AWS案件に入りたいエンジニアが知っておくべき基礎知識と案件傾向

こんにちは。FLEXY編集部です。

本記事では、AWS案件に入りたいエンジニアが知っておくべき基礎知識と案件傾向をご紹介します。

自社でサーバーやデータベースなどのインフラを用意せず、構築が可能なことから、クラウドサービスは瞬く間に広がりました。

日本でクラウドを代表するのはAWSという認識も広まっています。エンジニア不足の背景もあり、フリーランスや副業をする人を対象とした、AWS案件は多数あります。

AWSの基礎や案件についての知識を身につけ、キャリアパスに迷っているエンジニアは、ぜひ将来を考えるヒントにしてみてください。

開発案件で抑えたいAWS

AWS(Amazon Web Service)とは、Amazonが提供するパブリッククラウドサービスです。AWSでは仮想サーバーやデータベース、オンラインストレージなどさまざまなサービスを提供しており、ユーザーはその中から必要なサービスを選んで利用できます。

アメリカの調査会社Synergy Research Groupの調査によると、AWSはクラウドサービス市場の約3割を占めてトップをキープしています。AWSはクラウドサービスのパイオニアであり、2位のMicrosoft Azure、3位のGCP(Google Cloud Platform)と差をつけて、トップであり続けているのです。

AWSの特徴

AWSには次のような特徴があります。

従量課金制

AWSのサービス料金は、データ量や利用人数によって金額が変動する「従量課金制」です。利用状況に応じて金額が請求されるため、コストの計画が立てやすいのがメリットです。その反面、利用人数が多くなればコストがかさむデメリットもはらみます。

様々なサービスがある

AWSには200を超えるサービスがあり、豊富なサービスから必要なサービスを選んで組み合わせて使うケースがほとんど。このため、サービス群を深く理解する必要があります。

運用負荷が軽減される

AWSではIaaSだけではなくPaaSも提供されており、サーバーの更新や最新のセキュリティ対策などAmazon側に管理を任せられる部分があります。そのためシステムの運用負荷を軽減させることが可能です。ただし運用に関わることすべてを任せられるというわけではなく、データやアクセス管理などユーザーの責任範疇となる部分もあるのでご注意ください。

▼参考:
責任共有モデル
https://aws.amazon.com/jp/compliance/shared-responsibility-model/

障害対策ができる

AWSでは、データセンターを設置しているエリアのことをリージョンと呼びます。AWSは世界中にリージョンが存在しており、ユーザーの所在地から離れた場所にデータが保管されるため、AWSを使うこと自体が障害対策のひとつとなるのです。

またAWSにはサービスごとに、サービス稼働率や返金などについて定めたSLA(Service Level Agreement:サービスレベル合意)があります。災害やセキュリティ事故があった場合には、SLAに基づいた対応が行われます。

▼参考:
AWSのクラウドが選ばれる10の理由
https://aws.amazon.com/jp/aws-ten-reasons/

AWSの代表的なサービスとは

AWSのサービスのうち、主に下記のものがよく使われます。

Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)

仮想サーバーを作成できるサービスです。ユーザーの必要に応じてスペックを変更可能です。


画像引用: https://aws.amazon.com/jp/ec2/

Amazon RDS(Relational Database Service)

リレーショナルデータベースを作成できるサービスです。Amazon Auroraのほか、MySQL、Oracle、SQL Server、PostgreSQL、MariaDBの各データベースエンジンが対応しています。


画像引用: https://aws.amazon.com/jp/rds/

Amazon S3(Simple Storage Service)

オンラインストレージサービスです。データ管理やアクセス管理が簡易にできるのが特徴です。
画像引用:https://aws.amazon.com/jp/s3/

Amazon EMR(Elastic MapReduce)

オープンツールを利用して、ビッグデータの処理・分析ができるプラットフォームです。


画像引用: https://aws.amazon.com/jp/emr/

フリーランスのAWSエンジニアが身に付けるべきスキル

AWSエンジニアになるためには、クラウドサービスやAWSの基礎知識が必須です。

基本的にはインフラエンジニアとしての案件が多く、インフラエンジニアに必要なサーバーやミドルウェア、ネットワークの知識を持っておきたいところです。加えて、セキュリティ関連の知識の経験もあれば尚良いでしょう。

また開発・運用のみならず、AWSを用いた開発のプロジェクトリーダーとして、AWSエンジニアを募集している案件もあります。管理に関わる職種でもAWSの概要は覚えておくと役立つでしょう。

AWSの案件は開発、運用、保守まで幅広い

フリーランス向けに案件を紹介するエージェントにも、様々なAWSの案件があります。よくある案件の例をご紹介します。

<案件例1> SaaSとAWSの活用でシステム構築

AWSとSaaSを組み合わせてシステムを新規開発する案件。例えばデータウェアハウス(DWH)のSaaSであるSnowflakeを中核として、Amazon ELBやS3を基盤にシステムを構築する例があります。

<案件例2> 複数のクラウドサービスを用いた開発のプロジェクトリーダー

フリーランスでもWebアプリケーション開発のプロジェクトリーダーとしての役割を求める案件があります。案件によってはサーバーサイドの開発、AWSの経験に加え、GCPやネットワークの知識も必要です。

<案件例3> 既存システムのリプレイス

オンプレミスで構築されたシステムをAWSに移行するというリプレイス案件もあります。例としては、既存システムを別の言語でリニューアルし、基盤をクラウド(AWS)化するという案件が挙げられます。リプレイス案件ではAWSの経験のみならず、サーバーサイド開発の経験も必要となるでしょう。

<案件例4> ゲーム会社向けのインフラ運用・保守

AWSは大手ゲーム会社でもインフラとして活用されています。稼働後のシステムのインフラを運用・保守し、システム障害が起きれば対応を行うのが、運用・保守の主な業務です。

案件獲得にはAWSの資格取得が有利

AWSはサービスの範囲が広いため、どの技術を保持しているか証明するためには、資格の取得が有効です。

AWSの資格は「AWS認定(AWS Certification)」といい、経験年数や受講したトレーニングによって下記の種類があります。

▼参考:
https://aws.amazon.com/jp/certification/

クラウドプラクティショナー

AWSの基礎的な知識とスキルを習得したことを証明する資格です。最低 6ヶ月の AWS 使用経験が推奨されます。

アソシエイト

種類はソリューションアーキテクト、SysOps アドミニストレーター(運用)、デベロッパーがあります。それぞれ1年以上のAWS使用経験がある人が対象です。

プロフェッショナル

2年以上のAWS使用経験がある人が対象の資格です。種類はソリューションアーキテクト、DevOpsがあります。

専門知識

ネットワーク、データ分析、データベース、機械学習、セキュリティにおいて、AWSでの経験を有した人を対象とした資格です。

まとめ

AWSのサービスは年々増加しており、サービス群の理解には時間がかかることでしょう。AWSエンジニアとなった後も常に知識をアップデートする必要があります。

しかし現在AWSエンジニアは売り手市場であり、AWSが絡む案件も多く存在するのは確かです。これから新たにクラウドサービスについて学ぶのであれば、市場シェアトップのAWSを選んでおくことで将来性も見込めます。インフラエンジニアやシステムエンジニアの次のステップとして、腰を据えてAWSを学んでみてはいかがでしょうか?



企画/編集:FLEXY編集部


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