数字から導くUIデザインで気をつける3つのポイント

沖縄から、フリーランスで働く

はじめまして。沖縄でフリーランスのUI/UXデザイナーをしている中渡潤です。

みなさんはデザイナーと聞くと華やかでとてもキラキラしたお仕事をイメージをされる方が多いと思います。 しかし、私が担当しているプロジェクトはポイントモール系のWEBサイトのUI改善で アクセス解析ツールやBI(Business Intelligence)ツールを使い日々数字とにらめっこをしているお仕事です。 デザイナーのイメージとは少し違う地味なお仕事といっても過言ではありません。

しかし地味なその役割はとても重要で、売り上げに大きく貢献するポジションでもあります。 今回は私がUIデザインをする際に気をつけている3つのポイントをご紹介したいと思います。

1.「自己満足で終わってはいけないその先にいるユーザーを意識する」

デザインを進めて行く際に私は常にそのデザインが本当に必要なデザインなのかを意識しています。 時には少し時間をおきデザインを見直す事でWEBサイト全体のバランスを調整します。 デザインを改善をする際は「PV(閲覧数)」「クリック(数/率)」「コンバージョン(数/率)」のどちらに影響するのか?を 自分の中で意識をして作業を進めています。

アクセス解析ツールを使う事でユーザーが何を求めているのかある程度の動向を読み解く事ができます。 クリック数が少ない場合は「ボタンだという事が分かりにくい」、コンバージョンが少ない場合は「興味があったがよく見てみたら思っていた物とは 違う物だった」などアクセス解析ツールを使う事で画面の向こうにいるユーザーを意識して数字を読み解きます。

デザインを決める場合やテストをする際はチーム内で常にデザインのレビューをしています。 何故そのデザインにしたのかアクセス解析ツールの数字を元に仮説を立てロジカルにメンバーに説明ができなければいけません。 色や形、時にはフォントまで根拠のある説明ができ、自己満足にならない意味のあるデザインを心がけています。

2.「数字を意識する」

私の担当しているプロジェクトではUIを決定する際にA/Bテストというテストを行っています。 A/Bテストというのは簡単に説明すると「A」というデザインと「B」というデザインを50%の割合で表示して、 結果AとBどちらの数字が良かったかを調査するテストです。

数字といっても見るべき数字は閲覧数、クリック(数/率)、コンバージョン(数/率)など様々あります。 A/Bテストを行う際は具体的に何の数字をどの程度改善するのか仮説を元に事前に打ち合わせをして決めます。 テストをした結果、良い結果についてはもちろんなのですが、私の場合は期待したほど数字がでなかった場合のデザインにも注目するようにしています。 「なぜ仮説通りの結果にならなかったのか」「良い結果のデザインと何が違うのか」に注目する事で次のデザインに活かす事ができると考えているからです。

デザインをする際に具体的に数字を意識して何かを作るというデザイナーは少ないと思います。 しかし、数字を意識する事でチームとして持っているサイトの課題と自分が感じているサイトの課題、二つの認識をすり合わせる事ができますしその課題が改善されているのかを具体的に知る事もできるので、サイト改善に悩んでいる方やこれからデザイナーを目指している方などは是非「数字を意識するデザイン」を意識して欲しいと思います。

3.「KPIを意識する」

Google Analyticsのキャプチャ

私のプロジェクトではよく「KPI」というワードがでてきます。 KPIとはKey Performance Indicatorの略で重要業績評価指標とも呼ばれています。 あいまいになりがちがWEBサイトの達成すべき数字を明確化して目標を設定しその目標が達成されているか常にチームで確認をする為のものだと思ってもらうと分かりやすいかもしれません。KPIの最終目標は売り上げでもあるのですが、その前にはまずアクセス数を増やす、クリック数を増やす、コンバージョン数を増やすなどの事前のプロセスが必要です。

「数字を意識する」と少し考え方が似ているかもしれませんがKPIを意識するというのはチーム全体の目標、部署としての目標、最終的には会社としての目標を意識するという違いがあります。私が担当しているUIデザイン改善はその施策のほんの一部でしかなく他の部署と連携をして新しいコンテンツを作ったり、広告を出してみたりと多くの人たちと関わっていきます。デザイナーといっても単にデザインを作るだけではなく、今取り上げられている問題を他の部署のメンバーと連携をして解決する為の提案ができるフットワークの軽さも意識して仕事を進めています。

今までお話をしてきた「自己満足で終わってはいけないその先にいるユーザーを意識する」「数字を意識する」「KPIを意識する」はマーケティングの思考がとても強いものとなっている為デザイナーとしてあまり関係のない物だと思われがちですが実はそうではありません。

デザイナーの役割は情報を整理してユーザーの求める物を分かりやすく整理して提供する事ではありますが、どのような業種であれ売り上げをあげるというミッションにデザイナーも関わっているんだという事を忘れてはいけません。「A/Bテスト」や「KPI」はEC系のサイト以外でも使えるテストや考え方なのでみなさんの今後の業務にほんの少しでもお役にたてたら幸いです。

nakawatari


この記事を書いた人
中渡 潤
nakawatari-jun
2017年末まで数年間フリーランスのUI/UXデザイナー、フロントエンドエンジニアとして東京を中心に活動。 現在は沖縄でリモートワークのお仕事をしています。

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