フリーランスエンジニアの案件探しの方法!知っておきたい案件獲得のための知識
こんにちは、FLEXY編集部です。
フリーランスとして独立した後、多くの場合苦心するのが案件探し。どれほど高いスキルを持っていても、自ら案件を獲得できないと収入を得られません。反対に、上手に、安定的に案件を獲得できれば、会社員以上に稼げる可能性があるのがフリーランスです。
そこで、ここではフリーランスエンジニアにおすすめの案件探しの方法や、案件獲得に必要となるスキルをご紹介します。
目次
フリーランスは案件探しで収入が決まる
冒頭でもご説明した通り、フリーランスは会社員とは異なり、どれほど高いスキルや素晴らしい実績を持っていたとしても、自動的に仕事が入ってくるわけではありません。案件を獲得できないと1円の収入も得られないのが現実です。
つまり、フリーランスはスキルや実績も重要ですが、同じく案件探し方法が大切なのです。独立する際は、案件を獲得する目処をいくつか立てておきたいところです。
フリーランスの主な案件探しの方法
フリーランスの案件探しには様々な方法があります。
エージェント
世間にはフリーランス専門エージェントがいくつもあります。専門を謳うだけあり、そこにしか掲載されていない条件のいい非公開案件もあるので、案件探しをする上では最もおすすめです。
こちらの記事ではフリーランスエンジニアにおすすめのエージェントを12社ご紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
フリーランスのエンジニアにおすすめなエージェントを12社厳選! 選び方、サービス内容を解説
知人からの紹介
知人またはかつての職場のつながりで案件を獲得できることがあります。
相手が自分のスキルを知っていれば案件のミスマッチも起こりにくいので、人脈は積極的に活用しましょう。
クラウドソーシング
フリーランスとして活動し始めたばかりでなおかつ実績がない場合は、クラウドソーシングで案件探しをするのも手です。
他の方法で案件を獲得するよりも報酬は低くなりがちですが、「未経験可」で成果物納品型のスポット求人が豊富にあります。
HPから直接応募
ある程度実績ができてきたら、自分のスキルを活かせそうな会社に直接売り込むのもいいでしょう。
採用したいポジションをWantedlyなどの媒体で公開している企業も多数あります。
特にIT企業の多くは常に人材不足ですから、HPやメール、Wantedlyを通して案件を探している旨を伝えると、意外と返信をもらえることがあります。
SNS
ベンチャーに多いのが、TwitterやFacebookといったSNSでフリーランスを募集しているケースです。
また、自分から案件を探している旨を発信しておくと、フォロワー伝いに担当者の目にとまることもあります。
勉強会(セミナー)
勉強会にはエンジニアだけでなく、採用担当者や人事の関係者も参加しています。
相手に気に入られてその場で案件を紹介してもらえたり、後日問い合わせが来たりすることは珍しくありません。
フリーランスが案件獲得に必要なスキル
プログラミング技術
Web系、インフラ系、ネットワーク系と案件ごとに必要とされるスキルは異なります。
そのスキルがないと案件は得られないので、やりたい分野があるのならスキルを磨きましょう。
学び続ける向上心
エンジニアの世界は日進月歩で新しい技術が登場します。
「1度覚えたから安心……」と思っているとすぐに置いていかれるので、アンテナを張り、貪欲に学び続けることが大切です。
営業力と交渉力
より高い単価で、より良い条件の案件を獲得するには、営業力と交渉力が欠かせません。
同じ案件でも上手に自分を売り込めれば、倍は難しくとも、単価を上げられる可能性があるのです。
コミュニケーション力
「フリーランス=個人プレー」と思われがちですが、それは違います。1つのシステムを組むためにはマネージャーやデザイナー、プログラマーなど様々な分野のプロフェッショナルが関わっており、彼らと円滑にコミュニケーションを図れないといい仕事はできません。
自己管理能力
フリーランスには会社員のように福利厚生がありません。頼れるものは己の体ひとつのみ。もし事故や病気で働けなくなれば、その期間の収入はゼロです。
そうならないためにも案件数を調整して、無理をしないよう、体調を崩さないよう自己管理する必要があります。
*参考サイト: フリーランスになるには?絶対に知っておきたい「フリーランスになるために必要な準備や手続き」を解説 https://flxy.jp/article/9987
案件獲得で最も大切なのは「信頼関係」
同じ案件に募集したとして、すでに1度仕事をしている方と、まったくの初対面の方、どちらが案件を得やすいかは明らかです。一方で、たとえ案件を獲得できても、スキル不足であったり、納期に間に合わなかったりして相手に迷惑をかければ、二度と案件は振られません。
それだけフリーランスにとって相手との信頼関係は大切な財産です。どのような内容の仕事であれ、案件を獲得したのであれば、プロとして最後まで責任を持って対応しましょう。
フリーランスエンジニアの主な職種
Webプログラマー
Webサイトのコーディングやアプリケーションの設計、運用保守をします。フリーランスエンジニアの案件では比較的数が多く、必要とされる言語は難易度が低めなので参入しやすい職種です。
インフラエンジニア
ネットワークやサーバーなどのハードウェア、そこに付随するソフトウェアの設計をします。保守を含めると年単位の作業になるため収入が安定しやすいのが特徴です。
ネットワークエンジニア
インフラエンジニアと似ていますが、主にネットワークそのものの設計や構築、保守運用をします。近年のIoTや5Gの普及にともない、ネットワーク案件は増えていくことでしょう。
資格情報は一つの判断材料
「未経験可」は別として、フリーランスが案件を獲得するには「実績」、「経験」、「技術力」が重視されます。これらがないとフリーランスエンジニアとして長期的に独り立ちするのは難しいです。
昨今ではフルリモートの案件も増えているので、経験からベストソリューションを導き、自走できるエンジニアが重宝されます。
資格よりもスキルや経験が重視されるのですが、以下のようなスキルが技術の証明として役立ちます。
・C言語プログラミング能力認定試験 ・Javaプログラミング能力認定試験 ・Unity認定試験 ・PHP技術者認定試験 ・Ruby技術者認定試験
また、以下のようなエンジニアとして幅広く求められる資格取得も有利に働きます。
・基本情報技術者試験 ・ネットワークスペシャリスト試験 ・情報セキュリティスペシャリスト試験 ・マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)
フリーランスとして一歩抜きん出るためのおすすめ資格
前述の資格のほかに、さらに以下の資格を組み合わせると他者との差別化ができるでしょう。
AWS認定資格
CTOや技術顧問、エンジニアに案件をご紹介するFLEXYでの調査によると、FLEXY経由で活躍されているフリーランスエンジニアの中にAWS認定資格を持っている方がいらっしゃいました。
資格よりも経験や技術力が重視されますが、チェックしておくのもいいでしょう。
画像引用▼ https://aws.amazon.com/jp/certification/
Linux技術者認定試験 LinuC
Linuxに関する高い知識と技術を証明できる資格です。LinuxとはオープンソースタイプのOSで、世界中で関連サービスが開発されています。特にクラウド環境や仮想技術の分野ではLinuxを主力OSとして導入している企業が多く、スキルがあるとそれだけ重宝がられます。
オラクルマスター
Oracle Databaseに関係する管理の知識や技術を証明できる資格です。Oracle Databaseとは最小単位の「行」レベルで排他制御をすることで、同時に複数の処理ができるデータベース管理システムのこと。国内で高いシェアを誇るため、資格を取得しておくと案件の幅が広がります。
応用情報技術者試験(基本情報技術者試験の上位版)
前述の基本情報技術者試験より上位の国家資格です。基本情報では情報処理に必要な基礎知識が求められるのに対して、応用情報ではマネジメントや法務、戦略などより実践的な知識や技術が問われます。
また、国家資格なだけあり知名度も高いので、他者との差別化に最適です。
在宅ワークの一般化で案件増加に期待
ここまでフリーランスとして案件探しの方法や案件獲得に求められるスキル、あるといい資格などをご紹介してきましたが、そもそもフリーランスの将来性はどうなのでしょうか。
FLEXYではフルリモートの案件を多数扱っています。どこからでも働くことができるので、地方在住のエンジニアでも都市部の条件の良い案件を獲得しやすくなっているので、フリーランスには追い風と言えるでしょう。
まとめ
フリーランスの最初の一歩としてもっとも大変なのが「案件の獲得」。どれほどスキルが、実績があっても、案件を獲得できなければ収入は得られません。
すでにフリーランスとして活動していて案件獲得に悩みのある方、これからフリーランスとして活動する予定で不安を抱える方は、ぜひ本記事を案件探しの参考にしてみてください。
なお、案件探しの方法でも紹介しましたが、より条件の良い案件をスムーズに獲得したいのなら、非公開案件も含めてエージェントがマッチングを行ってくれる、フリーランスエンジニア向けのエージェントに登録することをおすすめします。
企画/編集:FLEXY編集部