アイドマ・ホールディングスに訊く|業務委託活用と人材採用のポイント

企業の営業必勝パターンを見つける営業コンサルティングを行う会社として、4,000社以上にサービスを提供してきたアイドマ・ホールディングス。

今後、事業領域を拡大していくにあたって開発組織の強化が必要となり、FLEXYからも人材を求めました。 利用から1年が経過し、同社では現在4名のFLEXY登録者が開発のご支援をしています。

メインサービスである「SalesCroud」をはじめ、「BIZMAPS」、「meet in」、「mama works」など多様なプロダクト・メディアの開発で活躍しています。

今回はアイドマ・ホールディングスの開発組織においてはどのような人材が必要とされたのか、採用のポイントなどをアイドマ・ホールディングスの担当しているFLEXY水野を交えてお伺いしました。

募集の背景

【課題】 開発経験・実績がある方に入っていただき、開発効率をあげていただきたいという課題がありました。 【エンジニア組織】 エンジニア・デザイナーが合わせて約10名のエンジニア組織で、社内のエンジニアの方に足りない知見やノウハウをお教えいただきながら、技術力向上のご支援を行うことが出来る方をFLEXYでご紹介しました。

アウトソーシング領域の拡大に伴い、経験豊富な技術者が必要だった

――アイドマ・ホールディングスさんの事業内容についてご紹介ください。

大嶋 優太さん(以下、大嶋:)当社はクラウド型セールスプラットフォーム「SalesCroud」を利用した営業コンサルティングをメイン事業としています。ただ、もともと営業コンサルそのものを旨としてきた企業であり、以前はシステム開発は行なっていませんでした。営業をより効率化するという視点で事業を進めた結果、現在のようなシステム開発をスタートするに至っています。展望として、ゆくゆくは営業以外の分野もBPOできる仕組みを作っていきたいですね。

例えば「mama works」も数年前にスタートした求人サイトで、主婦をターゲットとして在宅ワークを専門でご紹介しています。同じような形で今後は主婦層以外にもリーチしたいですし、当社がプラットフォームとなって企業がアウトソースできる部分と人材をつなぎあわせていきたいと考えています。

アイドマホールディングス 株式会社アイドマ・ホールディングス 取締役 兼クリエイティブ事業部 事業部長 大嶋 優太さん

――開発組織が抱えていた課題とFLEXYを利用するに至った経緯はどのようなものだったのでしょうか?

大嶋:アウトソーシングの領域を広げるとなるとどうしても管理システムが必要になるため、開発組織をもっと盛り上げていきたいと思っていました。一方で、当時はエンジニアメンバーが少なく、開発リソースは足りない状態。エンジニア組織にふさわしいルールづくりもしたかったのですが、全く知見がありませんでした。それが1年程前です。 そんなときにFLEXYさんから営業を受け、当社が求めるような経験豊富な技術者をご紹介いただけるということだったので、お願いすることにしました。

FLEXY水野:ヒアリングしてみると社内メンバーの育成も必要とされていました。できるだけスキルセットの高い優秀な方を一生懸命お探ししました。

採用ではスキルのみならず、自社の文化と調和する人柄も重視

――具体的にどのような人材を求めていたのでしょうか?

大嶋:テックリードのような方ですね。コードが書けるだけではなく、工程の上流から実装に至るまで携われること、知識レベルとしてもPHPやサーバーサイドだけ…といった形ではなく、フロントやインフラなどもある程度経験していることを条件としていました。

スーパーエンジニアのようですが、そういう人材がいないとなかなか開発を進めづらい状態だったんです。

――実際に何名ほどと面談して、どのような軸で採用されたのでしょうか?

FLEXY水野:まず、お仕事内容を詳しくお伺いしまして、Tech Leadの立場で新規・既存機能の設計と開発をお願いしたいということだったので、FLEXYの登録者からスキルセットの会う方と大嶋さんの面談を設定しました。

現在は合計4名がFLEXY経由でご支援中なのですが、1名採用するごとに2~3名は面談いただいています。 なので、累計すると10数名以上ご紹介しています。

大嶋さんとの面談前に、すでにFLEXY経由で複数名ご支援に入っている企業様で、環境に馴染みやすい旨も伝え、ぜひこれまでのご経験を活かし、アイドマ・ホールディングス様のご支援をお願いいたしますとお話し、面談のセッティングを行いました。

<求めるスキルセットと稼働頻度(一部抜粋)>

稼働頻度 週2〜 (※リモートの場合は週4,5。常駐の場合は週2,3〜)
期間 6ヶ月~
技術スタック ・アプリケーションの新規構築経験 ・PHP7(Laravel) ・MySQL
歓迎 ・JavaScript ・Angular

大嶋: 誰にお会いしたいか書類ベースでのやりとりでもそうですが、直接お会いした面談でも、確認したのはやはり開発なのでスキル面です。

今まで経験されてきた内容が当社の開発内容にマッチしているかを確認していました。もう一点は、人柄ですね。

当時はようやくアイドマ・ホールディングスとして開発の方向性や文化が少し整ってきたような状態だったので、外部人材が入ってくることでそれが崩れてしまわないかを特に心配していました。

チームで働く以上メンバー同士のコミュニケーションは必然的に多くなりますから、当社の雰囲気を壊さず、なおかつ新しいものを採り入れてくれそうな方という視点で採用しました。

――現在はどのように組織を運用していますか?

大嶋:エンジニアは全体として10名で、得意分野やその人がやりがいを見いだせるかどうかといった視点でプロダクトごとに担当を1名ずつほどで分けています。

FLEXYさんからの稼働者も同じように振り分けていて、プロダクトを兼任いただいている部分もあります。

具体的にはお一人がSalesCloud、もうお一人には「BIZMAPS」と「mama works」、最近新しく入られた方には「BIZMAPS」と「meet in」の一部、を見て頂いているような形です。

>○国内最大級、クラウド型法人データベース「BIZMAPS」 ○在宅ワーク専門求人メディア「ママワークス」(会員登録数が15万人を突破しました。) ○オンラインコミュニケーションツール「meet in

FLEXY水野:ご契約期間は平均1年程ですね。スピーディに開発を進めていきたいという段階だったので、基本的に長期的なお付き合いを前提として採用いただいています。

flexy FLEXYのコンサルタント、水野百子。アイドマ・ホールディングス様を担当させて頂いています。

稼働者への信頼度の高さを基盤に、フルリモートでの働き方も実現

――フルリモートの稼働者もいると伺っています。

FLEXY水野:開発組織としては初めてリモートワークを試みてくださいました。スキルが高く、リモートワークの実績が豊富だという点で安心感のある方がいたのが大きいですね。

大嶋:すでにフルリモートで他の案件を上手くこなしていたという経験がある方なら、当社でもお願いできそうだと感じました。

FLEXY水野:稼働中の方へのフィードバックで良い評価もいただけていたので、新しい形態としてのリモートワークもご提案しやすかったです。

――社内にリモートワークを初めて導入するにあたってはどのような準備をしましたか?

大嶋:当社の「mama works」というサイトは、在宅でできる仕事をご紹介するサービスです。 ですからリモートワーク自体には社内のメンバーも特に違和感は抱いていませんでしたね。 あとはslackなどオンラインでコミュニケーションを取れるツールを活用したり、週に1回の定例ミーティングにはリモートで必ず参加してもらうといった決まりを作ったくらいです。

要望を汲み取ったスピーディな対応と人材の豊富さがFLEXYの魅力

――実際の開発にジョインしてからFLEXYや稼働者への印象はいかがですか?

大嶋:当社は他にも業務委託で人材を紹介いただくサービスをいくつか利用していましたが、人材がほしいタイミングでなかなかマッチングできなかったり、希望より稼働頻度が低くなってしまうということが多かったですね。 その点、FLEXYさんはいつもスピーディに人材を紹介してくれて、しかもこちらの出した要望とズレが少ない印象です。要望を汲み取っていただけていると感じます。 仮にマッチングしなかった場合でも、どんどん次の方を紹介いただけるのがありがたいです。 それだけ登録者数も多いということなのだと思いますが、FLEXYさんの魅力の一つだと思います。

FLEXY水野:特に「BIZMAPS」に関わっている方については、最初に大嶋さんから提示いただいた要望どおりテックリードとしての役割を果たしていると伺っています。

大嶋:そうですね。おかげさまで「BIZMAPS」はほとんど私が関わらなくても良い状態にまでなっています。経験の浅い開発メンバーが多い中で、稼働者の方からプロダクトが将来的にどうなっていくのか、その上で今何をすべきなのかといったことについて意見をいただけるのは非常に助かります。

会社の現状を忌憚なく伝えることで、曖昧だった課題を整理してもらえる

――今後、FLEXYの利用を考えている企業様へのアドバイスがあればお聞かせください。

大嶋:最初にFLEXYさん側でヒアリングシートのようなものを作成いただくのですが、会社の現状を忌憚なくお伝えすることが大切だと思います。特に当社の場合は自分たちの組織の何が問題なのかを当初はあまり整理できていなかったのですが、ヒアリングを通して課題や要件をしっかり定義してもらえました。

また、紹介いただく方と面談するときもいくつかポイントがあります。 まずはスキルシートに記載されている技術に対する本当の理解度を把握すること。 どのような案件にどのような形で関わっていたのか、実際の作業内容などをヒアリングする必要があると思います。あとはコミュニケーションの取り方も重視すべきです。

――水野さんが担当者として気をつけていた点はありますか?

FLEXY水野:何度か開発メンバーとお会いしたことがあり、大嶋さんとのコミュニケーションの取り方などを通して社内の雰囲気やチームワークの良さは感じて、会う方を理解し、フィットするような人柄の方をご紹介するようにと心がけていました。

今まで、何名か面談する中で、「この人がいいんじゃないか」という視点も、徐々に大嶋さんとマッチするようにもなってきました。

水野

貴重なお話の機会、有難うございました!

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