フリーランスエンジニアの平均年収を言語・フレームワーク別に紹介!現実と高年収を稼ぐコツを解説

フリーランス エンジニア 年収

フリーランスエンジニアを目指す人も、実際に活動している人も平均年収が気になる方は多いでしょう。特に言語・フレームワークによって年収が異なるため、キャリア選択する際に知っておきたい情報です。

本記事ではフリーランスエンジニアの平均年収を言語・フレームワーク別に紹介します。さらにフリーランスエンジニアの現実と高年収を稼ぐコツにも触れていきます。高年収のフリーランスエンジニアを目指している方は、最後までご覧ください。

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【言語・フレームワーク別】フリーランスエンジニアの平均年収

フリーランスエンジニアとしてのキャリアパスを考える際、平均年収は重要な判断材料です。

以下の言語やフレームワーク別にエンジニアの仕事内容についてまとめ、平均年収について解説します。

AWSエンジニア

フリーランスAWSエンジニアの平均年収は、800万円〜1000万円程度です。Amazonが提供するクラウドサービス「Amazon Web Services」に関わる仕事で、クラウドインフラの設計・構築・運用を主に担当します。

AWSの需要が高まる中、高度な専門知識と経験が求められ、スキルの希少性もあって高収入が期待できます。セキュリティやビッグデータ分野での経験を持つエンジニアは、より高い報酬を得られる傾向です。

AWS認定試験に合格すれば、スキルを対外的に証明できるため年収アップにつながります。

AWSエンジニアの年収相場と上げるポイントを詳しく見る

Pythonエンジニア

フリーランスのPythonエンジニアの平均年収は870万円前後です。Pythonエンジニアでフリーランス向けの案件となると平均単価は72.5万円であり、最高で200万円の案件もあります。

1990年代に登場したPythonは、AI・データ分析の広がりを背景に需要が高まっているプログラミング言語です。需要の高まりとともに市場での希少性が増した結果、高年収が見込める職種となりました。

汎用性の高いPythonは、データ分析や機械学習、Webアプリケーション開発といった分野で活用可能です。最新技術の分野でも需要が増加しており、データサイエンスやAI開発のスキルを持つエンジニアは、より高い報酬を得られます。

Pythonエンジニアの年収が高い理由を詳しく見る

JavaScriptエンジニア

フリーランスのJavaScriptエンジニアの平均年収は807万円ほどです。一部では2,000万円を超える年収を得ている方もいます。

JavaScriptエンジニアはフロントエンド開発からサーバーサイド開発まで、Webアプリケーション開発の幅広い領域をカバーする仕事です。何度も仕様が変わり続けてきた背景もあり、技術トレンドへの対応が求められます。

ReactやVue.js、Node.jsなどの人気フレームワークに精通するのはもちろん、ほかのプログラミング言語などの複合スキルを身につければ、キャリアアップに際してさらなる高収入も実現可能です。

JavaScriptエンジニアの年収や将来性を詳しく見る

C#エンジニア

C#エンジニアのフリーランスとしての年収は600万円〜1,000万円ほどです。

Windows向けアプリケーション開発やゲーム開発、Webアプリケーション開発などを主に担当します。C#はAIやロボット産業、VRやARなどの先端技術にも使用されるため、将来的な需要の高まりも十分に見込まれる言語です。

C#エンジニアにはMicrosoft関連のスキルが求められ、.NET Frameworkや.NET Coreの経験が重視されます。エンタープライズ系システムでの需要が高く、大規模プロジェクトでの経験を持つエンジニアはより高い報酬を得やすいでしょう。

C#エンジニアは稼げるのか、年収やキャリアパスの例を確認する

Rubyエンジニア

フリーランスのRubyエンジニアの平均年収は526万円程度です。主にWebアプリケーション開発を担当し、特にRuby on Railsフレームワークを用いた開発案件に携わります。

生産性の高いRubyは、スタートアップ企業で多く採用されているため、今後も一定の需要が期待できます。また、アジャイル開発やテスト駆動開発の経験を持つエンジニアは、より高い評価を得やすいです。

しかし、低コストで高速かつ安定したシステム開発ができるLAMPの登場により将来性を危惧する声もあがる職種でもあります。

Rubyエンジニアは年収1,000万円稼げる?高年収を稼ぐコツを詳しく見る

PHPエンジニア

フリーランスPHPエンジニアの平均年収は、約788万円です。動的なコンテンツを得意とするプログラミング言語であるPHPを活用してWebアプリケーションやWebサイト構築に携わります。

ここ10年のWebコンテンツの開発におけるPHPのシェア率は80%前後です。普及率の高さから案件数は多いものの、競争も激しくなっています。Laravelなどのフレームワーク使用経験や、大規模サイトの開発・運用経験を持つエンジニアは、より高い報酬を得やすいです。

PHPエンジニアの平均年収と年収アップのコツを詳しく見る

Unityエンジニア

Unityエンジニアの年収相場は600万円~800万円です。フリーランスとしての平均月額報酬の範囲が20万〜100万円と幅広いものの、スキルレベルと案件単価を順調に上げられれば、月50万以上の案件は安定して取れるようになります。年収1,000万円超も十分に狙える職種です。

Unityエンジニアは、無料で使用できるゲーム開発プラットフォームUnityを使用します。3Dグラフィックスやゲームの実装スキルが求められ、モバイルゲーム開発の領域で需要が高いです。クロスプラットフォーム開発の経験や、最適化・パフォーマンスチューニングのスキルを持つエンジニアは、より高い報酬が期待できます。

Unityエンジニアの年収や将来性を詳しく見る

Go言語エンジニア

Go言語エンジニアの平均年収は600万円~800万円ほどです。フリーランスとしての単価は駆け出しなら月平均30万円~50万円、3~4年の経歴になると月平均50万円~80万円まで上がります。月90万〜100万円の案件も豊富にあり、1,000万以上が十分に期待できる職種です。

Go言語エンジニアは、主にGoogleによって設計されたオープンソースのプログラミング言語・Goを用いて開発します。利便性の高さが評価され多くの大手企業で実際に活用されているので、エンジニアとしての需要もかなり高めです。

Go言語は、Webシステムの開発やドローンなどIoTの開発、スマートフォンアプリをはじめとするアプリ開発にも使用されており需要が拡大しています。現在でもGo言語エンジニアの母数はそれほど多くないため、未経験のエンジニア志望の方におすすめできる仕事です。

Go言語エンジニアは高年収を稼げるのか詳しく見る

Djangoエンジニア

Djangoエンジニアの平均年収は800万円前後と予想されます。フリーランスとしての報酬はボリュームゾーンが70万円程度です。

PythonベースのWebフレームワークのひとつであるDjangoを使用する仕事で、Djangoは高い生産性と堅牢性から、スタートアップから大企業まで幅広く採用されています。AIやデータ分析、機械学習などの知識や、関連するフレームワークの使用経験のあるエンジニアはより高い報酬を得やすいです。

Djangoエンジニアの年収と将来性を詳しく見る

SQLエンジニア

SQLエンジニアのフリーランスとしての平均年収は600万〜900万円ほどです。データベースの操作に必要なデータベース言語であるSQLを操り、データベース設計やクエリの最適化、データ分析などデータ管理に関する業務を担当します。

ビッグデータの活用が進む中、効率的なデータ処理と分析のスキルが高く評価されています。複雑なクエリ作成や大規模データベースのパフォーマンスチューニング、データ利活用の戦略立案ができるエンジニアは、より高い報酬を得られるでしょう。

SQLエンジニアの仕事内容や年収を詳しく見る

フリーランスエンジニアの年収の現実|データをもとに明暗隠さず紹介

実際の調査結果をもとに、以下の3つの視点でフリーランスエンジニアの現実を紹介します。

なお、Relance(リランス)が2024年7月19日に「【2024年版】フリーランスエンジニア白書」を公開した調査を参考にしています。概要は以下のとおりです。

調査期間 2024年3月27日(水)~3月29日(金)
調査対象者 フリーランスエンジニア(20代~50代)
調査人数 1006人
調査手法 インターネット調査
調査元 株式会社ゼネラルリサーチ

さっそく、結果をもとにフリーランスエンジニアの年収に関わる現状を確認しましょう。

フリーランスの年収相場は正社員よりも高めである

フリーランスエンジニアの年収相場は正社員よりも高めです。調査によるとフリーランスエンジニアになって59.5%の方が収入が上がったと回答しており、下がったと回答した割合の25.3%を大きく上回っています。

フリーランスの年収相場が高くなる理由には、自身のスキルや経験に応じて案件を選択できる点と、高単価案件を複数こなして収入を増やす柔軟性が挙げられます。企業のDX推進やクラウド化の加速によってITエンジニアの需要が高まっている点も、フリーランスエンジニアの収入が増加している要因です。

ただしフリーランスの年収は個人の能力や市場動向に大きく左右されるため、独立すれば必ず高単価案件が獲得できるわけではありません。

直近の数年間でも年収相場に大きな変化はなし

フリーランスエンジニアの年収相場に、ここ数年で大きな変動は見られません。調査結果によると、フリーランスエンジニアの平均年商は約632万円となっており、過去数年間と同水準です。

年収別に細かく見ていくと、200万円未満の層と、200万円〜800万円未満の層で割合が減少しており、800万円〜1,200万円以上の高年収層で割合が増加していました。800万円以上の年収を得ているフリーランスエンジニアの割合が増えている背景には、ITスキルの高度化や専門性の深化があると考えられます。

企業のIT化・DX需要の高まりやリモートワークの普及によって、高スキルのフリーランスエンジニアへの需要が増加している点も、この傾向を後押ししていると考えられます。

年齢が上がるほど年商は高まりやすい

年功序列とは無関係であるフリーランスエンジニアの世界でも、年齢が上がるにつれて年商は高くなる傾向があります。調査結果によると各世代の平均年商は以下のとおりでした。

年代 年収相場
20代 約520万円
30代 約630万円
40代 約670万円
50代 約630万円

40代までは年齢とともに年商が上昇しています。主な要因は、スキルの向上や長年のキャリアで築いた信頼関係、専門性の深化などです。

年齢を重ねるにつれ、プロジェクトマネジメントやコンサルティングなど高度な役割を担うことも多くなるため、単価も上昇しやすくなると考えられます。

ただし、50代以降は平均年商が下がりやすいので、技術進化への対応など市場ニーズに応える対策が必要です。

高年収のフリーランスエンジニアを目指すためにやるべきこと

フリーランスエンジニアが高年収を目指すには、計画性や戦略性が不可欠です。

ここでは以下の5つの点について解説します。

高年収を目指すエンジニアは、それぞれの内容を理解した上でキャリア形成に取り組んでください。

高単価の案件に参画できる・紹介が受けられる環境を整える

高年収のフリーランスエンジニアを目指すのであれば、高単価案件への参画や、紹介を受けられる環境の構築が不可欠です。

具体的には以下の方法を検討しましょう。

  • 専門サイトやエージェントへの登録
  • SNSの活用
  • 知人への紹介依頼

フリーランスエンジニア専門のエージェントサービスを活用すれば、高単価案件に参画するためのサポートが受けられます。また、LinkedInなどのプロフェッショナル向けSNSを活用してスキルや実績を積極的にアピールすれば、案件獲得につながることもあるでしょう。知人や元同僚に案件の紹介を依頼するのも有効です。

こうした「種まき」を継続することで高単価案件を獲得するチャンスが広がり、結果として高年収につながりやすくなります。

特におすすめなのは、フリーランスエンジニア専門のエージェントサービスの活用です。どこを利用すべきかお悩みの方はFLEXY(フレキシー)をぜひご活用ください。コーディネーターが希望に沿った高単価案件を紹介するだけでなく、キャリアアップや希望年収を叶えるための相談にも対応いたします。今なら60秒で無料登録できるので、さっそく詳細をご覧ください。

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実績を定量・定性で整理してポートフォリオ・職務経歴書に落とし込む

高単価案件を獲得するには、自身の実績を効果的にアピールしなければなりません。過去の実績を定量的・定性的に整理して、効果的なポートフォリオや職務経歴書を作成しましょう。

プロシェアリング白書2024」によると、価格交渉の際に活用した情報として、過去の定性的な実績を選んでいる割合が高くなっていました。課題解決のプロセスや独自のアプローチ、チーム内での役割などを明確に記述すれば、クライアントや案件紹介元への強力なアピールとなります。

FLEXYの調査でも、職務経歴書の質が高いほど、案件獲得につながりやすいとの結果が得られています。効果的なポートフォリオ・職務経歴書を作成して、高単価案件につなげましょう。

レジュメ・職務経歴書の書き方と作成時の注意点を確認する

得意領域の他に新しい知識・技術は積極的に取り入れて専門性・希少性を高める

自身の得意領域を深めつつ、新しい知識や技術も積極的に取り入れると高単価案件の獲得につながります。IT業界は技術の進歩が速いため、常に最新のトレンドをキャッチアップし、自身のスキルセットを更新し続けなければなりません。

得意領域を軸にしながらAIや機械学習、ブロックチェーンといった技術に関する知識を身につければ、希少性の高いエンジニアとして評価されるでしょう。より複雑なプロジェクトにも対応できるようになれば、活躍できる分野も広がります。

新しい知識・技術を習得すれば、他のエンジニアとの差別化が図れ、高単価案件の獲得につながるのです。

税務・経営・契約まわりの最低限の知識をつけて余計なトラブルを回避する

フリーランスエンジニアとして高年収を目指すなら、税務・経営・契約に関する基本的な知識を身につけなければなりません。「プロシェアリング白書2024」によると、フリーランスエンジニアの多くが税金や契約トラブルに直面しているという結果が出ています。確定申告や消費税の扱い、経費の計上方法といった税務知識は、収入を適切に管理する上で欠かせません。

契約書の読み方や交渉のポイント、知的財産権の扱いといった知識も、トラブルを未然に防ぐために重要です。「守り」の知識を身につければ余計なトラブルを回避し、本業に集中できる環境を整えられます。

フリーランスや個人事業主が支払うべき税金一覧を確認する

うまくいかなかった時の退路を用意して幅のあるキャリアの選択肢を持つ

万が一うまくいかなかった場合の退路は、フリーランスエンジニアとして高年収を目指すうえで非常に重要です。退路を用意しておけば、仮に事業が停滞しても精神的に不安定にはならないでしょう。

用意することでキャリアに余裕が生まれる「退路」の例は以下のとおりです。

  • 複数の分野でスキルを磨く
  • 副業や複数の収入源を持つ
  • 正社員としての就職も視野に入れておく

これらの方法で幅広いキャリアの選択肢を持てば、案件が減少した際にも柔軟に対応でき、長期的な戦略を立てられます。「時すでに遅し」となる前に技術トレンドや転職市場の動向をチェックして、選択肢を確保しておきましょう。

高年収なフリーランスエンジニアを目指したい方はFLEXY(フレキシー)をご利用ください

高年収なフリーランスエンジニアを目指す場合、技術領域の選択や計画的かつ戦略的なキャリアプラン、案件獲得など課題が山積みです。本記事を参考に、一つひとつ課題解決に取り組んでください。

一人でこれらの課題に立ち向かうのが困難な場合は、フリーランス専門のエージェントに相談しましょう。どこに相談すべきかお困りならキャリアコーディネーターのサポートが手厚いFLEXY(フレキシー)をご利用ください。

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