サーバーエンジニアの稼げる副業案件一覧|収入や必要スキルも紹介
サーバーエンジニアの経験と知識を活かせば、副業で収入を得ることが可能です。本記事では、サーバーエンジニアができる副業について解説します。副業で得られる収入の目安や必要なスキル、高単価案件を獲得するポイントなどを紹介しており、副業を始めるために必要な知識が得られます。
まずは案件一覧が見たいという方はこちらからご確認ください。
目次
サーバーエンジニアは副業ができる?
サーバーエンジニアは、客先常駐での現場作業が主だというイメージを持たれがちですが、副業としての道も拓かれています。リモート案件や週2日などの勤務条件で、副業向け案件を受注することが可能です。
サーバーエンジニアの副業は単にサーバ関連の業務に限りません。業務に携わった知識を活かして、プログラミング講師やライティングも副業の選択肢に入ります。サーバーエンジニアとして培ったスキルは異なる分野でも活かすことが可能です。
企業がオンプレミスからクラウドに移行するトレンドがあることも、副業におすすめしたい理由のひとつです。企業でトレンドになっているのは、クラウド化によって、場所にとらわれないデータアクセスが可能になり、メンテナンス手間や運用コストが軽減されるためです。そのため、クラウドの知識があるエンジニアは案件選びで有利です。
FLEXYではサーバーエンジニアが働けるリモート案件や週1〜5日の案件を多数取り扱っています。スキルや希望条件等の登録を完了させ、FLEXY担当者と面談すると希望に沿った案件を紹介することが可能ですので、まずはFLEXYサービスの内容をご覧ください。
サーバーエンジニアとして副業するメリット
サーバーエンジニアとして副業することで収入の増加やスキルの向上などさまざまなメリットがあります。今回は3つのメリットを紹介します。
収入アップを目指せる
副業によって別の収入源を確立することで、経済的な余裕を得られます。サーバーエンジニアのスキルを活かして本業とは異なる仕事をすることで、月に数十万円の収入向上を実現することが可能です。
一般的な本業は給与が固定ですが、副業では働いた分だけ報酬を受け取れるメリットがあります。頑張った分だけ収入が増え、効率的な収入アップを目指せます。経験が浅くても実績を積み重ねることで高単価案件の受注が可能です。
総務省の2021年版情報通信白書によると、企業のクラウドサービス利用が増加しています。通信にはサーバが不可欠であり、企業の動向から考えると、クラウドサーバ構築スキルがあるサーバーエンジニアの需要は特に高くなることが考えられます。そのため、市場から求められるスキルを保有していれば、土日のみの勤務でも十分な報酬を得られる可能性があります。
収入アップを目指すにはFLEXYへの登録がおすすめです。FLEXYではサーバーエンジニアが稼げる高単価案件を多数取り扱っています。スキルや希望条件等の登録を完了させ、FLEXY担当者と面談すると高単価案件など希望に沿った案件を紹介しやすくなりますので、まずはFLEXYサービスの内容をご覧ください。
スキルアップにつながる
副業を始めることで、本業では触れられない業務を経験できる機会が得られます。副業は自分が挑戦したい分野の案件を任意に選ぶことが可能です。例えば、同じサーバ案件でも、進行方法や担当業務が変わることがあり、経験を通じて新たな視点や専門知識が得られるだけでなく、副業を続けることで多彩な経験を積めます。
副業の経験は将来の可能性を広げる手段としても価値があります。本業とは異なる業務経験をしてスキルの幅が広がれば、本業での評価向上や転職の際の有利な要素になることもあります。新たな分野への挑戦や専門知識の獲得を目指す方にとって、副業は貴重なステップとして役立ちます。
人脈が広がりビジネスチャンスが増える
副業をすると、本業では交流できないほかのエンジニアや専門家とのコネクションが広がります。例えば、サーバの構築や運用などはチームで進めることが多いため、ネットワークエンジニアや上流工程の専門家とのコミュニケーションが増え、幅広い人脈を築く機会にもなります。
講師業の副業で稼ぐ場合は、プログラミングスクールなどでの講師同士のコミュニケーションを通じて、新たな知識やアイデアを共有する機会に恵まれます。こういった交流により、エンジニア同士の連携が深まって仕事への刺激に繋がります。
ひとつの企業での経験だけでは関わる仕事の範囲やエンジニアが限定され、視野が広がりにくい面があります。しかし、副業をきっかけに人脈が広がると、新しいアイデアや技術に触れる機会が増えます。異なるバックグラウンドの人々と交流することで、新しいアイデアや仕事のスタイルを考えるきっかけにもなります。副業で知り合ったエンジニアから、新しい副業の機会が生まれることもあり、人脈の拡大が自身のキャリアの可能性も広げます。
サーバーエンジニア副業の仕事内容
サーバーエンジニアとして副業を行う際にはどのような仕事内容があるのでしょうか?サーバの構築からプログラミングの講師などの仕事内容を4つ紹介します。
サーバの構築
サーバの構築では、設計から実際の機材の設置まで担当します。サーバの性能や要件、必要台数などを考慮して設計や機器の設定をし、OSやアプリケーションをインストールして運用に備えます。また、サーバの種類によってコストや通信速度、電力容量などのさまざまな要素の考慮が必要です。ケーブルを配線する作業も業務に含まれます。
サーバ構築の案件は、本業と似た部分もあるため、培った知識・スキルを活かすことで高単価案件を受注できる可能性が高まります。案件によっては上流工程や設計の要件定義も行うケースもあり、高度なスキルが求められる案件ほど報酬も高くなる傾向があります。また、仮想サーバでの環境構築の場合は、フルリモートや週2~3日の案件もあるため、副業と本業の両立もしやすいです。ただし、フルリモート案件は人気で競争も激しいため、経験が浅いと受注が難しい場合があります。
サーバの保守・運用
サーバとネットワークを安定して稼働させる運用管理と保守の仕事です。アプリケーションのアップデート設定や負荷調整、バックアップ、セキュリティ対策などが主な業務です。監視しているサーバに障害が発生すれば、昼夜を問わず復旧作業もしなくてはなりません。
サーバは24時間稼働し続ける必要があり、問題なく稼働し続けるように監視・メンテナンスすることが重要です。そのためにもサイバー攻撃を受けていないか、エラーは出てないかなどのログチェックも日々行います。物理サーバの故障時には部品交換も担当します。
業務ではシステム障害が発生しないように予防するのが基本ですが、万が一発生した場合は、ダウンタイムを最小限に抑えて対応します。トラブルの原因解明と再発防止も重要です。
Webページ用の原稿作成
サーバーエンジニアの経験が活かせる副業のひとつにWebライティングがあります。Webライティングとは、Webメディアに掲載されるSEO記事やコラム記事の原稿を執筆する仕事です。
副業として、サーバーエンジニアの専門知識や経験を活かしてIT関連の記事を執筆し、クライアントに提供します。経験をもとにした専門知識を活かして執筆するため、通常よりも高い単価で案件を受けやすいです。納期を守れる限り、自分のペースで執筆できる点や副業をしながら技術の学習ができるメリットもあります。
初めは実績が少なく、報酬が低い案件から始まるかもしれませんが、経験を積み重ねることで高単価の案件にも応募できるようになります。
プログラミング講師・メンター
エンジニアの経験を活かして、副業でプログラミング講師やメンターの仕事もできます。プログラミング講師の主な仕事は、プログラミングを生徒に教えることです。人に教えるのは難しそうな印象を受けますが、通常のプログラミングスクールの講師なら、基本知識と実務経験がある現役エンジニアのレベルで十分に対応可能です。
一方、メンターの場合は生徒が書いたコードの添削や指導、生徒からの相談・チャット対応を行います。技術面のサポートのほかに、個別相談に乗って生徒の課題を一緒に解決するのが主な仕事です。個人でサービスを提供する方法もあります。自分の都合でスケジュールを組み立てられるため、本業のスキマ時間で副収入を得たい方に向いています。
プログラミングのオンライン講座を提供するサービスが増えており、フルリモート案件や短時間勤務が可能な案件もあり、本業に影響させずに副収入を得られるメリットがあります。人に教えることが好きで、スキマ時間や短時間でできる副業を探している方におすすめです。
サーバーエンジニアの副業案件の収入目安
サーバーエンジニアの副業収入の相場は案件やスキル、開発言語などによって変動します。クラウドソーシングやエージェント経由で副業をした場合、時給約4,000〜5,000円が目安で、稼働時間は週10〜30時間の案件が多いです。
サーバの構築・運用・保守には高いスキルが求められ、実務経験があれば高い収入が期待できます。経験年数5年以上のエンジニアで考えた場合、相場は時給5,000円以上が目安です。計算すると週5万〜15万円ほど、月にすると20万〜60万円ほどの収入が期待できます。経験の浅いエンジニアは高時給の案件を受注しにくいため、10万円前後が目安です。
副業の種類によっても収入が変わります。例えば、プログラミングスクールの講師は時給1,500〜4,000円、ライターは1文字あたり0.5〜2円です。ライティングの報酬は、執筆スピードや案件によって異なるため注意が必要です。ただし、エンジニアの案件と比べると報酬が控えめな傾向があるため、高報酬を望む場合は適していない場合があります。
FLEXYで取り扱っているサーバーエンジニアの案件一覧
FLEXYの場合、週3~5日の稼働日数、月60~100万円の幅で報酬が得られるサーバーエンジニア向け案件があります。バックエンド開発支援、サーバー運用保守などの案件があり、スキルや経験に応じて高報酬の案件を受注可能です。
【〜100万円/月】保険医療機関向けオールインワンシステムのフルスタック開発支援
- 業務内容
- 保険医療機関向けオールインワンシステムのフルスタック開発支援
- 必須要件
- AWS SAA相当の知識・経験
- TypeScriptまたはJavaなどのC++派生の静的型付け言語の経験
- React/Vue.js/Angular等のwebフロントエンドフレームワークの開発経験
- アジャイル/スクラム開発経験
- SaaS開発におけるチームリーダー経験
- 報酬
- ~100万円/月
- 稼働日数
- 週3〜5日、ビジネスタイム以外の空き時間
【〜64万円/月】内視鏡の画像診断支援AIサービスを提供する企業でインフラ開発支援
- 業務内容
- 動画データでのMLOps環境の開発・整備
- 動画データとカルテ情報を紐づけた症例情報の管理システムの開発・運用
- アノテーションツール/サービスの開発・運用
- 必須要件
- Pythonによる開発経験
- Linuxサーバーの構築・運用経験
- 報酬
- ~64万円/月
- 稼働日数
- 週5日
【〜70万円/月】大手半導体業界メーカーのデータ収集基板構築プログラムのフルスタック開発支援
- 業務内容
- データ種の追加やアプリケーション追加によるデータ処理(Go言語・コンテナアプリケーション)の追加
- 既存データ基盤(オンプレ、Kubernetes環境)の改修・検証・テスト
- 各種ミドルウェア(CI/CD、監視、DB)の導入・検証・テスト
- データ基盤の量産
- 顧客との打ち合わせ (顧客のエンジニアおよび当社メンバーと一緒に開発頂きます)
- 必須要件
- Linuxでの環境構築・Linux上でのアプリ開発経験(3年以上)
- Gitの利用経験(3年以上)
- 下記5項目のうち、2項目以上該当する方
- Go言語を用いたアプリケーション開発経験(1年以上)
- コンテナアプリケーションの開発経験(1年以上)
- ミドルウェア(DB・分割ストレージ)の設計・導入・運用経験(1年以上)
- Docker・Kubernetes等でのコンテナ運用経験(1年以上)
- システムアーキテクチャ設計経験(1年以上)
- 報酬
- ~70万円/月
- 稼働日数
- 週5日
【〜32万円/月】美容業界で自社プロダクトのオンプレミス運用支援(ビジネスタイム外可)
- 業務内容
- 社内のインフラ環境がフルクラウドに移行するまでの間、現在のインフラ環境であるオンプレミス(Linux)の運用
- 必須要件
- Linuxサーバーやミドルウェア、データベースの構築・運用経験
- サーバーやネットワークのモニタリング設定・運用経験
- 仮想化技術(VMware、Hyper-V、コンテナなど)の利用経験
- Linux、ネットワーク、セキュリティに関する理解
- 報酬
- ~32万円/月
- 稼働日数
- 週2日
【〜20万円/月】データセンター事業を営む企業でメールシステム構築支援(フルリモート)
- 業務内容
- 現状把握
- 課題の洗い出し
- 企画提案
- 要件定義
- 必須要件
- オンプレミスでのメールシステムの設計、構築の経験
- インフラのスキル(ネットワーク、ストレージ)
- 上流工程の経験
- 報酬
- ~20万円/月
- 稼働日数
- 週1日
ここで紹介した案件以外にもFLEXYではサーバーエンジニアが活躍できる案件を多数取り扱っています。「週1〜5日」「フルリモート」「高単価」などさまざまな条件で案件を探せますので、まずはFLEXYサービスの内容をご覧ください。
サーバーエンジニアにおける副業案件を取得する方法
サーバーエンジニアとして案件を取得する方法はどのようなものがあるでしょうか?クラウドソーシングの利用など4つの方法をご紹介します。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングサービスを利用して副業案件を獲得する方法があります。有名なサービスとして、ランサーズやクラウドワークスなどのプラットフォームがあり、自分から案件に応募可能です。
初心者向けの案件も多くあるため、経験が浅いエンジニアでも副業を始めやすく、実績づくりに適しています。案件をこなして実績を積み重ねていった結果、高単価案件を直接依頼されることもあります。仲介者がいないため、自分で単価を交渉することも可能です。さまざまな案件があるため、単発案件やリモート案件など自分にあった仕事を選択しやすいです。また、自分のスキルを販売できるココナラなどのサービスもあり、依頼をもらって収入を得る方法もあります。高評価や販売実績が増えると、依頼が増える傾向があります。
サービス利用料として、報酬から手数料が差し引かれる点や案件の単価が低めな傾向がありますが、初心者にとっては副業を始める手段として有用です。
エージェントサイトを活用する
エージェントサイトを利用すれば、副業案件を獲得できます。このサービスでは、自分のスキル、知識、経験、働き方などの希望を伝えることで、専任のエージェントが適切な案件を紹介してくれます。専任のエージェントがエンジニアの経歴と業界トレンドを分析し、隠れた強みを発見してくれることもあります。
サービスでは、大手企業や高単価案件など、一般の副業案件サイトでは見つからない案件も取り扱っており、実力に見合った報酬を獲得可能です。さらに、案件紹介だけでなく、契約交渉や請求、確定申告などのサポートも提供され、仕事に専念できる時間が増えます。登録するだけで希望に合った案件を紹介してもらえるため、自分で仕事を探す手間がなくなります。交渉が苦手な方や案件を継続的に獲得したい方などにおすすめです。
前述のクラウドソーシングも含めて副業やフリーランスでおすすめの案件サイトを詳しくまとめた記事もありますので合わせて確認してみてください。
エージェントを利用する場合、FLEXYがおすすめ。FLEXYでは「週1〜5日」「フルリモート」「高単価」などのさまざまな案件を多数取り扱っています。スキルや希望条件等の登録を完了させ、FLEXY担当者と面談すると希望に沿った案件を紹介できますので、まずはFLEXYサービスの内容をご覧ください。
SNSを通して紹介をもらう
SNSで副業案件を見つけることも可能です。X(旧Twitter)やFacebookなどのSNS上で、サーバーエンジニアの求人募集している企業が増えており、これをソーシャルリクルーティングと呼びます。近年、多くの企業がSNSを使った採用活動を行っており、サーバーエンジニア向けの求人情報もSNSで公開されることが増えています。
SNSでの採用活動は、企業側にとって低コストで採用できるだけでなく、SNSでの情報発信や交友関係の確認によって、人材に対する理解が深まり、ミスマッチのリスクが低くなる利点があります。また、SNSは双方向のコミュニケーションが可能であり、企業とエンジニアの双方が納得できるマッチングになりやすいです。
エンジニアがSNSで仕事を獲得するには、自身のキャリアやスキルをSNS上でアピールすることが重要です。情報発信が目に留まれば企業からスカウトが来る可能性があります。逆に自分から企業にコンタクトを取ることも可能です。
SNSはスマートフォンから手軽にアクセスできるため、隙間時間を有効活用して仕事を探せます。ソーシャルリクルーティングだけではすぐに見つからない可能性があるため、求人サイトと併用して活動するのがおすすめです。
技術イベントやカンファレンスなどに参加する
エンジニア向けの技術イベントやカンファレンスへ参加することが、案件獲得の機会になる場合があります。Build Insiderが行った「勉強会・カンファレンスへの参加頻度」アンケート調査によると、最も多かったのが「年に2~3回は参加している」の25.8%です。未参加の割合は19.7%でしたが、年・月・週に何度かはイベントなどに出ているエンジニアが大多数です。
技術イベントにもさまざまな種類があります。例えば、
- エンジニア同士が雑談や議論をする「交流会」
- 実際にコードを書いて勉強をしたり開発した成果物で競ったりする「実践イベント」
- エンジニアが集まって自習する「勉強会」
- 講師の講義を受けながら実践する「ハンズオンセミナー」
- メイン外部から招いた有名な講師、著者、エンジニアの話を聞く「カンファレンス」
- 公開議論を見る「パネルディスカッション」
などのイベントがあります。
こういったエンジニアが集まるイベントに参加して新たな人間関係を築くことで、案件獲得に繋がることもあります。
サーバーエンジニアの副業案件獲得に必要なスキル
サーバーエンジニアとして副業の案件を獲得するためには、前提としてサーバに関するスキルや知識は必要となりますがセキュリティやクラウドに関するスキルがあればより獲得がしやすくなります。獲得に必要となる4つのスキルをご説明します。
サーバに関するスキル・知識
サーバ関連の副業案件を得るには、もちろんサーバに関する幅広いスキルと知識が求められます。まず、サーバの構築や運用には、Windows Server、Linux系、Unix系などのサーバ専用OSの知識が欠かせません。Linux系OSで代表的なものはUbuntu、Debian、UNIX系OSではSolaris、AIXなどです。これらのOSの操作と機能を理解することが重要です。さらに、必要に応じてサーバOSをインストール・設定し、コマンドを使いこなすスキルも求められます。
サーバーエンジニアには、OSだけでなくApacheやnginxなどのミドルウェアの知識も必要です。データベースにも詳しくなり、OracleやMySQLなどの操作スキルも求められることがあります。さらに、ネットワークエンジニアやインフラエンジニアの知識も求められる場合もあり、これらのスキルをもつことで市場価値が一層高まります。
セキュリティに関するスキル
案件を受注するためには、堅牢なセキュリティ対策のスキルと知識が不可欠です。ビジネスのIT化が進む中、サイバー攻撃が増加している近年の背景を踏まえて、サイバーセキュリティの重要性が高まっています。セキュリティ対策はサーバーエンジニアの職務の一部であり、インターネット上の脅威に備え、暗号化技術やセキュリティ対策の基本を理解し、企業のセキュリティガイドラインを遵守する必要があります。
クライアントである法人のサーバには個人情報や顧客情報などの大切なデータが含まれており、セキュリティ体制を確立して情報漏洩を防ぐことが重要です。したがって、案件を受けるには、インシデント対応やセキュリティ設計といった幅広いスキルの習得が必要です。また、セキュリティ技術の進歩は早いものがあり、常に最新情報を学習し続ける必要もあります。
セキュリティスキルの習得には、認定ホワイトハッカー、情報セキュリティマネジメント、公認情報セキュリティマネージャーといった資格の取得も有益です。これらの資格はセキュリティ領域での知識を深め、実践的なスキルを証明する手段にもなるほか、案件の応募時に高度なセキュリティスキルを証明する手段としても有効です。
クラウドに関するスキル
近年、多くの企業がクラウドを活用しており、クラウドコンピューティングサービスに詳しいエンジニアの需要が高まっています。そのため、AWSやGCP、Azureなどのクラウドサービスに関するスキル・知識があると市場価値が高まり、高単価案件を受注しやすいです。
さらに、企業がサーバをクラウド化する流れを受けて、サーバの仮想化技術があるエンジニアの需要も高まっています。例えば、VMwareやHyper-Vなどの仮想化技術のスキルがあると、受注できる案件の範囲が広がります。
今後もクラウド化の流れは進むことが予想され、案件を安定して獲得するためにはクラウド関連や仮想技術のスキルを磨くことが求められます。
コミュニケーションスキル
サーバ関連の案件では、ほかのエンジニアとの協力が多いため、相手の立場を理解してコミュニケーションを取るスキルが求められます。実際、業務中にチームなどの関係者やエンジニア同士で連携を取ったりするため、受注要件のひとつにコミュニケーションスキルを要求する案件も多いです。特に大規模な案件は多くの人が関わるため、円滑にコミュニケーションを取れるように日々備えておき、仕事に支障が出ないようにしましょう。
リモート案件の場合は、オンラインツールを通じてコミュニケーションを取るため、プロジェクトの情報共有やチームの話を傾聴する能力、フィードバック力が問われます。IT業界でもコミュニケーション能力が高いエンジニアは市場価値が高いため、日頃から磨いておくようにしましょう。
業務連絡以外では、クライアントに提案する際もコミュニケーションスキルが重要になります。相手のニーズを察し、価値がある提案をすることで信頼が得られ、次の高単価案件の獲得や人脈拡大に繋がる可能性があります。
高単価案件を獲得するポイント
副業としてサーバーエンジニアとして活動していく上では案件はより高単価なものを獲得できるようになるのが望ましいです。そこで、より高単価な案件を獲得できるように4つのポイントをご紹介します。
マネージャーやスペシャリストを経験する
副業で高単価案件を目指すなら、マネジメントやスペシャリストの経験と実績を積み、上流工程の案件を受注するのがおすすめです。サーバーエンジニアの数はそれなりにいますが、高度なスキルが求められる上流工程を得意とするエンジニアの数は少なめです。そのため、上流工程のスキルがあるエンジニアは需要が高い傾向があり、高単価案件を獲得できる可能性が高いです。
プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体を統括する責任者であり、チームコミュニケーションや折衝能力、マネジメント力が求められます。サーバーエンジニアの経験を積むことで十分目指せる職種です。管理能力がある方やコミュニケーションが得意な方に向いています。
スペシャリストは、専門分野に通じているサーバーエンジニアのことです。高度なスキルを活かしてチームを指導する役割があり、高水準の技術力を求められます。技術を向上させるのが好きな方や最新技術を追うのが苦にならない方が向く職種です。
初めはサーバーエンジニアとして経験を積んでいき、徐々に実力を高めることで、高単価の案件を受注しやすくなります。
講師・コンサル系案件を目指す
受注する案件や自分のスキルにもよりますが、通常のサーバーエンジニアよりも講師やコンサルタント系の方が高単価の案件が多い傾向があります。特にアドバイザー的な役割は拘束時間が短く、効率的に収入を得られる点も魅力です。
プログラミングスクール講師は、単価は控えめな案件が多いですが、週1時間などの短時間案件も選べるため、スキマ時間の副業に向いています。高収入を得たい場合は、企業研修の講師がおすすめです。講義以外に受講生からの質疑応答、成果物の評価などの業務があり、案件の単価は高く設定されています。
コンサル業の報酬体系は、時間報酬制と固定報酬制のどちらかが多いです。時間報酬制は単発や月1回などのスポットで受注できるタイプで、1時間あたり1万円ほどの報酬が得られます。固定報酬制は1案件あたり20万円前後が相場で、契約に応じた報酬を得られます。
コンサル業で高収入を得るには、コミュニケーションスキルが重要であり、正確なアドバイスを提供するためにも専門知識とクライアントが属する業界の理解度も問われます。講師やアドバイザー業でも同様で、生徒のレベルに合わせた指導と質問への適切な回答能力が重要です。特に初心者にもわかりやすく指導できる能力が求められます。
継続的な案件受注を行う
副業で収入を得るためには、案件を継続的に受注することが大切です。そのためには日々のスキルアップが欠かせません。新しい技術に興味を持ち、自己学習でスキルを高めましょう。自分のスキルや実績を適切にアピールできるように、ポートフォリオやスキルシートを作成しておくことも大切です。
継続的な学習によって新しいスキルを習得すれば、高単価案件を獲得しやすくなり、取得できる案件の幅も広がります。また、ひとつのスキルに偏らず、多様な案件に取り組んで実績と経験を積むことで市場価値が向上し、単価が上がる可能性もあります。
業務中はクライアントやチームとコミュニケーションを取るため、レスポンスの速さやテキストコミュニケーションの品質にも気を配りましょう。リモート案件では特に顔が見えないため、円滑なやり取りができるエンジニアはクライアントから信頼されやすいです。固い信頼関係を構築できれば、安心して仕事を任せてもらえます。
インフラに関するスキルを身に付ける
サーバーエンジニアが副業で収入を増やすには、対応できる案件の幅を広げることが重要です。そもそも、サーバーエンジニアはインフラ系エンジニアに分類され、企業の基盤を支える役割を担っています。インフラ全般に関わるエキスパートでもあり、ネットワークやデータベースなど多岐にわたる要素を把握し、最適なインフラを構築するスキルが求められる職種です。そのため、サーバ以外のインフラに関する幅広い知識やスキルがあると、インフラ構築全般の要望に対応できるため、クライアントから重宝されます。
また、マクロの視点でインフラ全体を捉え、用途に合わせて最適化する能力も重要です。インフラは複数の要素から成り立ち、エンドユーザーや企業の利用ニーズも考慮する必要があります。このような工夫ができるエンジニアはクライアントから高く評価され、高単価案件を獲得する機会が増えます。
副業やフリーランスで働きたい方に向けて
副業やフリーランスのサーバーエンジニア案件をお探しの方はFLEXYへの登録がおすすめです。
FLEXYではサーバーエンジニア案件を多数取り扱っていますので是非FLEXYへご登録の上、興味のある案件にご応募ください。
まとめ
サーバーエンジニアの副業として、サーバの構築・保守・運用、プログラミングスクール講師などのアドバイザー、Webライティング業があります。これらの副業で収入を得るには技術的な知識と経験、コミュニケーション能力が必要です。特に講師などのアドバイザー系は人に分かりやすく伝える力が求められます。
副業案件を獲得するには、クラウドソーシングサービスやエージェントなどを利用する方法があります。高単価案件を獲得したいなら、マネジメントやスペシャリストとして上流工程を担当するか、研修講師やコンサル業の案件を獲得するのがおすすめです。また、新しいスキルを学び続けてクライアントからの評価を高めていくことも重要です。