人気の高いJavaScriptのフレームワークVue.js!フリーランスでどんな案件が受注できるかも併せてご紹介!

フロントエンドアプリケーションのエンジニアを中心に、大きな支持を集めるVue.js。どのような理由でVue.jsは注目されているのでしょうか。
本記事ではVue.jsの特徴と魅力を解説しつつ、フリーランスエンジニアが習得するとどのような案件が獲得できるようになるかを紹介します!
目次
Vue.jsとは?
Vue.js はJavaScriptのアプリケーションフレームワークの一種です。開発者は元GoogleエンジニアであるEvan You(エヴァン・ヨー)氏です。Angularを用いた業務経験で得た知見を生かして開発しました。
JavaScriptはフロントエンドアプリケーション開発における主要スクリプト言語ですが、その開発をより効率化する目的で開発されました。JavaScript のフレームワークとしては、React、Angularに並ぶ人気を誇ります。
主にWebアプリケーションにおけるUI部分など、クライアントサイドの開発に用いられます。アプリケーションの構築方法として、データ処理部と表示部、伝達部分を分割してそれぞれ連携させるアーキテクチャの1パターンであるMVVMパターンを採用しています。
Vue.jsの特徴って?
ここではVue.jsの特徴を紹介し、人気を集める理由を解説していきます。
(1)コンポーネント機能
アプリケーションをパーツ単位(コンポーネント)に分けて設計や開発を行うことができます。例えば、Webアプリケーション開発においては、ボタンや文字や数値などの入力スペースなど、複数のページで使い回す機会が多く登場します。こうした機能が登場する度に一からコードを作成するのは大きな手間がかかります。この場合、一度作成したコンポーネントを再利用することで、複雑な記述を何度も書く手間を省略可能です。これによって、開発作業の効率化、スピード向上が図れます。
(2)ディレクティブ機能で簡潔なコード記述を実現
Vue.js にはHTMLに属性を付与して、自動的にDOM(Document Object Model)操作を行う、独自の組み込み機能(ディレクティブ)があります。DOM要素への実行内容をライブラリに伝達することができるのです。他のJavaScriptフレームワークの場合は直接的にDOMを操作しなければなりませんが、Vue.js の場合は独自機能によってこれを省力化します。
ディレクティブ機能を用いることで、HTMLとJavaScript間の値やイベントといった要素の関連付けを自動的に行えるようになり、簡潔で分かりやすいコードが記述できるようになります。例えば、HTMLで記述した内容を表示するか、非表示にするかといった選択を柔軟に切り替えられるようになります。全体としてのコード記述量を削減できるので、開発スピードを高速化できます。
(3)双方向データバインディングに対応
UI上での入力データとUIの描画をリンクさせ、どちらか片方のプロパティへの変更がもう片方のプロパティに反映される「双方向データバインディング」に対応しています。Vue.jsにおいては、DOMとデータが関連付けられているため、データを更新するとDOMが自動的に更新されるという仕組みが出来上がっています。これによって設計と開発の省力化を同時に実現します。
たとえば、Webアプリケーション上の入力フォームからテキストを入力すると、ページ上に表示されるテキストなどのデータがリアルタイムで変化する、といった仕掛けを実装することが可能です。ちなみに、双方向データバインディング機能自体はJavaScriptのフレームワークであるjQueryなどにも搭載されています。ただjQuery の場合、多数の要素について処理を記述すると、コードが複雑化してしまい可読性が低くなるという問題があります。その点、Vue.jsは双方向データバインディングを行っても、コート自体の記述はシンプルなものにできるので、あとからコードを見直す際にも苦労する心配はありません。
(4)他のJavaScriptフレームワークを知ってれば習得は早い
Vue.jsは現時点ではフレームワークの規模が小さく、構造自体もシンプルです。よほど複雑な開発に用いるのでない限り、新たに学習しなければならない要素は少なくて済むでしょう。また、Vue.jsの公式サイトにはAPIリファレンスや使用例が分かりやすくまとめられており、初学者にとっては十分な学習環境だと思われます。
そもそもJavaScriptのフレームワークであるため、JavaScriptの基礎的なスキルを身につけていれば、それほど苦戦することなく短時間の学習でも実践的な開発が行えるはずです。また、Vue.jsはAngularJSやKnockout.jsといった、JavaScriptフレームワークの良い点を踏まえた上で設計されたという開発経緯があります。もちろん用語や機能の違いはありますが、これらのフレームワークの使用経験があるならば馴染みやすいフレームワークだといえるでしょう。
また、人気が高いフレームワークですので、日本語の技術ブログなどエンジニアによる情報共有も活発に行われています。学習の途中、あるいは実務の中で不明点が生じたら、検索して都度キャッチアップできる環境が整っているといえます。
実際にVue.jsで開発したサービスとは?
Vue.jsを使って開発されたサービスは多数存在します。有名企業の開発事例としてはZOZOやDeNA、GMOペパボの他、Retty、一休によるものがあります。こうした企業をはじめとして、Webアプリケーション、サービスを展開する大手IT企業やスタートアップが、開発に積極的に取り入れています。
より詳しい開発事例やVue.jsの最新動向について情報を入手したい方は、Vue.js開発者が集まる日本最大級のカンファレンス「Vue Fes Japan」に参加してみるのも良いでしょう。Vue Fes Japanは毎年開催されている開発者イベントで、企業担当者による開発事例やノウハウの共有が積極的に行われています(*2020年は開催見送り)。例えば、過去の登壇社の1社であるnoteは、Vue.jsのフレームワークであるNuxt.jsをフロントエンド開発に採用し、表示高速化を図った事例を紹介しています。Vue Fes JapanはVue.jsコミュニティからの注目度も高く、Vue.jsに興味のある開発者にとっては必見だといえるでしょう。
どのくらいの案件数がある?
Vue.jsは、国内のWeb開発現場では多くのエンジニアから支持されている、人気の高いJavaScriptフレームワークです。Web開発におけるJavaScriptの重要性と存在感はもはや言うまでもありませんが、それに伴ってVue.jsが活躍する機会も多くなっています。特に人気が高いのがスタートアップのWeb開発現場です。こうしたクライアントからの案件の数が最近では目立つようになっています。
こうした案件を獲得する上では、Vue.js はもちろん、JavaScriptへの深い理解や開発経験などが求められます。また、Vue.jsを用いた開発は基本的にフロントエンド開発が中心となりますが、フロントエンドだけでなくバックエンドの開発知識、スキルを備えたエンジニアであればより案件を獲得しやすくなります。
フリーランス・副業求人への応募方法
以下に掲載されている求人案件への応募方法をご紹介します。
企業名や詳しいお話を聞きたいという方は、まずはFLEXYコンサルタントがご説明しますのでご連絡ください。
*FLEXYへご登録していない方で、案件の詳細にご興味のある方は FLEXYに登録よりご連絡ください。
【業務委託の仕事の契約期間】 本記事には業務委託の契約期間を明示していません。
スキルや状況により、契約期間は随時変更されますが、3ヶ月から半年、1年での契約など様々です。
ご連絡いただきましたら、FLEXYコンサルタントより詳細をお伝えさせていただきますのでお気軽にお問い合わせください。
新しい挑戦!フリーランス向け求人案件をご紹介!
自社プロダクトの開発(Vue.js開発案件)
自社プロダクトの追加機能でリモートで参加していただける方を募集しています。
フルリモートの働き方ができるので、東京都以外からの参画もできます。
*FLEXYへご登録していない方で、案件の詳細にご興味のある方はFLEXYに登録よりご連絡ください。
関西地方の企業へリモートで参加
CRMツールのフロントエンド、テックリード(JavaScript)
基本的にはこちらの案件もフルリモートでの参加です。
Vue.js案件の働き方
FLEXYからVue.js案件のご支援をした事例をご紹介します。
【FLEXYからご紹介した方の業務内容】 バックエンドのメンバーは、要素技術の成果をLP制作に活用できるよう、APIとしてサービス化するのが主なミッションです。言語は主にKotlinを使っていますが、ちょっとしたAPIは他の言語でServerlessで作ることも多いです。Reverse Designの技術はLPに限らずバナーやチラシなど、さまざまなデザイン領域に応用がきくと思っています。横展開を考えたときにマイクロサービス化は避けては通れないと考え、最近はgRPCの導入といったマイクロサービス基盤の整備に積極的に取り組んでいます。 フロントエンドのメンバーは、バックエンドで整備されたサービスを使ってLP制作を効率化するための社内Webサービスを開発しています。ちょうどFLEXY経由でご紹介頂いた方になります。Vue.js、Nuxt.jsを使っていて、言語はTypeScriptを使っています。
全文は、以下をご覧ください。 LPの制作にAIを活用。課題ドリブンなチームに採用された人材とはーーガラパゴス https://flxy.jp/article/9652
まとめ
開発を容易に、高速化するコンポーネント機能やディレクティブ機能から、Webサービス開発現場でますます注目の高まるVue.js。日本語の参考文献も充実しているので、初学者でも無理なく最新情報にキャッチアップしながら学んでいくことができます。
そもそもJavaScript自体がWeb開発において重要なポジションを占めていることは言うまでもありません。その開発を更に効率化するフレームワークということで、将来的にはさらに需要が高まると予想されます。JavaScriptを得意とするWeb開発のフリーランスエンジニアであれば、身につけておいて損のないフレームワークといえるでしょう。
Vue.jsは、人気の高いJavaScriptのフレームワークですので転職やフィリーランス転向にも向いています。
フリーランス案件をもっとみたいという方は、ぜひ、FLEXYに登録ボタンから案件をご覧ください。