業務委託から正社員になるには? 事例や正社員になる人の特徴、なる際の注意点

本記事では、フリーランスの業務委託から正社員に移行を検討中の方向けに、FLEXYの過去の事例もご紹介しながら、業務委託から正社員になるメリットやデメリット、気を付けるべき点などについてご紹介します。業務委託から正社員への転職を検討されている方は是非参考にされてください。

FLEXYは、フリーランスや副業として活躍されるエンジニアや技術顧問、CTO、デザイナーの方向けに案件をご紹介するサービスです。ご希望に沿った案件をご紹介いたしますので、是非お気軽にご連絡ください。

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業務委託から正社員になれる

まず結論として、業務委託から正社員になれます。業務委託から正社員になりたい方のスキルや適性と、会社の方針や需要が合い、労働条件等双方の合意があれば、業務委託から正社員になれます。業務委託として働いてきたスキルや経験を活かして、別の会社に正社員として転職をすることもあれば、元々業務委託として参画してきた企業に正社員として雇用されることもあります。

業務委託先とあなたの間にエージェントがいるのであれば、エージェントが交渉を行う場合があります。

このサイトを運営しているFLEXYもフリーランスの方向けのエージェントです。コンサルタントが間に入り、先方の意思を確認の上、直接雇用に切り替えることが可能です。
業務委託から正社員へ移行したい場合、まずはエージェントにご相談ください。

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フリーランスの業務委託から正社員へ転職された方の事例

フリーランスの業務委託から正社員へ移行された方の記事をご紹介します。
FLEX経由で、業務委託のフルリモートエンジニアから正社員へ移行した事例です。

質問力で信頼を得て、正社員としてジョインした事例

こちらは企業が業務委託のフロントエンドエンジニアを直接雇用の正社員として迎え入れた事例です。

多くの新規サービスの開発が予定され、フロントエンドの高いスキルとコミット量のある方を必要とされていました。エンジニアの方のアウトプットの精度や質問力が高く、仕事の前提確認が丁寧だったことで信頼を得て、正式に企業様から正社員化を打診されました。

ミスマッチゼロの安心感で、正社員としてジョインした事例

以下は、FLEXY経由で、業務委託から取締役CTOに就任した事例です。業務委託として一定期間一緒に働いていたことで、互いのスキルや価値観を共有できたようです。

業務委託から正社員になるメリット

ここからは業務委託から正社員になるメリットを紹介します。企業側の事情を知ることで、正社員になる際の検討材料になるはずです。

収入が安定する

業務委託から正社員になることで収入が安定します。業務委託であればプロジェクトや契約期間の終了後、継続するには再契約の必要があり、雇用の不確実性は付いて回る問題です。正社員になることで収入が減ってしまうケースもあるので、正社員に移行する際に注意が必要ですが、正社員になることで業務委託時代の収入の不安定さは解消されます。

業務以外の面倒な雑務が減る

正社員になることで、業務委託の際に行っていた様々な雑務が減ります。

  • 税務関係の雑務
  • 契約関係の雑務
  • 請求や支払い関係の雑務

その他にも様々な事務作業や文書の管理、またポジションによっては案件を獲得するための営業などもなくなるでしょう。部分的に残るものもありますが、コア業務以外の雑務を減らせるのは、業務委託から正社員になるメリットと言えます。

社会保障や福利厚生が充実する

業務委託から正社員になることで、雇用保険や厚生年金などに加入できます。また企業によって異なりますが、健康診断、育児・介護休業といった福利厚生を享受できる場合があります。またローンやクレジットカードの審査が通りやすいなど、社会的な信用が増すことも業務委託から正社員になるメリットです。

業務委託から正社員になるデメリット

業務委託から正社員になるデメリットについて解説します。

年収が下がる可能性がある

デメリットとして、年収が下がってしまうケースがあります。例えばフリーランスエンジニアとして同企業で1,000万稼ぐことができても、正社員に移行した場合は、企業側の給与テーブルに沿う必要があるため同様の額をもらうことは難しい場合があります。雇用の安定性は増しますが、年収が下がってしまうこともあるため注意が必要です。

自由度が下がる

正社員に移行することで、労働時間が長くなり自由度が下がる可能性があります。会社の方針や時期によっては残業や休日出勤が必要となる場合があるでしょう。また、フルリモートとして採用されるのであれば問題ありませんが、その点を明確にしていないと出社を求められる可能性があります。転勤や異動が発生する場合もあるため、望まない場所で望まない業務をすることがないよう、正社員として転職する前に十分に確認する必要があります。

業務委託から正社員にする企業側のメリット

ここでは業務委託から正社員にする企業側のメリットをご紹介します。

ミスマッチが少なくなる

通常の選考のように面接と筆記試験をして採用をするプロセスでは、一定のミスマッチは避けられません。しかし業務委託として参画する期間を挟んでいるのであれば、スキルやコミュニケーション能力、カルチャーフィットなどへの面でミスマッチを回避できます。これは労働者側のメリットでもありますが、企業にとっても大きなメリットと言えます。

優秀な人材を長期的に確保できる

業務委託は、プロジェクトや契約期間が終わり契約更新しない限り契約終了となりますが、正社員に移行してもらうことで、優秀な人材に長期的に働いてもらえる可能性があります。優秀な人材を長期的に確保することによって、アウトプットの質の向上が期待できたり、事業の成長に大きなインパクトを与えてくれたりする可能性があります。

仕事の融通が利くようになる

一般的には業務委託の場合は業務委託契約書に基づいて、作業内容が細かく決まっている場合がありますが、正社員の場合は業務委託と比べるとより柔軟性があります。正社員であれば、変動していく組織のニーズに応じて、異なる作業やプロジェクトに参加してもらえるため、組織内での流動性に対して対応してもらいやすくなります。

業務委託から正社員にする企業側のデメリット

業務委託から正社員にする企業側のデメリットをご紹介します。

人件費などが増加する

正社員を雇用する場合、企業は雇用する人の社会保険料などを負担することになります。また正社員の人件費は長期的な固定費となるため、成果が出なければ運営コストだけが増加し経営状況の悪化を招きます。

雇用リスクが増加する

業務委託を使う企業側のメリットとして、必要な時にだけ参画してもらえるということがあります。反対に正社員になれば特段の事情がない限り解雇することができなくなります。もし業務委託から正社員に移行した人材が、期待したアウトプットを出せなくなった場合は、企業にとって人件費の増加は大きな痛手となるでしょう。

業務委託から正社員になるのはどんな人か

ここからは、業務委託から正社員になりたい方のために、どんな人が業務委託から正社員になりやすいのかをご紹介します。

業務委託経験の期間が短い

フリーランスの業務委託から正社員へ移行される方は、短い期間フリーランスをされていた方が多いです。長くて2年というイメージで、短いと半年間で正社員へ転向されます。数年間フリーランスをされてきた方が正社員へ戻るケースは稀と言えます。
また、1社に業務委託で働く期間が長くなったため開発チームと関係が深くなり、プロダクトやサービスに帰属意識が芽生え、正社員に移行する場合もあります。

社内にないスキルがある

そもそも企業が業務委託を求めるのは、必要な技術が社内にない場合や、リソース不足を解消したい場合です。求めるアウトプットを出し、スキルや経験が認められれば、会社の状況によっては正社員として声がかかる可能性があります。高い技術力を持っている人は稀少人材であるため、長期的に働いてもらうために企業は業務委託者に正社員化を打診することがあります。

社内のカルチャーに合う

業務委託から正社員になりたい人の特徴として、技術力が高いだけではなく、社内のカルチャーに合うかも大きなポイントです。いくら技術力が高くても、社内のカルチャーにフィットしないのであればコミュニケーションが円滑にならず、業務自体もスムーズに行われなくなってしまいます。 企業は優秀な人材流出を防ぎ事業を伸ばしていくためにも、そもそもその人の性質や仕事への姿勢が企業文化に合っているのかを見ます。

業務委託先から正社員化を持ち掛けられた際の注意点

ここからは、業務委託先から正社員化を持ち掛けられた際の注意点をご紹介します。

年収はどうなるか

先にも述べたように、業務委託から正社員になる際に、年収が下がるケースがあります。フリーランスの業務委託として働いていた際に、もし1,000万円以上稼いでいたとしても、正社員に対して1,000万円出す会社は極まれです。正社員として働くことで収入が安定することはもちろんですが、年収が下がることもあるため、それをどこまで許容できるのか考えておく必要があります。

福利厚生はどのようなものがあるか

正社員になることの大きなメリットとして会社の福利厚生が使えることです。もし会社の福利厚生に期待するのであれば、その会社の福利厚生がどれほど充実しているかを確認する必要があります。いくら福利厚生が充実しているとされていても、それが自分に関係ないものであればあまり意味がありません。

拘束時間はどれくらいか

フリーランスの業務委託として働いている場合は、正社員よりも時間の融通が利きやすいです。しかし正社員になれば勤務時間の長さや時間帯が設定されている場合が多い傾向にあります。また定時を気にするだけではなく残業時間や休日出勤の有無についても確認しましょう。
自身のライフスタイルとして時間を柔軟に使いたいのであれば、拘束時間については十分に注意すべきです。

副業の可否はどうか

業務委託をしているのであれば、同時並行的に複数の会社の案件を受け持つこともあります。正社員になったとしても時間外や休日に別の会社の仕事を請け負う場合もあるかもしれません。その場合、就職した会社が副業可となっている必要があります。正社員になるとしても、業務時間外は別の会社の案件に対応する可能性がある場合、副業の可否について確認しておきましょう。

まとめ

業務委託から正社員になることは可能です。業務委託から正社員になる場合、本人のスキルやコミュニケーション能力が十分にあることが前提ですが、会社の状況も大きく関わってきます。
またこれまでご紹介したように、業務委託から正社員になるメリットやデメリット、なる際の注意点などを把握しておく必要があります。今回ご紹介した内容を踏まえて、今後の活動に活かしていただければ幸いです。


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