プログラマーがフリーランスで活躍するには? メリットデメリットや案件事例、高単価案件獲得のポイントを解説
本記事ではプログラマーがフリーランスとして働く場合の仕事内容や案件事例、正社員と比較した年収をご紹介しています。また独立することのメリット/デメリットや高単価案件を獲得するために身につけるべきスキルについても解説していますので、是非ご覧ください。
目次
プログラマーの主な仕事内容
プログラマーは、システムエンジニアが設計したシステム設計に基づき、各種プログラミング作業を行う職種です。具体的な業務は以下のようなものが挙げられます。
- ソフトウェアの設計と開発:Java、JavaScript、Perl、PHPといったプログラミング言語を使用したコンピューターソフトウェアの作成
- テスト:開発したソフトウェアをテストして、問題がないか確認・検証
- デバッグ:ソフトウェアに問題がある場合、その問題を特定と修正
- ソフトウェアの保守:バグ修正や機能の追加など開発したソフトウェアの保守
以上が、プログラマーの一般的な仕事内容になります。
ただし、プログラマーの中でも活躍分野ごとにさらに細分化され、厳密には以下の8職種に分類されます。
- Webプログラマー
- アプリケーションプログラマー
- ゲーム系プログラマー
- 汎用系システムプログラマー
- オープン系プログラマー
- 組み込み系プログラマー
- セキュリティ系プログラマー
- 通信系プログラマー
どんな対象に対してプログラムするかでこれだけ職種があり、それぞれで将来性も変わってきます。自分がどんな案件に携わりたいかをしっかり考えた上でどのプログラマーになるか決めることが大事です。
また、プログラミング対象が異なると、連携するエンジニア職種も変わってきます。どんなエンジニア職と関わる可能性があるか気になる方は、こちらの記事で様々なエンジニア職種をご紹介していますのでご覧ください。
プログラマーの年収相場
正社員プログラマーの平均年収
プログラマーの平均年収は、正社員の場合434万円で、エンジニア職種の中では平均的な水準です。
しかし、全体の割合としては、ボリュームが多いのは306〜366万円の水準となっており、多くのプログラマーは平均年収に届いていないような状況です。
参照元:プログラマーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)
フリーランスプログラマーの平均年収
フリーランスのプログラマーの平均年収は600~700万円程度と言われています。しかし、前述した通り、職種や使える言語によって、報酬は良くも悪くも大きく変わってきます。
次章では具体的な案件事例をご紹介しますのでこちらもご参考にしていただきながら、一度ご自身で算出してみてください。
また、副業フリーランスとして本業と両立しながら独立を目指す方法もありますので、いきなり独立するのが不安な方は副業フリーランスという働き方をまずは検討してみてください。
フリーランスプログラマーの案件事例
続いて、実際の求人案件をご紹介します。案件の相場や内容が気になる方は是非ご参考ください。
人気アニメ・ゲームで有名な大手企業でのプログラミング支援
システムプログラマー、もしくは通信プログラマーとしてプロジェクトチームの一員として稼働いただきます。
既存サービスの機能追加及びデータマイニング設計の開発支援案件
「ベストベンチャー100」に11年連続選出されている優良企業でプログラマーとして開発支援いただきます。
既存サービスの機能追加等の開発支援
創業以来、様々な企業の新規開拓営業の支援を事業として展開している企業で既存サービスの機能追加や、データベースの設計・構築等に携われます。
フリーランスプログラマーのメリット
ここからは、フリーランスのプログラマーとして働くメリットをご紹介します。
正社員より高収入が期待できる
フリーランスのプログラマーは高いスキルがあれば、企業内で働くよりもフリーランスになることで大幅に年収をUPさせることが可能です。また年功序列の影響を受けなかったり、契約金がダイレクトに収入につながるので、契約金自体が高くなくても正社員時代より高収入となるケースも多くあります。
やりたい仕事をやりたい分だけやれる
例えば、あるプログラマーがWebアプリケーションの開発に特化しているとします。そのプログラマーが正社員として働いている場合、会社の業務に合わせて他の分野の開発にも関わらなければならないかもしれません。
しかし、フリーランスとして働く場合、Webアプリケーションの開発に特化した仕事だけを受けることができます。また、自分自身でクライアントの選択ができるため、自分が興味を持っている業界や企業との仕事ができる可能性が高くなります。
人間関係を気にしなくて良い
正社員として働いている場合、同僚や上司との人間関係によっては、ストレスを感じたり、気を使ったりすることがあります。
しかし、フリーランスのプログラマーになれば、自分自身で仕事を受けるため、人間関係に悩むことはありません。
また、クライアントとの関係はあくまでビジネスの関係であり、プロジェクトが終了したら関係性も終わるという点があります。これによって、自分自身の仕事に集中できるというメリットがあります。
フリーランスプログラマーのデメリット
続いて、フリーランスプログラマーとして働くデメリットもご紹介します。
収入が不安定になりやすい
フリーランスのプログラマーは、仕事が発注されたり、受注できたりしない場合は収入が得られません。また、受注できたとしても、仕事量や納期、報酬額などが一定ではなく、収入が不安定になる可能性があります。
収入が不安定になると、生活費を捻出できなくなる可能性があるため、収入管理や予算管理をしっかり行う必要があります。
自己管理が大変
正社員であれば、会社の福利厚生や保険等である程度体調管理が行えますが、フリーランスは自分自身で健康管理を行わなければなりません。定期健康診断もないため、自分自身で健康状態を確認し、運動や栄養管理などを行う必要があります。
仕事が忙しくなると、自分の健康を犠牲にすることがあるため、ストレスを溜めないようにすることが重要です。
雑務も全て1人で解決する必要がある
フリーランスは、仕事の全てを一人でこなす必要があるため、クライアントとのコミュニケーションや納期管理、報酬交渉など、多くのことを自分自身で行わなければなりません。
自分のやりたい分野に特化できると考えて独立しても、蓋を開けてみたら雑務が多く、かえって案件に集中できないなんてこともあり得ますので、フリーランスエージェントを活用するなどして業務環境を整えましょう。
フリーランスで活躍するための必須スキル
ここまで、フリーランスプログラマーとしての仕事内容や案件動向をご紹介してきましたが、独立するために押さえておきたい必須スキルを確認していきましょう。
プログラミングスキル
プログラマーである以上、当然プログラミングスキルが必須です。さらにそれだけでなく、クライアントの要望に合わせたカスタマイズや機能追加が求められた場合にもスピーディに対応できるような、高度なプログラミングスキルを日々磨くことが重要です。
コミュニケーションスキル
プログラマーは、フリーランスでも各案件ごとに開発チームの一員として参加することが多いです。そのため、チーム内での役割分担やタスク管理の際にプロジェクトメンバーコミュニケーションが円滑にできるかどうかでプロジェクトの進めやすさが大きく変わります。
また、自分が書いたコードを他のチームメンバーにレビューしてもらったり、チーム内でアイデアや意見を交換することがあるのでコミュニケーション能力を身につけることで、より良いプログラム開発が可能になります。
常にスキル開発を怠らない
プログラマーの仕事は常に進化しており、日々新しい技術やプログラミング言語が登場します。
正社員であればこうした情報が上司や同僚からも入ってきやすく、比較的キャッチアップがしやすいです。しかし、フリーランスになると自身で意識的に情報や技術のキャッチアップを行わないとすぐにトレンドに追いつけなくなってしまいます。そうなると市場価値も低くなってしまいますので気をつけましょう。
高単価案件を獲得するには
前章で解説したスキルを高めることで安定した案件獲得に繋がりますが、その上でより高単価な案件を獲得していくための秘訣をご紹介します。
需要や希少価値の高い言語スキルを習得する
需要の高いプログラミング言語や習得難易度が高い希少言語スキルを習得することで高単価案件を獲得しやすくなり、年収を上げられる可能性が大きく高まります。
習得をおすすめする言語をいくつかご紹介します。
- JavaScript
- Ruby
- Python
- Swift
- C
- Node.js
- Go
- Kotlin
市場価値の高い上流キャリアにキャリアアップする
フリーランスプログラマーが、将来的にセカンドキャリアを考える場合、以下のような職種がおすすめです。
- システムエンジニア:
システムエンジニアはプログラマーの直系の上位職のような関係性でセカンドキャリアとしてよく選択される職種です。プログラマーとして磨いた開発スキルに、仕様書の設計能力やチームの統括能力を開発することでシステムエンジニアとして活躍できるのでまずはここを目指してみると良いでしょう。 - データアナリスト:
プログラミングのスキルを活かして、データの収集や分析、可視化を行う仕事です。膨大なデータの整形や分析力、数学的知識が必要なるため難易度の高い職種ですが、ビッグデータの活用が進む現代では、非常に需要が高まっており、高い報酬が期待できます。 - デザイナー:
プログラミングに関連するデザインのスキルを身につければ、WEBデザイナーやUI/UXデザイナーなどの仕事に転身することもできます。デザインとプログラミングの両方のスキルを持つことで、幅広い仕事に対応することができます。
プログラマーのフリーランス案件でよくあるご質問
フリーランスのプログラマー案件を受けるにあたり、よくあるご質問とその回答をご紹介します。
Q:フリーランスプログラマーの平均年収はいくらですか?
A:プログラマーが独立してフリーランスとなった場合、平均年収は600~700万円程度と言われています。ただし、職種や使える言語によって、報酬は良くも悪くも大きく変わってきます。職務内容について詳しく知りたい方はプログラマーの主な仕事内容をご覧ください。
Q:プログラマーがフリーランスで働く場合、どのような案件がありますか?
A:企業や業界によって様々です。具体的な募集案件を確認したい方はフリーランスプログラマーの案件事例をご覧ください。
Q:フリーランスプログラマーが高単価案件を獲得するためのポイントがあれば教えてください。
A:需要や希少価値の高い言語スキルを習得したり、キャリアアップを目指すなどがあります。どんな言語やキャリアパスがあるかについて知りたい方は高単価案件を獲得するにはをご覧ください。
まとめ
プログラマー人材もまだまだ売り手市場でスキルのあるフリーランスプログラマーの需要は高まっています。したがってプログラマーとしてハイスキルであれば、正社員で働くよりも高確率で年収が上がり、かつ柔軟な働き方を実現できるので、ぜひフリーランスという働き方にトライしてみてください。
FLEXYではさまざまなプログラマー案件を取り扱っています。プログラマーの皆様の活躍を丁寧にサポートさせていただきます。ご希望の案件をご紹介させていただきますので、是非お気軽にご相談ください。
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