案件紹介サービス「FLEXY CREATORs」をリリース!

2020年10月12日、FLEXYから新たに「FLEXY CREATORs(フレキシークリエイターズ)」がリリースされました。

FLEXYを通じて、フリーランスや副業で活躍するクリエイターと企業を業務委託契約でマッチングする本サービス。

なぜ今、「クリエイター」に特化した新規サービスの立ち上げに至ったのか。デザインに対する世界的な認識やクリエイターを取り巻く環境の変化といった背景も含め、サービスの概要をFLEXY事業部のリーダー寺島健一さんに話を聞きました。

 

すでにFLEXYにご登録のプロ人材は、再登録は必要ありませんのでご安心ください。

優秀なデジタルクリエイターと企業をつなぎ、課題解決する

寺島健一|FLEXY部リーダー 富山県出身、大学から上京。新卒で音楽業界に就職し、結婚を機に大手ディベロッパーへ転職。6年間勤務した後、2018年10月にサーキュレーションにジョイン。FLEXY部のリーダーを勤める。

― 新サービスのリリース、おめでとうございます!!FLEXY CREATORsとはどのようなサービスですか?

寺島: 一言で表現すると、FLEXYが行ってきたプロシェアリングサービスをクリエイターに特化させたサービスです。企業が抱えているデザイン、クリエイティブに対する課題を解決するため、FLEXYのデータベースに登録いただいている優秀なクリエイターの方々をアサインさせていただきます。

対象は現在Webに力を入れている、もしくはこれから力を入れようとしている企業全般です。IT企業だけではなく、非IT企業も幅広くご支援します。 クリエイターサイドには同時に数社で活躍してもらうイメージで、優秀なクリエイターの知見をどんどん世の中に広めていきたいと考えています。

―「クリエイター」と言っても幅広いと思いますが、主にどんな領域を指しているのでしょうか?

寺島: どちらかと言えばデジタルクリエイターの領域を指していますね。その中でも職種はかなり細分化されますが、主に「Webマーケティングや戦略、経営に紐付いたデザインを行うクリエイター」という意味で捉えていただければと思っています。

― 「Webマーケティングや戦略、経営に紐付いたデザイン」とは、具体的にどのようなものですか?

寺島: 現在、あらゆる会社の主戦場はWebに移り変わりつつあります。激しい競争の中で勝つために、UI/UXデザインやサービスの導線を見直すといった動きが例としてわかりやすいかもしれません。

こうしたデザインの上流にはSEO対策やマーケティングへの接続をしっかり考えるプロデューサーやディレクター、マーケターの存在がありますし、近年はCDO(デザイン最高責任者)と呼ばれるポジションも急増しています。デザインや導線の改修が直接経営戦略に紐付けられつつあるということです。

リリースの背景にある「デザイン」への世界的な再評価

― FLEXY CREATORsを立ち上げるに至った経緯にも、そうしたデザイン価値の変化が関係しているのでしょうか?

寺島: そうですね。世界的に見ると、2016年前後からコンサルファームがデザイン会社を買収する流れがあり、経営とデザインは強く結びつけられるようになりました。デザイン経営も少しずつ浸透し、クリエイターへの見方自体もここ数年でかなり変化しはじめています。

その一方で、業界内にはSESなどの旧来の構造に押しつぶされて優秀な人材が業界を去ってしまうケースが多く、クリエイターの重要性に反して人材不足に陥るという現状があります。

こういった状況を変革するため、我々が提供するプロシェアリングサービスと世の中に求められる需要とを合致させたいと考えました。FLEXYに登録いただいている優秀な人材を企業が気軽にアサインできるようにして、企業課題の解決を加速させていく。これが、今回FLEXY CREATORsを立ち上げた大きな背景と目的です。

― クリエイター当人を取り巻く環境はどのように変化しているのでしょうか。

寺島: デザインそのものは、簡易的に制作できるツールが溢れています。専門的な技術を学ばなくても、一定クオリティのデザインは誰にでも作れるようになりました。デザイン制作というピラミッドの裾野は大きく広がり続けているんです。

ただ、デザインへのハードルの低さに反比例するように、経営目線・組織目線を持ったクリエイターの価値は今まで以上に高まっています。具体的には組織やUI/UXの考え方に紐付いたデザインをする、あるいはPMとしてチームを率いて、営業とも連携しながらサービス全体を動かすといった部分です。

こうした高次の動きができるクリエイターへの需要の高まりは数字にも現れています。グッドパッチ社の調査によれば、デザインエグゼクティブを迎え入れたい、デザイン組織を拡大したいと考えている企業は100社のうち半数を超えているとされます。

画像引用: 企業のデザイン投資トレンドについて(グッドパッチ社)

― デザイン責任者を立て、しっかりとしたデザイン組織を作りたいと考える企業が多いということですね。

寺島: 大手企業ではデザイナーの採用割合がここ5年間の間に9倍にまで増加しています。

さらにデザインに投資した企業の株価が過去10年の間に2.1倍にまで増加したというデータも出ており、企業にとってクリエイターが大きな存在感を持っていることが成果でも示されています。

画像引用: 経済産業省・特許庁 産業競争力とデザインを考える研究会

― サーキュレーションも、社内でデザイナーの方が活躍されていますね。

寺島: デザイナーを採用することによって、デザインを内製化できるのは大きなポイントですね。デザインを依頼するにあたり、背景にある思いやストーリー、導線、ユーザーに感じてほしいことまでしっかりと擦り合わせることで、当初イメージしていたものから何倍もの価値ある制作物が出来上がります。

サーキュレーションではかなり細かく打ち合わせをして制作に取り掛かっていただくのですが、デザイナーさん自身も当社のビジョンに共感してくれている方なので、言葉にせずとも意図を汲み取ってくれることすらあります。それがときには想定を超えたアウトプットになることを考えると、やはりデザイナーの存在は組織にとって大きな変化を生み出すと言えるでしょう。

クリエイターの稼働事例を3件ご紹介!

ー FLEXYで、実際に企業にアサインされたクリエイターの活動について簡単にご紹介いただけますか?

寺島: 以下に、3つ例を挙げさせていただきます。

ケース1:デザイン顧問による支援

概要: もともと社内に数名規模のデザイナー組織を抱えていた組織の案件です。育成や評価制度が整っていなかったため、以前DMMでデザイン統括を担っていたクリエイターをアサインしました。

支援内容: まずは課題抽出をした上で、デザイナーたちとコミュニケーションを取りながら育成プランを作成。ロードマップを引き、現在進行系で組織改善を行っています。

ケース2:ディレクターによる支援

概要: B向けの業務改善ツールを開発・提供している企業の案件です。サービスのローンチ以降、ある程度企業データが蓄積されていたのですが、プロダクトの成長のために上手く活用できていないのが課題でした。そこで、データ分析やマーケティング、さらにはGAを用いて導線設計もできるディレクターをアサインしました。

支援内容: データの見直しを行い、サービスのボタンの位置や細かい遷移の調整を図っています。新たにKPIも設定しました。

ケース3:UI/UXデザイナーによる支援

概要: プロダクトを立ち上げるタイミングだった企業のご支援です。デザイナーを何人も雇う余裕がなかったため、UI/UXデザインのみならず、ディレクションやコーディングまで幅広く手掛けるクリエイターをアサインしました。

支援内容: 企業のビジョンやミッションに基づいたストーリーを作成し、そこに紐付いたUI/UXデザインをゼロベースから作成。さらにコーポレートデザインやロゴの作成までを全て手掛けました。

更なる飛躍を目指して

今までも、上記の例のようにクリエイター領域でプロジェクトのご支援はさせていただきましたが、市場のニーズも加速し、FLEXYの中でも独立したサービスになるので、より力を入れていく予定です。

業務委託契約ですので、雇用のリスクもなく、必要な時に必要なだけご稼働いただけるというところもこのサービスのメリットです。

またクリエイターの皆さん向けのイベントも開催していきます。第一回目は、アフターコロナにおけるデザイン組織課題をテーマにCreators meet upを開催ました。参加は無料ですので、イベントレポートもぜひご覧の上、お気軽にご参加ください。

FLEXYイベント情報直近開催のイベントに関しては、connpassからご覧ください。 https://flexy.connpass.com/
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