30万DL突破!入居者アプリ「totono」の成功を支えた技術顧問の活躍|株式会社スマサポ

スマサポ様_アイキャッチ画像

不動産管理会社に代わり物件管理や入居者サポートを行える、入居者専用スマホアプリ「totono」を提供する株式会社スマサポ。サービスの運用改善をする上で、IT導入と最適な技術選定を通じ、事業改革を成功に導いた経験をお持ちの岩田 和宏様にご支援いただいた事例をご紹介します。

インタビュイー

森田 団 氏

株式会社スマサポ 取締役 CTO

入居者専用スマホアプリ「totono」を提供する株式会社スマサポ

貴社の事業内容について教えてください。

森田氏(以下、森田):
弊社は不動産管理会社に代わり物件管理や入居者サポートを行える、入居者専用スマホアプリ「totono」を提供しています。全国には1万社以上の管理会社が存在していますが、従来のアナログな手法で管理や業務を行っている会社も多いです。そこで弊社は、アプリやIoTなど先端テクノロジーを積極的に活用し、効率的でスマートな不動産管理の実現を目指しています。

株式会社スマサポ様_森田 団様①

取締役 CTO 森田 団氏

「totono」では具体的にどのようなサポートをしているのでしょうか?

森田:
契約内容やマニュアル確認のほかに、住んでいるマンションの掲示板機能があります。また、24時間365日お問い合わせが可能なため、管理会社と連絡が取れない時間帯でも、アプリ内でお困りごとを解決できます。カテゴリ分けされているFAQ検索では、動画や画像付きで説明しているので利便性が高いです。
管理会社側の操作画面も、チャット返信や申請の受付処理が簡単に行える、使いやすいインターフェースを提供しています。「totono」は2024年度にグッドデザイン賞を受賞し認知度が上がったので、今後も注力していきたいサービスです。

totonoの機能一覧

画像引用元:住まいサポートアプリtotono

森田様が管掌している部署について教えてください。

森田:
私は取締役 CTOとして自社プロダクト全般を管掌しています。サービスの開発は企画開発ユニットが行っていて、PMをはじめエンジニアやデザイナーが所属しており、機能開発における要件定義や設計・実装が主な業務です。また外部ベンダーも活用しているので、社外のメンバーとも一緒にプロダクト開発をしています。
若手社員が多くエネルギッシュで、最低週1日は出社して対面でコミュニケーションを取ることを大切にしている部署です。

サービス運用と製品化における技術的な課題とは

当時の課題について教えてください。

森田:
2つの課題がありました。
1つ目は、「totono」の運用において、ユーザーの声を反映した新規機能の開発や、UX改善に関する課題です。改善のために開発チームの体制を整えて、長期的な技術選定が必要でした。
2つ目は、IoT鍵ツール「スマサポ内覧サービス(SKB)」の製品化に向けての課題です。「SKB」は不動産管理会社が賃貸マンション等の部屋の扉に取り付けることで、物件内覧時の鍵の貸し借りを省略できるサービスです。このサービスではBluetooth通信が必要になるため、その部分の開発をサポートしていただける方を求めていましたが、Bluetooth開発の知見をもつメンバーが社内にいなかったことが課題でした。

株式会社スマサポ様_森田 団様②

事業成長を支える開発視点×ビジネス視点を持つプロ人材

岩田さんにどのような業務を担当いただいているのでしょうか?

森田:
2020年当初は、サービスに関するブレインストーミングや、「SKB」のプラットフォームについてディスカッションしていただくことが主な業務でした。直近の業務は、さらなる機能追加の実現に向けての壁打ちです。開発の技術的な部分を委託できるベンダーさんをご紹介いただくなど、コーディネート業務もお願いしています。
また、弊社ではAzure OpenAI Serviceを使用していますが、サービスの活用方法に迷った時は岩田さんに相談してアドバイスをいただきます。サーバサイドの知識が不足しているメンバーに対しても、図を使ってスキームを丁寧に説明し、わかりやすく伝える配慮もしてくださいます。

岩田さんとの印象的な出来事はありますか?

森田:
さまざまな業界での経験を通じて、幅広い知識と豊富な知見を持っており、それらを組み合わせてアウトプットしてくださるところです。
岩田さんはエンジニアでありながらBizDev視点もお持ちなので、ビジネスサイドと開発サイドで議論になりそうなことを、的確かつ現実的に提案をしてくださり大変助かりました。弊社の代表も「困ったことがあればまず岩田さんに相談しよう」と、非常に信頼を寄せています。

また、「totono」の開発に携わってくださるベンダーを岩田さんにご紹介いただきました。弊社メンバーだけではベンダーの選定方法がわからなかったので、素敵なご縁をつないでくださり感謝しています。開発工程の支援だけでなく、事業の成長戦略にもご協力いただいており、岩田さんは事業拡大フェーズに欠かせない存在です。

IoT技術のプロフェッショナルと共に達成したサービスリリース

岩田さん以外にFLEXYから2名ご紹介していますが、どんな業務を担当いただいていたのでしょうか?

森田:
「SKB」のハードとソフトウェアの連携業務です。
1名には、IoT開発の豊富な経験と知見を活かした技術設計を担当いただき、もう1名にはBluetooth通信を用いたネットワーク開発の実装にご協力いただきました。約半年間のご支援でしたが、短期間でのハイパフォーマンスにより、無事にリリースすることができました。岩田さんのような技術顧問以外のポジションにおいても優秀な方をご紹介いただき、大変満足しています。

外部人材とのコミュニケーションが課題解決の糸口に

プロ人材活用のきっかけとマネジメントの重要性

これまで外部人材を活用したことがありますか?

森田:
外部の受託会社を活用した経験はありますが、外部のプロ人材を活用したのは岩田さんが初めてです。当初、社内には不動産業界出身メンバーが多かったため、ITの知見が深い方を探していました。採用を進めていく中で正社員雇用は難しいと感じ、業務委託で入ってくださる方を探していたんです。タイミングよく小林さんが岩田さんをご紹介してくださったことをきっかけに、会社全体で外部人材の活用が盛んになりましたね。

FLEXY部_小林隆吾

FLEXY部 コンサルタント 小林

外部人材とコミュニケーションを取る上で気をつけていることはありますか?

森田:
個人のスキルを最大限活かしてもらうためのマネジメントと管理をすることです。
フルタイム勤務ではないため稼働工数は限られていますが、1on1や壁打ちの時間はなるべく取るようにして、業務の進捗確認や課題の洗い出しをしています。メンバーのマネジメントスキルを磨く機会にもなりますし、課題を早期に見つけられるため、外部人材の方とも積極的にコミュニケーションを取っています。

成長機会の多いベンチャーで必要なのは変化を楽しむ過程

事業を成長させる上でどんな方と一緒に働きたいですか?

森田:
ベンチャーならではの変化を楽しめる方です。生成AIを活用したアプリ開発など技術革新のスピードが速く、市場価値にあわせて会社も個人も成長していく必要があります。
変化する環境で自己研鑽しながら、新しい環境でも柔軟に対応できる方と一緒に働きたいですね。

スマサポの今後の展望とFLEXYに期待すること

貴社の今後の展望について教えてください。

森田:
弊社は設立10年で上場し、現在注力している「totono」は、累計30万ダウンロードを突破し順調にダウンロード数を伸ばしています。さらなるサービスのグロースと、今後は入居者同士でデータをシェアし合えるようなCtoC機能も搭載していきたいです。サービスの価値を高めていくには高度な技術力が必要になるため、引き続きFLEXYさんの力をお借りしたいと思っています。

FLEXYに期待することはありますか?

森田:
不動産業界に興味があるフロントエンドエンジニアを募集しているので、ぜひご紹介いただきたいです。また、開発チームをまとめてくださるプロダクトマネージャーも必要になってくるのでご相談させてください。
あとは小林さんとまだ一回もご飯に行けてないので、予定を合わせて実現させましょう!

FLEXY部 小林とスマサポ様 森田様

まとめ

不動産管理会社と入居者を繋ぐ「totono」を提供する株式会社スマサポ様。
入居者の満足度向上と業務効率化を実現するサービスをさらに成長させるため、業務委託の技術顧問やエンジニアを積極的に活用しています。
あらゆるフェーズに合わせてFLEXYは最適なエンジニアをご提案できますので、お困りごとがありましたらぜひ一度FLEXYまでご相談ください。

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