遠方からのリモートワークで、役立つ「当たり前」を作る――ヌーラボ小久保さん

プロジェクト管理ツール「Backlog」、ビジネスチャットツール「Typetalk」、オンライン作図共有ツール「Cacoo」など、業務のコラボレーション促進を目指すサービスを提供する株式会社ヌーラボ。今回のインタビューでは、エンジニアとして週2~3日をリモートワークにしているソフトウエアディベロッパー、小久保祐介さんにお話をうかがいます。

ヌーラボでは、本社・福岡のほか、東京・京都・ニューヨーク・シンガポール・アムステルダムに拠点を設置。その中で、自宅は名古屋にありながら京都事務所に所属している小久保さんに、遠方に住むエンジニアのリモートワークの現状や、仕事への思いについて語っていただきました。

プロフィール
小久保祐介氏
小久保祐介氏
株式会社ヌーラボ京都オフィス 
Backlog開発チーム ソフトウエアディベロッパー
20代のうちは名古屋で受託開発の会社に勤務。30歳を機に独立し、名古屋のITスタートアップにジョイン。M&Aによるexitを見届けた後に次のチャレンジの機会を求めて、2017年より現職。現在はBacklog開発チームに所属し、開発責任者補佐として調整・企画・チーム作りなどを担当。週の半分はリモートワークで仕事をしている。

リモートワークでは、チーム感の維持が大切

最近、オフィス勤務以外の働き方への関心が高まっていますが、小久保さんの働き方を教えてください。

平日5日間のうち、2~3日は名古屋の自宅でリモートワークをしています。残りの日は東京・京都・福岡のオフィスに出勤しているので、リモートワークとオフィスワークを使い分けている形です。リモートワークの際は自社製品の「Typetalk」で連絡をとっています。

リモートワーク時は定例ミーティングを設けており、毎朝10~11時頃にチームごとで行っています。オフィスワーク型の社員が多いので、京都オフィスに所属しながら名古屋でリモートワークを行っているのは私だけですが、問題なく働けています。

リモートワークについて、業務を上手く進めていくにあたり気をつけていることはありますか?

できる限りいろんな人の意見を聞くことです。たとえば、5人のチームの中で意見を言っていない人がいたら、その人に話を振っています。 顔の見えないリモートワークだからこそ、一部の人だけで進める形にならないよう、全体で仕事をしているんだという意識を持ってもらえるよう、バランスに気をつけています。 私はチームリーダーではないのですが、ヌーラボはフラットな組織体制なので、特に誰がリーダーということもなくお互いがバランスを取り合っています。

エンジニアになったきっかけや仕事への思い、好きな言語等を教えてください。

きっかけは、中学校の授業で初めてプログラミングを習ったときです。N88-BASICという簡単な言語でしたが、「世の中のゲームなどはこの授業の延長線上にあるんだ」と思い、とても興味が湧いたのを覚えています。高校卒業後は専門学校へ進学し、その後自然とプログラマーになっていました。

仕事内容としては、福岡オフィスのプロダクト責任者の補佐をしています。責任者が意思決定するために必要な情報を提供する仕事です。 例えば、Backlogについて「誰のどういう問題を解決するために作るのか?」「具体的にユーザーが困っていることは何か?」「本当に困っていることは別のところにあるのでは?」といった疑問に対し、ユーザーの声を聞きながら解決策を考え、提案しています。エンジニアとしてのキャリアを積んできましたが、最近はこういったプロダクトのマネジメントやデザインにも興味があります。

仕事としては、チームでのモノづくりが好きです。個人で趣味として作り上げるのも好きですが。新しい言語を勉強する際も、何かモノづくりをしながら覚えていきます。

好きな言語は、Java、Scala、TypeScriptです。今後については、Go、Rust、Swiftに注目しています。

業務委託・起業など、エンジニアとして様々な勤務形態を経験された小久保さんですが、それぞれの働き方の魅力を教えてください。

会社員として働く魅力は、「チームの中の1人」として働けることです。1人だけでやるよりも、チームのみんなで取り組むことで、できることの可能性が無限に広がります。みんなと協力して共通の目標に向かって進むことで得られる達成感とたのしさ、これは大きな魅力だと感じます。一方で、起業をして働く魅力は、何にどれだけ投資するのかを、自分の意思で即断できることだと思います。 ヌーラボさん

フラットな組織体制を可能にする「ブリッジメンバー制度」

ヌーラボは福岡で大きく注目されている企業です。どういったところに会社の魅力があるのでしょうか?

社員が自由に働いているところではないでしょうか。私はまだ入社して1年も経っていませんが、やりたいことをやらせてくれます。やったら?とも言われず、「やったら受け入れてくれる」という自由さがあります。なので、自分の想いや努力次第でどんなこともできるところが魅力ですね。

会社の根底に社員への厚い信頼があるので、会社と社員の信頼関係が強いところも魅力です。それが福利厚生や制度を見ていても分かったので、ヌーラボに入社しました。

会社の評価制度について教えていただけますか?

ヌーラボは「フラットな組織体制」を維持するため「Bridge」というチームを作っています。年度ごとに入れ替わるBridgeのメンバーが社員の評価や1on1のメンターなどを担当しています。メンバーが入れ替わることで、長期的に見てフラットな組織が作れるよう工夫しています。

ヌーラボの今後の展望はどういったものでしょうか。

ヌーラボ全体としては、「世の中の役に立つソフトウエアを作りたい」「良いチーム・プロセスと文化・良いアイデアが必要」といったスローガンのもとに事業展開を進めていきます。

私の担当しているBacklogについては、「チームで働くすべての人のためのツール」なので、今後は日本だけでなく海外に向けてもどんどん進出していく予定です。

仕事や生活に「あるのが当たり前」な、役立つモノを作りたい

今後ITが発展しエンジニアの働き方も変わってくると思いますが、プログラマーの未来像を予測していただけますか?

最近はAIやディープラーニングが発達してきていますが、実際AIが人間を追い越すのは当分先だと思っています。それより、人間自身がもっと楽に生きられるための「補助機能」として、AI・ロボットが活躍していくと思います。一番早く変わっていくのは、車の自動運転ではないでしょうか。人間が働かなくても機械が全部やってくれる世の中に早くなって欲しいですね(笑)

小久保さん自身の今後の展望についても教えてください。

今後も引き続き、モノづくりに関わっていきたいです。プロジェクト管理ツールのBacklogはユーザーから「Backlogがないと仕事にならない」と言っていただくことがあります。自分の作ったモノが役立ち、「あるのが当たり前」というところまで浸透した状態を理想として、そこを目指しています。 日々の仕事や生活に自然と溶け込むように使ってもらえるモノを作りたいし、今後どんな仕事をしていくにしてもそういう仕事に関わっていきたいですね。

最後に読者の方へのメッセージをお願いします。

ユーザーにとっての満足度・価値を突き詰めていくのはもちろん大事です。が、そのためには会社にとって利益が出るようにしないと事業として継続できません。また、チームのメンバーが気持ちの面でも体力的にも健康であること、モチベーションを高く維持していくことも大事です。

プロダクト開発においてはこの「ユーザーにとっての価値」「会社にとっての利益」「チームにとっての健康」という3つがあわさってはじめて成立します。1つでも欠けたら成功とは言えません。これらのバランスを維持して成長できるのが理想的なプロダクトマネジメントのあるべき姿だと思っています。


この記事を書いた人
flexy編集部
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