業務委託に履歴書は必要か?履歴書の記載方法やポイントを紹介
業務委託を請け負う際には履歴書の提出を求められることがあります。業務委託の履歴書は自身の経歴やスキルをアピールできるので、即戦力になることをしっかりと書くことが大切です。 本記事では、魅力的な履歴書を書くポイントや注意点を紹介しています。業務委託を受けることを考えている方は、ポイントを抑えて履歴書の書き方について理解を深めておきましょう。
目次
業務委託とは
業務委託は、企業や個人が特定の業務を外部の事業者に委託することを指し、発注事業者と受注事業者の間で業務委託契約が結ばれます。業務を請け負った人は、業務を遂行し報酬を受け取ります。業務委託契約は民法上、「請負」と「委任」の2種類があります。請負契約では業務を請け負う人が成果物まで責任を負うのに対し、委任契約では成果ではなく業務の遂行までの責任を負います。業務委託契約では「請負」と「委任」はどちらかに限定されません。契約毎に個別、責任の範囲を定めます。
業務委託とは何かの概要や業務委託で働く際のメリット・デメリットなど幅広く紹介した以下の記事もあわせて確認しておくと良いでしょう。
業務委託で活躍している職種
FLEXYではIT領域の業務委託案件を取り扱っています。FLEXYでは下記のような職種の方が業務委託として活躍しています。
- WEBライティングなどを行うライター系の仕事
- エンジニアやプログラマーなどのITの仕事
- WEBデザイナー、UI/UXデザイナーなどのデザイン系の仕事
上記で紹介したFLEXYで活躍している職種で業務委託として働くことを考えている方は、ぜひFLEXYサービスへご登録ください。FLEXYに登録していただくとフルリモートや週1日~5日などさまざまな条件の中から希望に沿った案件をご紹介することが可能です。業務委託で働くことを考えている方はぜひFLEXYサービスをご活用ください。
業務委託に履歴書は必要か
業務委託契約を結ぶ前に、業務の委託者から履歴書の提出を求められる場合があります。履歴書の提出を求められた場合には、業務を請け負う方は履歴書の提出が必要です。企業では業務委託を誰に依頼するのか選定を行います。特に新しい人に業務委託を依頼する場合には、面接を行い経歴やスキルを確認したいと考える企業は多いです。
しかし、この履歴書の提出は必ず必要になるわけではありません。たとえば、エンジニアやデザイナーのような専門的な人材は、成果物の提示をすることで履歴書がなくても契約が成立する場合があります。また、応募者が少なく選考を行う必要がない場合には面談のみで契約が成立します。
業務委託の履歴書の書く際のポイントと注意点
業務委託を受ける場合、履歴書を書く際のポイントと注意点を紹介します。
業務委託の履歴書を書く際のポイント
業務委託の履歴書を書く際のポイントを紹介します。
即戦力になること
業務委託では未経験で応募可能な案件が少なく、すぐに必要な業務に参画してもらえるかが重要な要素です。そのため、業務委託契約を結ぶ際には転職と同じように、基本的に即戦力となる方が優先的に採用されます。履歴書では、業務に関するスキルの高さで即戦力となることをアピールすることで好印象につながります。
作業量・成果物を数字で示す
即戦力になるということをアピールするためにも、数値で成果物を表すことは重要です。実際に自分のことを文面でアピールしても、企業側に「実際はどうなのか?」と思われてしまう可能性があります。そのようなことを防ぐためにも、自身の成果物を数字で示すことで企業側にも納得感を持っていただけます。履歴書には自身の能力が相手に伝わるように数値化できる内容は積極的に記載しましょう。
チームでの業務経験・協調性はあるのか
職務経歴書では、コミュニケーション能力や協調性をアピールするとよいでしょう。企業は組織に属さず働くことが多いフリーランスに対して、「コミュニケーション能力が低い」「協調性がない」と思っていることがあります。
案件の内容次第ですが、チームでの仕事に問題がないかや業務担当者とコミュニケーションをとりながら業務が進められるかは重要な要素です。スキルや実績があってもコミュニケーションが取れないと判断されると案件を引き受けられない可能性があります。
業務委託の履歴書を書く際の注意点
業務委託の履歴書を書く際には気をつけるべき点もあります。
守秘義務を守る
業務委託契約を結ぶ際には、契約にもよりますが秘密保持契約を結ぶこともあります。業務委託で働く際には、以前業務委託で作成した成果物を提出する可能性もあるでしょう。
しかし、契約内容によって外部に漏らしてはいけない情報が存在する可能性があるため、履歴書に自身の成果物を記載してもいいのか、秘密保持の契約に抵触しないか確認しましょう。
稼働可能な業務時間を記載する
副業で業務委託を受けることを考えている場合、本業とのバランスを加味した上で稼働可能な時間を記載しておくと良いでしょう。副業では業務委託を受ける際には、本業がない時間を使って働くことになります。本来であれば休みの時間に業務委託を受けることで、体調を崩し、ワークライフバランスが崩れるリスクがあります。
また、履歴書に稼働可能な時間や業務時間を記載しておけば、自分の考えている以上の時間がかかる業務を請け負ってしまうなどのトラブルを回避することができるでしょう。
業務委託履歴書の書き方
業務委託の履歴書の書き方を実際の履歴書を見ながら紹介します。
(1)氏名・居住地・写真・連絡先等の個人情報
氏名や居住地など各情報を正確に記入します。氏名や居住地の振り仮名の欄には、欄に「ふりがな」とあれば平仮名、「フリガナ」とあればカタカナで振り仮名を書きます。証明写真は、3ヶ月以内に撮影したものが基本です。
(2)学歴
新卒の応募の場合は、義務教育の卒業年度~最終学歴を書きますが、フリーランスで業務委託を受ける際に提出する場合には、最終学歴のみを書くケースが多いです。いずれも学校名、学部名、学科名、卒業年月を正確に書くようにしてください。
(3)資格
資格の正式名称と、取得年月を書きます。資格を多く持っていて書ききれない場合は、希望する業務に有利な資格を優先的に記載しましょう。 そうすることで採用される可能性が高まります。
(4)略歴(職歴)
全ての職歴で、会社名、部署、在籍期間、肩書きを記載します。フリーランスとして働いていた場合は、その期間も記載して職歴の空白がないようにします。開業届を出している個人事業主であれば、その旨も記載するとベターです。
正社員として働いており、業務委託契約を結ぶことになった場合には、正社員としての経歴・業務内容を丁寧に書きましょう。
業務委託を以前に経験したことがあり、職歴の書き方が通常の書き方とは少し違っており、「2023年 ◯◯会社より◯◯業務を受託」と記載します。
(5)サマリー(職歴の要約)
職務経歴を要約したものです。ここでは大まかな成果を書きます。
(6)得意領域についてのPR
自分が経験してきた業界、あるいは得意な領域について、経験してきたことや活かせる知見などを記載しましょう。
また、自己PRは実績だけでなく、人柄や仕事へのスタンスを知ってもらう項目でもあります。チーム運営や技術共有、研修・教育担当などの経験や、スケジュールや予算管理の経験があれば、マネジメントスキルのアピールにつながります。また、業務委託ではこの得意領域を重視して業務を委託するか決めることもあるため、希望の案件に応募する際は、積極的に自身のスキルなどのPRを記載してみてください。
履歴書のダウンロード
履歴書をダウンロードされたい方はこちらよりMicrosoft Word /Excelにダウンロードしてご活用ください。
フリーランスのエンジニアで案件をお探しの方に向けて
フリーランスエンジニアで案件をお探しの方向けに、案件が受注しやすくなるスキルシートの書き方もまとめています。スキルシートに記載する項目や記載する際の注意点も確認することができるので、案件獲得を目指しているフリーランスのエンジニアの方は是非ご確認ください。
また、業務委託として働きたいフリーランスエンジニアの方におすすめなのがFLEXYのサービスです。FLEXYでは、スタートアップや大企業などの支援案件をフルリモートや週1-5日、100万円以上/月などさまざまな条件で業務委託を受けることができます。是非FLEXYのサービスをご確認ください。
まとめ
近年、フリーランスや副業の業務委託で働く方が多くなっています。本記事では、その業務委託で働く際に提出する可能性がある履歴書について紹介しました。フリーランスや副業の業務委託で活躍するためには、まず自身の強みや経歴を活かして案件を請け負う必要があります。その案件を請け負うためにも履歴書の記入は重要なため、しっかりと準備をして履歴書の提出を行いましょう。