WEBデザイナーのフリーランス案件動向は? 気になる年収やメリットデメリット、高単価案件獲得のポイント解説

フリーランスWEBデザイナーとして活躍するには? メリットデメリットや年収、高単価案件獲得のポイント解説

近年のデジタル技術の発達に伴い、幅広い業種・業態において高い需要があるWEBデザイナーの仕事内容からフリーランスとして働く場合の年収や実際の募集案件をご紹介しています。またフリーランスになることのメリット/デメリットや高単価案件を獲得するために身につけるべきスキルについても解説していますので、是非ご覧ください。

目次

WEBデザイナーの主な仕事内容

WEBデザイナーはWebに関するデザイン業務を担当する職種で、具体的な業務内容は以下のようなものが挙げられます。

  • UI/UX設計
    Webサイトやアプリケーションの表示画面や操作するためのボタン、フォーム、ナビゲーション、アイコンなどの作成や、ユーザーがストレスなくサイトやアプリケーションを利用できるような導線設計

  • グラフィックデザイン
    Webサイトやアプリケーションの中で使用されるイメージ、アイコン、ロゴなどのグラフィック要素の作成

  • HTML/CSSのコーディング
    HTMLやCSSを使用したWebページのコーディング

クライアントの要望を踏まえて、いかに視認性やユーザビリティの高いWEBサイトを構築できるかが求められる職種と言えるでしょう。

WEBデザイナーの年収相場

正社員WEBデザイナーの平均年収

WEBデザイナーの平均年収は、正社員の場合、約458万円となっています。
割合としては394〜457万円の層が多いですが、全体の給与幅としては332〜833万円と広いため、勤務先や経験・求められるスキルによっても大きな差があります。

参照元:WEBデザイナーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)

フリーランスWEBデザイナーの平均年収

フリーランスのWEBデザイナーの平均年収は400万円程度で、正社員Webデザイナーの平均年収と、さほど変わりません。
しかしスキルがあれば年収1,000万円以上を稼ぐことも可能で、スキル次第で正社員よりも大幅年収UPが狙えます。

そのおかげもあってか、厚生労働省が運営する職業情報提供サイトによると、WEBデザイナーで実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』は正社員が約30%、フリーランスが約65%となっていて、すでにフリーランスとして活躍する方が多い傾向にあります。

フリーランスのWEBデザイナー案件事例

続いて、実際の求人案件をご紹介します。案件の相場や内容が気になる方は是非ご参考ください。

大手保険企業向けITサービスのプロダクトデザイン支援

市場規模急拡大中のインシュアテックに関われます。また、社内でのスキルアップの機会が多く用意されていて、技術力を高めていきたいとお考えの方には大変おすすめの案件です。

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プロスポーツクラブ向けのグッズ、キャラクターのデザイン支援

手掛けたプロダクトがスタジアムやショップに並び、現場でのリアルな反応も実感できます。
ありきたりなプロダクトではなく刺激あふれるプロダクト作りに興味がある方は必見です。

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複合機関連サービスの大手企業で自社プロダクトのデザイン支援

複合機関連サービスを提供する大手企業で、新規事業で立ち上げられたプロダクトにデザイン面から携わっていただけます。

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フリーランスWEBデザイナーのメリット

ここからは、フリーランスWEBデザイナーとして働くメリットをご紹介します。

年収が大きくUPする可能性が高い

専門的なスキルを持つWEBデザイナーは独立することで一気に年収が上がる可能性があります。

正社員として企業に勤めている場合は、いくら働いても給与に変動はありませんが、フリーランスでは案件を受注すればするほど収入は増え、かつ契約料がそのまま収入となるのでスキルや技術があれば大幅な年収増が見込めます。

好きな時間・場所で働ける

その時の自身のスキルややりがいに合わせて働き方を変えられるのもフリーランスの大きなメリットです。
日中よりも夜間に仕事を進めたい、通勤せず自宅で作業したいなどの仕事スタイルが選択できたり、好きな地域への移住したり、旅をしながら仕事をするライフスタイルも選択可能になります。

人間関係のストレスが少ない

正社員時代は、上司や部下・クライアントなどの人間関係があり、相性の悪い上司や同僚がいたとしても避けることができず、大きなストレスのタネとなる可能性があります。

しかしフリーランスの場合は、基本的に1人で仕事をする事になり、基本的にクライアントとさえうまくやりとりできれば問題なく、また案件もある程度取捨選択できるため、ストレスの大きそうな案件は避けるなどの対応も可能です。

フリーランスWEBデザイナーのデメリット

続いて、フリーランスWEBデザイナーとして働くデメリットもご紹介します。

安定した収入が得られない可能性がある

フリーランスWEBデザイナーのメリットとして収入アップできることをお伝えしましたが、それは安定して案件を受注できた場合に限ります。
独立したばかりの頃はなかなか案件契約できず、収入がほとんど見込めないこともあります。

また、クライアントから信頼を得たとしても、タイミング次第で、全く案件がないこともあるので、収入が不安定になる可能性があります。

求められるスキルが変わりやすい

これまで専門スキルであったWEBサイトのデザインや構築といった領域も、StrikinglyやWordPressを使うことで、専門的な知識がない人でも比較的安価で高品質なWebサイトを構築できるようになってきています。
こうした背景もあり、これまでと同じスキルしかないフリーランスWebデザイナーへの発注数が低下しているという側面があります。

常に市場の需要を掴み新しいスキル開発ができなければ、介在価値が下がってしまうので気を付けましょう。

修正依頼が発生しやすい

デザイン系の領域は細かな修正が発生しやすい分野です。デザインの完成イメージを完全一致させるのは難しく、イメージ共有はプロジェクト関係者が増えるほど認識合わせが困難になります。

またフリーランスで、様々なクライアントとやりとりすることで、それぞれの世界観や方向性を把握する必要もあり、デザインのテンプレート化が難しいです。

フリーランスで活躍するために押さえておきたいスキル

ここまで、フリーランスWEBデザイナーとしての仕事内容や案件動向をご紹介してきましたが、ここで独立するために押さえておきたい必須スキルを確認していきましょう。

デザイン/コーディングツールスキル

Webデザイナーに対しては、HTML/CSS/JavaScriptなどのコーディングに関する技術も重視されはじめています。また、XD/Sketch/FigmaなどUIに関するツールもあるとより希少性が上がり、高単価案件にも繋がりやすくなります。

デザインスキル

WEBデザイナーである以上、デザインスキルは最も求められるスキルです。
デザインツールではPhotoshopやIllustratorが代表的なので、これらのツールの基本的な編集スキルを「ただ使える」状態ではなく、「思い通りに使いこなす」状態を目指し、クライアントから求めらる要件に沿いつつ、期待を超えるようなデザインを心がけましょう。

コミュニケーション能力

Webデザイナーの仕事は、要件に沿って1人で作業を進めるだけでは務まりません。
前述の通り、デザイン業務はもともとイメージ共有が難しい領域なのでクライアントからのヒアリングを通した細かな要件設計は欠かせません。

また、他のデザイナーやエンジニアとも連携が必要な案件であれば、積極的にコミュニケーションをとることが互いの生産性の向上にもつながりますので、コミュニケーションはおろそかにしないように注意しましょう

高単価案件を獲得するには

前章で解説したスキルを高めることで安定した案件獲得に繋がりますが、その上でより高単価な案件を獲得していくための秘訣をご紹介します。

目的を達成できるWebサイト制作スキルが求められる

これまでにもお伝えした通り、Webサイトを作るだけであれば専門スキルを持っていない人でもできるようになると考えられます。
しかし、クライアントの課題解決につながるWEBサイト設計という意味では、専門スキルの真価が問われるポイントになります。

WEBデザイナーとしてクライアントの目標達成のためにどんなデザインが適切なのかを提案・実装したり、その後のフォローができる人が市場価値の高いWEBデザイナーとして求められています。

WEBデザイナーとして年収をアップさせたい場合には、WEBデザイナーとして収入をアップさせるデザイン領域やデザイン以外の領域のスキルについて紹介したページがあるためご覧ください。

キャリアアップして年収を上げる

もう一つの高単価案件の獲得方法としてはWebデザイナーの領域を超えキャリアアップすることです。
ここでは、Webデザイナーのキャリアアップ事例を紹介します。各職種についての詳しい仕事内容や市場動向に関する記事も併せてご覧ください。


上記以外のエンジニア職フリーランスの仕事内容や市場動向が気になる方はこちらの記事に掲載していますのでご覧ください。

WEBデザイナーのフリーランス案件でよくあるご質問

フリーランスのWEBデザイナー案件を受けるにあたり、よくあるご質問とその回答をご紹介します。

Q:WEBデザイナーの年収相場はいくらぐらいでしょうか?

A:フリーランスのWEBデザイナーは、平均年収は400万円程度で、正社員Webデザイナーの平均年収と、さほど変わりません。しかしスキルがあれば年収1,000万円以上を稼ぐことも可能で、スキル次第で正社員よりも大幅年収UPが狙えます。どのようなスキルがあると高単価案件につながるかの詳細はこちらをご覧ください。

Q:WEBデザイナーがフリーランスで働く場合、どのような案件がありますか?

A:WEBデザイナーはUI/UX設計/グラフィックデザイン/HTML/CSSのコーディングといった業務を担うことが多いです。具体的な募集案件を確認したい方はフリーランスのWEBデザイナー案件事例をご覧ください。

Q:フリーランスのWEBデザイナーが高単価案件を獲得するのに必要なスキルは何ですか?

A:基本的なデザイン/コーディングスキルは当然必要ですが、ただ使えるだけでなく、思い通りに使いこなせる状態を目指しましょう。また、キャリアアップして年収を上げるという方法もあります。その他、押さえておくべきスキルや高単価案件獲得のコツについてはこちらご覧ください。

まとめ

IT人材の増加によりWEBデザイナーの市場価値が低くなるのではとお考えの方もいるかもしれませんが、dodaの「転職市場予測2023上半期クリエイティブの転職市場動向」によると、2023年上半期にWEBディレクター、WEBデザイナー、WEB編集、ゲーム制作・開発といった職種は求人増加が期待されるとのことです。

求められるスキルは日々変わっておりますが、WEBデザイナーの将来性は十分にあるでしょう。

FLEXYではさまざまなWEBデザイナー案件を取り扱っています。Webデザイナーの皆様の活躍を丁寧にサポートさせていただきます。ご希望の案件をご紹介させていただきますので、是非お気軽にご相談ください。

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