万以上の契約施設が存在しており、爆発的なトラフィックや複雑なシステム連携も存在し、現在も増え続けています。
今後数年で数倍に成長させようとしている中で、高いシステムの信頼性、パフォーマンス、スケーラビリティは必要不可欠です。チーム一体となってこの課題に立ち向かっていただける仲間を追加で募集中です。

■業務内容

  • AWSを利用したインフラ構築、サービスの運用
  • 新規アプリのインフラ構築、及びそのネットワークアーキテクチャの選定
  • 既存アプリのインフラ環境改善
  • DB(MySQL, Elasticsearch など)のパフォーマンスチューニング
  • サービスの耐障害性強化
  • Terraformを利用したインフラのコード化
  • AWS利用コストの削減
  • セキュリティの強化
  • 脆弱性診断の実施
  • サービス全体のモニタリング及び改善
  • CircleCI/ArgoCDを利用したCI/CDの構築とその改善、効率化

■必須要件

  • パブリッククラウド(AWS、GCP、Azure等)上のインフラ設計・構築・運用経験
  • ウェブアプリの開発経験
  • 開発チームやプロダクトマネージャと円滑に連携するためのコミュニケーションスキル
    ※SRE自体のご経験は必須ではない

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フリーランスインフラエンジニアがより高年収を稼ぐためのポイント

年収アップのために、インフラエンジニアが取り組めることはなんでしょうか。ここでは年収を上げるためのポイントをいくつか紹介します。

クラウド、コンテナに関するスキルを身に付ける

在宅勤務案件を獲得するためというほかに、年収アップのためにもクラウドサービスやコンテナに関するスキルは身に付けておきたいところです。これらを利用する案件は、専門的知識を要するために単価も高めとなる傾向にあります。

また直近でオンプレミスの案件がなくなることはないと見込まれますが、オンプレミスからクラウドへの移行案件も散見されます。クラウドやコンテナの知識があれば、幅広い案件に対応可能です。

資格を取得しておく

インフラエンジニアに関わりがある資格の取得によってスキルをアピールでき、年収アップにつながる可能性があります。

たとえば、AWS認定は近年人気が高い資格のひとつなので、取得を検討してみてはいかがでしょうか。近年AWSを導入する企業が増えてきており、AWSの資格を取得することでAWS案件獲得がしやすくなります。AWS認定は、Amazon Web Servicesに関する知識を問う資格試験で、6つの認定資格と5つの専門知識認定がありますが、インフラエンジニアに関わりがあるのはクラウドプラクティショナー、ソリューションアーキテクト(アソシエイト/プロフェッショナル)の3つです。

Google Cloud認定試験もスキルのアピールにつながるためおすすめです。この資格を取得することで、Google Chromeをはじめ、MapやGmail、YouTubeなどにも活用されているGCP(Google Cloud Platform)案件が受けやすくります。「GCP」はこれからさらに伸びることが期待されるサービスで、関連する案件は増えてくると考えられるため、今のうちに認定を受けておくと良いでしょう。

未経験の場合は業界経験を積んでから

多くの企業は即戦力となる人材を求めている傾向があるため、未経験の方がいきなりインフラエンジニアとして活躍するのは困難です。そのため、未経験ならまずは業界経験を積んで、そこからインフラエンジニアへの道を模索するとよいでしょう。

たとえば、サーバーエンジニアとして経験を積むのもひとつの手です。システムの運用を続けるなかで、技術的なスキルをはじめ問題解決力や効率よく仕事を進める力が身につきます。ネットワークエンジニアも業界経験を積むのにおすすめの職種です。システムの設計や構築、監視などのスキルが身につくほか、クライアントが求める答えを導き出す力、柔軟性などを養えます。

インフラエンジニアのキャリアパスについて紹介した記事では、インフラエンジニアの具体的な仕事内容と難易度についても紹介していますので、あわせて確認してみると良いでしょう。

人脈を作っておく

フリーランスになったとしても、すぐに企業から案件を得られるとは限りません。独立したものの仕事がまったくない、といったことにならないよう、人脈を作ってからフリーランスへと転向するとよいでしょう。

人脈を作るポイントは、人との出会いを大切にすることです。そのときは自分の仕事に直接的な関わりがなくても、今後はどうなるか分かりません。誰とでも良好な関係を構築し、積極的に連絡先の交換などもするとよいでしょう。

セミナーや異業種交流会などに参加するのもひとつの手です。人脈を作る目的で参加する方も多いため、人脈づくりに適しています。また、SNSのアカウントを開設しているのなら、SNSで情報発信しつついろいろな人とつながりを作るのも有効です。

案件獲得にはエージェントの利用がオススメ

高単価の案件を獲得するには、案件を紹介してくれるエージェントを利用すると便利です。エージェントでは利用者が登録したスキルシートやヒアリングをもとに、スキルや希望にできるだけ沿う案件を紹介してくれます。また、エージェントによっては非公開案件も紹介してくれることもあります。

自分で探すよりずっと効率的で手間や時間も節約でき、条件に合う案件が見つかる可能性があります。エージェントでは専任コンサルタントや相談できる担当者がついてくれるので、面接や自己PRなどで不安や不明な点なども解消できます。より理想の働き方ができるようにサポートしてくれるので、安心して案件獲得を目指せるでしょう。

インフラエンジニアがフリーランスになるメリット・デメリット

フリーランスインフラエンジニアのメリット

ここからは、フリーランスインフラエンジニアとして働くメリットをご紹介します。

正社員時代よりも収入を大きく伸ばせる

高いスキルがあれば、企業内で働くよりもフリーランスの方が給与が高くなるといわれています。
年功序列の影響を受けず、スキルに見合った給与を受け取ることができます。年々多くの企業が取り組み始めているDX推進は、新しいインフラの整備や再構築が不可欠であるため、今後もインフラエンジニアは市場価値が高いと予想されます。

需要や課題内容が比較的安定している

他のエンジニア業種であれば、技術や言語のトレンドが移り変わりやすく、それに合わせ案件の必要スキルも変わりやすいため、日々スキルアップやスキル開発をしなければフリーランスとして介在価値を維持し続けられません。

それに対し、インフラエンジニアは基本的な業務は大きく変わることがなく、必要スキルも比較的変動性は高くないので、一度スキルを身につければ長期的な視点でキャリアプランを形成しやすいです。

大規模案件でスキルアップできる

正社員であればプロジェクトスケールに大きな変動は起きづらいですが、フリーランスであれば大小さまざまなスケールの案件に出会うことができます。
スケールが変われば、工程や開発方法も変わりますが、大きな案件ほど単価も高くなります。日頃からできるだけインパクトの大きい案件で稼働し、大規模プロジェクト案件へ参加するチャンスを高め、実際にそうした案件を獲得したらさらなるスキルアップを目指しましょう。

フリーランスインフラエンジニアのデメリット

続いて、フリーランスインフラエンジニアとして働くデメリットもご紹介します。

収入が不安定になりやすい

正社員であれば、仕事量や貢献度にかかわらず、毎月決まった額の収入が入ります。
しかしフリーランスの場合は獲得できた案件の単価や仕事量が毎月の収入に直結するため収入が不安定になりやすいです。仮に怪我や病気などによって一時期でも働けない状態が続くと、収入が大幅に減ってしまう可能性があります。

コミュニティが少なくなり孤独を感じやすい

案件にもよりますが、在宅案件を中心に獲得する場合、丸一日家で一人で作業するというケースも当然生じます。また、常駐案件の場合でも、社員として雇用されているわけではないため、プロジェクトメンバーとうまくコミュニケーションが取れず、疎外感を覚えてしまう可能性もあります。

「仕事の合間に雑談するのが好き」「人とのコミュニケーションが息抜きになる」という人は、なるべく孤独を感じないための工夫や意識的なストレス発散が必要になるでしょう。周囲にそうした環境が見出せないようであれば、フリーランスのコミュニティに参加し、相談や雑談ができる仲間を見つけるなどの工夫が必要です。

エンジニア業務以外の仕事もやらなければならない

正社員であれば、経費の精算などは専門の部署が行ってくれますし、案件も営業メンバーが獲得してくれるため、自分は自分の仕事に集中しやすい環境になっています。

しかしフリーランスのインフラエンジニアになった場合、これらの事務作業や案件獲得といった本業以外の仕事も自分でこなす必要があるという点は大きなデメリットと言えるでしょう。以下に代表的な書類業務を挙げましたので参考にしてみて下さい。会計士や税理士のサポートを受けることも有効な手段ですので、どのように対応するのが自分にあっているか検討してみると良いでしょう。

開業届

開業届はフリーランスや個人事業主が事業を開始する際に提出する書類で、税務署への届出によって、法的に事業主として認められることになります。
個人事業主の開業届の書き方や入手・提出方法、注意点については以下の記事でご紹介していますので参考にしてみてください。

納品書

個人事業主やフリーランスにとって納品書は、正しく商品やサービスをクライアントに納入した事実を証明する重要な書類です。発行義務はありませんが、納品書を発行しておくことで得られるメリットはいくつもあります。
個人事業主にとっての納品書の役割やメリット、請求書との違いなどについては以下の記事でご紹介していますので参考にしてみてください。

請求書

個人事業主やフリーランスにとって請求書は、提供したサービスや販売した商品の代金を取引先に対して請求するための書類で、取引完了の証明でもあり、売上の確定や支出の管理に欠かせないものです。
個人事業主が請求書を発行する際に気をつけることや書き方、紙面と電子版の比較などについては以下の記事でご紹介していますので参考にしてみてください。

また、2023年10月からはインボイス制度が施行され、請求書に記載すべき項目が変更されます。
具体的なインボイス制度の請求書記載例については以下の記事でご紹介していますのでこちらもご覧ください。

経費計上

経費(必要経費)とは、事業を行う上で発生した諸費用のことです。例えば、納品物を作成する際に使用するPCなどの器具備品等です。基本的には、「事業に関係した経費であること」を説明できれば、何でも必要経費として計上できます。逆に、事業に関係していない個人的な支出は、必要経費にできません。
フリーランスのエンジニア・デザイナーが必要経費にできる/できないもの、よく使う勘定科目の例などについては以下の記事でご紹介していますので参考にしてみてください。

正社員からフリーランスになる場合

正社員からいきなりフリーランスとなって働く場合、案件を獲得できず収入がなくなるなどのリスクがあります。そのため、いきなりフリーランスとして働くのではなく、インフラエンジニアとして副業から始めてみることもおすすめします。

インフラエンジニアのフリーランス案件でよくあるご質問

フリーランスのインフランジニア案件を受けるにあたり、よくあるご質問とその回答をご紹介します。

Q:インフラエンジニアの年収相場はいくらぐらいでしょうか?

A:フリーランスのインフラエンジニアは、平均月額単価は64万円であり、64万円×12ヶ月で計算すると平均年収は768万円と算出できます。その他、正社員と比べた年収の違いや、案件の単価相場についてはインフラエンジニアの年収相場をご覧ください。

Q:インフラエンジニアがフリーランスで働く場合、どのような案件がありますか?

A:クラウドサービスであるAWS、Azure、GCPの経験を求める案件はよく見受けられます。AWS、Azure、GCPはそれぞれインフラに関するサービスを提供しており、インフラエンジニアはそれらのサービスを利用してインフラ構築を行うというのが案件の基本です。具体的な案件も掲載していますので、詳細はフリーランスインフラエンジニアの案件例をご覧ください。

Q:フリーランスのインフラエンジニアがより高単価案件を獲得するためのポイントはありますか?

A:クラウド、コンテナに関するスキルを身に付けたり、資格を取得しておくといったスキル開発は優先的に取り組むと良いでしょう。これらを利用する案件は、専門的知識を要するために単価も高めとなる傾向にあります。それ以外にも、高単価案件獲得のポイントについて知りたい方はこちらご覧ください。

まとめ

インフラエンジニアにはたしかな需要があります。また、優れたクラウドサービスの登場によって、リモートワークに取り組みやすい環境も整っています。

フリーランスの技術者として稼ぎたいのであれば、求められる知識やスキルをしっかりと身に付けましょう。資格の取得にチャレンジするのも有効です。これまでのスキルを活かし、インフラエンジニアとして新たに知識を吸収しながら、希望の案件を探していきましょう。

企画/編集:FLEXY編集部

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