この人に会いたい!と思えるポートフォリオの作り方【デザイナー向け】

クリエイティブ職の自己PRに欠かせないものといえば、ポートフォリオです。

デザインのセンスや技術力を相手に知ってもらうためには、今まで自分が手掛けてきた作品を見てもらうのが最も早い方法です。

ただ過去の作品のいくつかを集めただけでは、有用なポートフォリオとは言えません。

今後良い案件を獲得できるよう、今の自分の技術力を的確に伝えられるポートフォリオを作成してみませんか?

今回は特に、Webデザイナーがポートフォリオを作成する際のポイントをご紹介します。

ポートフォリオとは

「ポートフォリオ」という言葉自体は業界によって意味合いが異なりますが、就職や転職に時に用いるポートフォリオとは、デザイナーやイラストレーターなどクリエイティブ職の「作品集」のことです。

ポートフォリオを作成すれば、それまで自分が手掛けてきた作品や仕事の実績、スキルや知識などをまとめられるので、クライアントに自分の実力を評価してもらえます。

ポートフォリオは基本的に、自分自身の情報を記載する「履歴書」や、仕事の経歴をまとめたものである「職務経歴書」とともに使います。採用面接の際は、ポートフォリオを紙(冊子)やタブレットで実際に採用担当者に見せながら、自己PRをすることになるでしょう。

またPDF化したファイルやポートフォリオサイトのURLを、事前に採用担当者に送るといった使い方も可能です。

ポートフォリオデザインの例と記載する項目

Webデザイナーのポートフォリオの例とともに、盛り込んでおきたい項目をご紹介します。

クライアントと秘密保持契約を締結している場合はプロジェクトそのものを記載できないので、著作権侵害・守秘義務違反にあたらない案件を選んで掲載しましょう。

ポートフォリオ

以下に、①〜④の記載のポイントをご紹介します。

①作品のメインビジュアル・モックアップなど

Webサイトなどに実際に掲載された作品の一部を載せます。UIデザイナーなら画面遷移図も使えます。実際にPCやスマホ画面での見え方がわかるような、モックアップ画像にしても効果的です。

レイアウトに関してもデザイナーの腕の見せ所ですから、シンプルに横に並べる以外にも、背景にビジュアルイメージを敷く、広告のような配置にするなど、さまざまな工夫が考えられます。

②プロジェクトの内容、WebサービスやアプリのURL

Webサービスやアプリの内容、作品の狙いや目的、クライアントの業種などを説明します。

現在も稼働中であれば、クライアント名やURLを記載しておくとよりイメージがわきやすいでしょう。

③制作範囲

使用している技術やソフトウェア、担当した業務などを記載します。

デザイナーとしてだけでなく、プランナーや技術指導など他にも役割を担っていたのであれば、その役割も記載しておきます。

④コンセプト・工夫した点

作品のコンセプトや意図、コンセプト決定に至るまでの考え方のプロセスを言語化します。作品の質自体は見てもらえれば判断できますが、作品に至るまでのコンセプトや考え方があれば、より深く作品を理解してもらえます。

また、定量的な成果があれば一緒に記載しておくと良いでしょう。

Webで活躍するデザイナーならではのポイント

ポートフォリオを作成・修正する際は下記のようなことに注意してみてください。

作品の数は10前後が目安

掲載する作品の数を考えるにあたっては、最適な自己PRになるように流れを考慮しながら、相手に理解してもらいやすい情報量にすることが必要です。

具体的には10作品程度から、多くても20作品に留めるのが無難です。あまり多いと、重点を置きたい作品の説明が十分にできなくなってしまいます。実績の数をアピールしたいなら、ポートフォリオサイトを作り、そのURLを記載しておくとスマートです。

作品の掲載順にもひと工夫を

掲載順は、応募先企業が求めるであろう業務内容や案件の傾向に合わせて変えるのがベストです。

そのためには応募先企業が具体的に何の業務の担当者を募集しているのか、どんなデザインの仕事を手掛けてきたのかといった企業研究が役立ちます。また自身の代表作と言えるような作品の優先度は、高めにしておきましょう。

仕事のスタイルや考え方も記載する

仕事への取り組みの姿勢やデザインの考え方、得意分野などは、人柄そのものがわかる部分でもあります。

採用担当者にとっては、「自分たちのチームで仕事ができる人材かどうか」「ユーザーの視点に立てるか」などを判断する材料となりえるので、できる限り言語化したいところです。

コーディング技術などもあれば記載する

Web系企業の場合は、デザイナーだけではなくコーディングの技術者を求めているケースも多いです。

デザイナーとして応募する場合も、デザインの他にコーディング技術・経験があれば伝えておく方がベターです。業務の幅が広がる可能性があり、報酬アップも見込めます。

未経験の場合は架空の作品を作る

Webデザイナー未経験、あるいはまだ実績が少ないといった場合は、実際に自分で作品を作ってアピールの足掛かりとしましょう。

もちろん実在のプロジェクトではなく、架空で構いません。クライアントを想定し、どのようなコンセプトで、何の技術を使ってどのように仕上げたのか、説明できるものを作ります。

一通りの制作過程を経験しておくと、実際のプロジェクトに参画したときにも役立ちます。

UIデザイナー、Webマーケティングスキル

機能性、利便性といったユーザー視点で考える能力を持つUIデザイナーは重宝されます。画面遷移図の全体構成、情報設計といった経験は強みになるので記載しましょう。

また昨今では、デザイナーから派生してWebマーケティングのスキルを磨くキャリアも考えられます。経験した範囲で今後も携わりたい部分は、ポートフォリオに記載してアピールすることをお勧めします。

ワンランク上のポートフォリオに向けて取り組みたいこと

ある程度ポートフォリオが形になったら、次のようなことに取り組み、さらに改善していきましょう。

ポートフォリオを第三者に見てもらう

ポートフォリオを作成したら、第三者に見てもらうのがおすすめです。客観的に見もらえると、ポートフォリオを作成するときには気づかなかった問題点や簡潔に書ける部分などがわかり、さらなるブラッシュアップを図れます。

採用担当者が同じクリエイティブ職であるケースもあるので、見てもらうならWebデザイナーやUIデザイナーなど同じ業界の人が良いでしょう。またフリーランス向けに案件を紹介してくれるエージェントサービスの担当者に見てもらうという手もあります。

ポートフォリオサイトを作る

Web上に誰でも見られるポートフォリオサイトを作っておくと、採用担当者側がいつでも参照できるので便利です。

特に現在はオンライン面接の形を取る企業も多くなっていますから、最初からサイトの形のみでポートフォリオを作成してしまっても問題ないでしょう。ポートフォリオサイトから直接採用の声がかかるケースも少なくありません。

ポートフォリオサイトの作成は、自分でサーバーを立ち上げて一から作るのが方法のひとつです。コーディング技術がない、ポートフォリオ作成に手間暇をかける時間が無いといった場合は、ポートフォリオを作成できるサービスを利用するのが簡単でおすすめです。

多くのサービスでは、シンプルな操作で自分のページをカスタマイズでき、管理の手間も省けます。ただし作品数などによって、サイト利用料が発生することには注意しましょう。

簡単にポートフォリオサイトが作れるサービスの例

ポートフォリオサイトを作って公開できるサービスを利用すれば、幅広くいろいろな人に作品を見てもらえます。主なサービスをご紹介します。

①PORTFOLIOBOX


画像引用元:PORTFOLIOBOX

コーディング不要で、画像をドラッグ&ドロップするなど直感的な操作で構築できるサイトです。

Webデザイナーだけでなく、写真家やアーティストといったさまざまなクリエイティブ職の人が利用しています。ブログや問い合わせ窓口の設置も可能です。

②Salon.io

こちらもコーディングの知識は不要で、画像やテキストをドラッグするだけで作成できるサイトです。静止画だけでなく、動画も組み込めます。

https://salon.io/

③Adobe Portfolio

Adobeのポートフォリオサイトです。Creative Cloudの各プラン(※Spark 単体プランは除く)を有償契約していれば無料で使えます。

サンプルが豊富で優れたデザイナーも多く利用しており、デザイン自体の参考にもなります。

https://portfolio.adobe.com/

まとめ

ポートフォリオ作成は、ひとつの作品を仕上げるようなものなので、大変な労力がかかります。しかし一度作れば、案件を終えるごとにメンテナンスして、使い続けることができますし、自分のキャリアの棚卸を行ってスキルを見直す際にも便利です。

何より企業サイドに良い印象を持ってもらえるよう、ポートフォリオはクオリティの高いものに仕上げていきましょう。



企画/編集:FLEXY編集部


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