エンジニアが年収1000万円を稼ぐには? 高所得者の共通点や稼ぐ方法
年収1,000万円以上の高収入を得ているエンジニアには、共通点があることをご存知でしょうか。そうした高収入を目指せるエンジニアの特徴や稼ぎやすいエンジニアの職種、収入アップを目指す方法を本記事でご紹介します。
年収アップを目指すエンジニアの方は、スキルアップや副業、人材サービスの利用がおすすめです。
目次
年収1,000万円を稼いでいるエンジニアの特徴
エンジニアの業種は幅広く、年収もさまざまです。年収1,000万円を稼ぐエンジニアには、勤務先が大手企業である、副業やフリーランス活動をしているなどの特徴があります。高収入を目指すならば、以下に紹介するポイントを押さえましょう。
大手企業で働いている
年収が決まるポイントのひとつは、企業規模です。一般的に企業規模が大きいほど、ベースとなる年収は高くなる傾向があります。
大手企業や優良企業に就職すれば、業界の中でも高い年収を得ることが可能です。業界大手の一社であるLINEヤフー株式会社を例に取ると、ソフトウェアエンジニア（キャリア採用）の場合、想定年収は447万円～1,404万円と示されています。
副業収入を得ている
副業による収入も、エンジニアが年収1,000万円以上を目指す方法のひとつです。副業は勤務先以外の収入源になるので、昇進するよりも年収アップの近道となる可能性もあります。
例えば、毎週時間単価4,000円の仕事を15時間行った場合、一カ月で24万円の収入を得られます。毎月続ければ、年間で約300万円の年収アップとなるわけです。副業をすることでスキルや知識を増やせるため、キャリアアップにもつなげられます。副業を始める場合、本業である勤務先の業務に影響が出ない範囲を考えて行うことがポイントです。
フリーランスとして活動している
フリーランスの場合、努力やスキル次第で高収入を得られます。ITスキルが高い場合には、高単価の案件を取得可能です。会社員よりも少ない稼働時間で多くの収入を得られる場合もあります。フリーランスは働く場所や時間の縛りがないため、会社員より自由度は高くなります。
一方で勤怠管理や経理処理など、エンジニアとしての仕事に直接関わらない業務も、すべて自分で行わなければなりません。また、会社員と異なり固定給がないため、収入が変動しやすい点も押さえておきましょう。
年収1,000万円を目指せるエンジニアの3つの職種
エンジニアの中でも、プロジェクトマネージャーやITコンサルタント、プリセールエンジニアは高収入を目指しやすい職種です。各職種の仕事や想定年収について、以下で解説します。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャー（PM）とは、管理・マネジメント系エンジニアの上位職種です。プロジェクトの目的達成のためにマネジメント業務を行います。業務内容は、システム開発計画の策定からチーム編成、進捗やコスト管理、納品や引継ぎまで幅広くあります。さらに、チームのメンバーの人間関係を円滑にするためのコミュニケーションをとるのもPMの仕事です。
転職サービスのdoda（2021年の9月～2022年8月までの年収データを集計）によるとPMの平均年収は686万であり、技術系（IT・通信系）の職種では年収ランキング1位です。
また、転職支援サービスのマイナビITエージェントでは、平均年収は630万とされています。
出典：doda「年収の高い職業は？平均年収ランキング（職種・職業別）【最新版】」
マイナビITエージェント「プロジェクトマネージャー」
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、IT技術を活用してクライアントの課題を解決する職種です。クライアントの課題をヒアリングし、解決するためのシステムやプロジェクトを提案します。プロジェクトのマネジメントを担い、納品後には運用まで担当することもあります。業務内容はPMと似通っていますが、ITコンサルタントは経営課題解決を優先する点が特徴です。
ITコンサルタントの平均年収について、dodaでは590万円（技術系では年収ランキング3位）、マイナビITエージェントでは512万円です。
出典：doda「年収の高い職業は？平均年収ランキング（職種・職業別）【最新版】」
マイナビITエージェント「プロジェクトマネージャー」
しかし、年代や詳しい職種によってもITコンサルタントの年収は変わります。詳細な年収推移を知りたい方は以下の記事も合わせて確認してみてください。
プリセールスエンジニア
プリセールスエンジニアは、自社システムや製品の説明や技術解説、営業サポートを行う仕事です。エンジニアとしての専門的知識や技術を活かし顧客に分かりやすく説明をして、契約に導きます。営業も行うことから、IT技術や知識に加えて顧客への対応力が必要です。
プリセールスエンジニアの平均年収について、dodaで示されているのは594万円（技術系では年収ランキング2位）、マイナビITエージェントでは599万円です。
出典：doda「年収の高い職業は？平均年収ランキング（職種・職業別）【最新版】」
マイナビITエージェント「プリセールスとは？仕事内容や平均年収、将来性について詳しく解説」
高収入を目指せるFLEXY（フレキシー）の案件例
高収入を目指すなら、高単価案件を扱う人材サービスの利用がおすすめです。
FLEXY（フレキシー）はエンジニアやデザイナー、マーケター向けのハイスキルな人材サービスです。登録から契約まで無料で利用でき、働く時間や場所の縛りはありません。
PM支援（フルリモート）などの案件が掲載されており、週2～3日から働けるため、ライフスタイルに応じた利用が可能です。
FLEXYでは、以下に紹介するような高単価案件を取得できます。
案件例1：グループ内のDX推進などを行う企業で次期クライアント端末の実現に関するPM支援
グループにおける次期クライアント端末についてのプロジェクトが立ち上がりました。主な業務は、次期クライアント端末の具体的なイメージ形成やタスク切り出しです。大規模なプロジェクトでのPM経験やSE経験がある方におすすめの案件です。
■案件概要
- 職種：PM
- 稼働日数：週3～5日、ビジネスタイム以外の空き時間
- 報酬：～160万円/月
- 勤務地：浅草
- リモート：可
- 土日OK
■募集背景
グループにおける次期クライアント端末をどういった形で実現させるか、今まではPCやOSは同じものを使ってきましたが、これからは個々人が自分たちの端末で自由に使えるようにしていきたいという意向から、2025年に保守リースアップが完了するのでその次をどうするかが起点となり、立ち上がったプロジェクトです。
社内で複数のプロジェクトが動いてますが、リソースが不足していること以外にもプロジェクトの企画、推進における知見も足りていません。
正社員を中心にプロジェクトの推進体制を図り、社内へハウハウも蓄積したいです。
■業務内容
次期クライアント端末をどういった形で実現させるかについて、要望自体を自分たちで考えていく構想のフェーズで、上流の上流の段階です。
今は走り初めて案件化しマネタイズをしなければいけないがここが一番重要で重たいポイントで、そもそもの予算や期間などが明確に決まっている訳ではないのでAs is To beの観点から説明の整理や概念的な物を作り、プロジェクトをファシリテートいただきたいです。
またその中でタスクを作って頂き、マイルストーンとして社員のPLの方とともにプロジェクト推進しつつ、アドバイザリー的な役割で指導もお願いします。
■必須要件
- 10人以上のプロジェクトマネジメント経験
- 1→10ではなく、0→1で構想段階のフェーズから形にされた経験
■歓迎要件
- 大規模なプロジェクトのPM経験
- SE経験
案件例2：【Golang/SQL】転職・採用支援サービスを提供する企業で新規プロダクトのサーバーサイド開発支援
新規プロダクトのサーバーサイド開発支援案件になります。メンバーのコードを解析しつつコードを書くスキルが必要です。
■案件概要
- 職種：サーバサイドエンジニア
- 稼働日数：週2〜5日
- 報酬：～120万円/月
- 勤務地：内幸町
- リモート：可
■業務内容
- プロダクトのエージェントの業務システム側のバックエンド開発
- メンバーのコードを読み解いてプロダクト全体を把握しながら自身でコードを書くスキルが求められるため、自走できる方だとより好ましいです。
- 適宜不明点があればPdM・テックリードにSlack・GitHubで質問する形で進めてもらいます。
■必須要件
- サーバサイドもしくはGolangでの開発経験
- webアプリケーションの開発経験3年以上
- SQLの理解
稼いでいるエンジニアの3つの共通点
稼いでいるエンジニアは、共通して優れた技能を持っています。技術力やマネジメント能力、コミュニケーションスキルについて以下に紹介します。
技術力が高い
エンジニアとして高収入を得るうえで必須なのが、高度な技術力です。経験が豊富であり、高い専門性を持った人材は多くの顧客や企業から望まれます。PMなどの管理・マネジメント系のエンジニアでも、現場を統括するにはさまざまな知識や技術が必要です。
技術力に加え、カバーできる業務範囲が広い場合は、高収入を得やすくなります。発展著しいIT業界に対応するには、常に最新の知識・技術を取り入れなければなりません。インプットした知識を現場でアウトプットすることで、さらに高い評価を得られます。
マネジメント能力に優れている
上流工程を担当するエンジニアは、収入が多い傾向があります。PMやITコンサルタントなどは、プロジェクト全体の進捗を把握してチームを統率する力が必要です。すなわち、業務やチームメンバー、コストのすべてを管理することが求められます。うまくマネジメントすることによりメンバーは働きやすくなり、業務効率が向上します。マネジメント能力に優れたエンジニアは責任があるポジションを任されやすくなり、収入も多くなります。
コミュニケーションスキルが高い
高収入のエンジニアを目指すならば、技術力だけでなくコミュニケーションスキルも高めなければなりません。顧客との折衝や他部署との連携、チームメンバーとの信頼関係など、コミュニケーションスキルが求められる場面は多くあります。特にPMやITコンサルタント、プリセールスなどは高いコミュニケーションスキルが必要です。情報共有を図り人間関係を円滑にすることで、効率的に業務を進められます。
年収1,000万円を超えるエンジニアになる方法
年収アップを図る方法はさまざまです。年収1,000万円以上を目指すならば、以下に紹介するスキル向上や転職・副業、フリーランス化などを検討しましょう。
スキルを上げる
高収入を目指すならば、エンジニアとしてのスキルを上げましょう。以下に示す資格はスキル向上の客観的指標になるため、おすすめです。
- 基本情報技術者試験（FE）：基本的な知識・技能が問われるITエンジニアの登竜門
- 応用情報技術者試験（AP）：ワンランク上の応用的知識・技能が問われる
- 情報セキュリティマネジメント試験（SG）：情報セキュリティ確保の基本的スキルが問われる
- システムアーキテクト試験（SA）：上流工程に関わる上級エンジニア向けの資格
- 情報処理安全確保支援士試験（SC）：難易度が高い情報セキュリティ関連の資格
転職する
上述の通り、大手・優良企業では高収入を目指しやすくなります。現在の職場では昇給が難しいもののすでに経験やスキルは十分ある、という場合には転職を視野に入れましょう。この際には、大手企業が求める人材であることのアピールが重要です。
ただし、転職先の福利厚生や給与など、転職によって確実に待遇改善が見込めるかの調査は入念に行いましょう。
フリーランスになる
フリーランスになり、高単価案件を取得すれば収入アップにつながります。会社員と異なり、働いた分だけ収入を得られます。ただし上述の通りすべての業務を担う必要があり、責任やリスクを負います。転職のケースと同様、経験やスキルに自信があり、独立しても十分な収入を見込める場合にフリーランスへの転向を考えてみましょう。
フリーランスとして働き始める場合には、FLEXYへの登録がおすすめです。
FLEXYは副業やフリーランスの方がフレキシブルに働ける人材サービスです。無料で登録できるため、ぜひご検討ください。
副業で収入を得る
転職やフリーランスへの転向には、リスクが伴います。急激な環境の変化を望まない場合は、高年収を目指せるITコンサルタントのような職種での副業がおすすめです。
副業なら会社員としての収入を確保しつつ収入を増やせるため、リスクも低く抑えられます。
FLEXYなら週1～の案件も多くご希望にあわせて案件をご紹介しているので、副業案件を探している方はまずFLEXYに登録してみてください。
まとめ
年収1,000万円以上稼ぐエンジニアには大手企業で働く、副業収入を得ているなどの特徴があります。稼ぐエンジニアに共通しているのは高度な技術力やコミュニケーションスキルを持ち、マネジメント力に優れている点です。年収1,000万円以上を目指すならば、プロジェクトマネージャーやITコンサルタント、プリセールスエンジニアなどの地位・職種に就くことを考えましょう。
